「焼鳥を串から外して食べることはやめてもらいたい。一本一本丁寧に刺し、丁寧に焼いているんです。これでは切った肉をフライパンで焼いても同じ。絶対美味しくない」
というとある焼鳥屋さんのメッセージを乗せたTwitterが炎上していた。
その焼鳥屋さんは「切なるお願いです。こんなことを言える立場では…」というエクスキューズな姿勢だったが、この種の「正しい食べ方」についてのあれやこれやは、このところますます派手な罵詈雑言的意見が飛び交う様相を呈している。
中には「一番上の肉は大きめで味濃いめ、中盤から終盤で火加減や塩の振り変えて1つの起承転結を創り出しているのです」というような書き込みもあって、「なるほどなあ」と思ったりもする。
けれども「食べにくいし、好きに食わせろ」「いちばんおいしい食べ方をするべきだ」という左右2つの見方に大方が別れている。
目を覆いたくなるのは「金払ってんだからどう食おうが勝手だろ、舐めてんのかコラ」といった暴言、「にぎり鮨をネタとシャリを分けて食べるのか」「フレンチに行って手づかみで食うのと同じ」といった一刀両断的なスタンスであり、それがことごとく的外れでシロウト丸出しである。
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