“子ども”相手の店や業態は長続きしない
街の「うまいもの」を食べようとする人にとって、「ターゲットは、20代の若い女性です」、なんていう飲食店を今どきわざわざより好む人はいないと思うが、街の初心者である“子ども”をターゲットにして商売をしている店はやはり多い。
が、おもちゃ屋さんや駄菓子屋さんと違って、飲食店の場合、“子ども”をメイン顧客として想定する店舗や業態は長続きしない。
おいしい料理やうまい酒は、流行ベースで変わってしまうものではない
“子ども”の消費嗜好は、かいつまんで言うとおもちゃやキャラクターやぬいぐるみショーである。だからすぐに飽きるしいつまでも無知のままだ。
「いつまでもおもちゃや遊園地に行って遊んでいたらダメだ」と言うと、ふくれたり泣き出したりする。だからまた新しいおもちゃを買い与えないと、グズりわめき続ける。
そういう“子ども”の欲求をターゲットにして、その都度商品を開発したりするも当然アリだし、商売としてはなかなかエキサイティングなものだろう。
ただそういうのは家庭でのみやっていてほしい。
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