私がタコライスを好きなのは「丼スピリット」があるからです。そんな風にいきなり云われてもなんのこっちゃと思われましょうが、タコライスは丼にこそ入っていませんがご飯の上におかずを載せて手軽に食べられちゃうと云う点で丼の基本的精神に溢れているのです。タコスの具であるタコミートやチーズや生野菜をご飯の上に展開してあるのがタコライス。ご飯と合わせることで満足感アップ。お小遣いの少ない若い米兵さんにリーズナブルな値段でお腹いっぱいになってもらおうと云うタコライスのスピリットに心から敬意を表します。
全国に沖縄料理店があって、今やどこででもタコライスを食べられますが、やはり沖縄で食べるとひと味違います。沖縄そばもテビチの入ったおでんも好きですが、やはり沖縄に行ったらタコライスを食べたい。私の知っている限りですが、タコライスの美味しい店を幾つかご紹介します。
そのタコライスの歴史を紐解くと意外と浅くて、誕生は1984年。
国頭郡金武町の『パーラー千里』(2015年に閉店)が発祥の店。そこでタコライスを開発された方が『キングタコス』と云う沖縄県内のチェーン店を通じて伝播し定着していったとのこと。やはりここはオリジナルを食べようと云うことで、金武町にある『キングタコス金武本店』へ行ってみましょう。那覇市内から車で1時間強かかります。電車とかはありませんから(バスはあるけどチョー時間かかります)是非レンタカーなど借りて車でおいでください。金武町はタコライス発祥の町にしてタコライス世界一の町。2010年にジャンボタコライス(2,000食分!)を作ってギネス記録に認定されています。そして『キングタコス金武本店』へレッツゴー。
こちらでただ「タコライス」とオーダーするとご飯の上にタコミートが載っただけのタコライスが出て来ます。チーズや野菜はトッピングですのでご注意を。ちなみに米兵さんたちは生野菜が嫌いな人も多くてチーズだけトッピングして食べていたりします。ここで戴くタコライスはボリューム満点。食べても食べても減らない山の如きタコライス。ウマウマウー。
スパイシーだけど優しい味のタコミートとご飯との相性バツグン。サルサソースの爽快感もイイ。この満足感がオリジナル。沖縄県内に7つの支店がありますので、是非『キングタコス』を訪れてタコライスを満喫してください。
キングタコス金武本店
- 電話番号
- 090-1947-1684
- 営業時間
- 10:30~翌1:00
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
そして今度は那覇市内へ。賑やかな国際通りから牧志公設市場の方へ入って行って、ずっとそのままアーケードを歩いて行くとかなりディープな界隈に達します。この辺りの唯一無二の沖縄感が大好きです。サンライズなは商店街に当たったらすぐ右に行くとタコライスの店『赤とんぼ』があります。テイクアウト主体ですが、店の前のテーブルで食べることも出来ます。
サイズは大・中・小とあって、小食な方なら小サイズで充分。中サイズでかなり食べ応えあります。気さくで飾らないタコライスですが、タコミートの味わい深さ、野菜やサルサソースのフレッシュ感、全てが丁寧で素晴らしい。ウマウマウー。ここも是非訪れて欲しい店です。
タコス・タコライスの店赤とんぼ
- 電話番号
- 098-866-9535
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そしてもう一軒も那覇市内。
有名な『ジャッキーステーキハウス』にもタコライスがあります。
昭和アメリカンな雰囲気漂う店内はいつも大混雑。もちろんステーキも戴きますが、タコライスもどうぞ。サイズはサイドディッシュ的でコンパクト。でも存在感は凜としている。タコミートの肉感がたまらなくイイのは肉をメインに扱っているステーキハウスの手腕なのか。ウマウマウー。夜遅くまで営業していますのでこちらも是非。
沖縄ですと『吉野家』にタコライスがあるくらい、タコライスは日常の食べ物として根付いています。前回行った時は3日間で7食(コンビニ含む)タコライスを食べました。
タコライスブラボー。
また沖縄に行ったらタコライス三昧します。美味しかったです! 御馳走様でした!
ジャッキーステーキハウス
- 電話番号
- 098-868-2408
- 営業時間
- 11:00~翌1:30(L.O.1:00)
- 定休日
- 無休 ※年末年始休
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※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。