お正月が終わると余りがちなお餅。焼いて食べるのが一般的だが、いつもの食べ方に飽きてしまった人も多いのでは? そんなあなたにぴったりの救済レシピ! 余った切り餅で簡単にモチモチの大福が作れる仰天レシピを紹介する。大福の生地に使う材料は、「切り餅」と「水」と「砂糖」だけ。レンジでチンするだけの簡単調理で、特別な道具も必要なし。
材料もお正月の余ったあんこでOK。中に入れるもの次第でアレンジ自在なので、自分だけのオリジナル大福で楽しもう。
1.モチモチとろ~りな「基本の大福」の作り方
まずは基本の大福の作り方をご紹介。モチモチと柔らかい食感の生地と甘いあんこの組み合わせは、まさに大福そのもの。生地に砂糖を練り込んでおくことで、時間が経っても固くならずに、柔らかいままいただくことができる。切り餅1つで大福2つが作れるのもうれしいポイント!
<レシピ>
■材料(2個分)
・あんこ … 80g
・片栗粉 … 適量
・[A]切り餅 … 1個
・[A]水 … 大さじ2
・[A]砂糖 … 大さじ1
■作り方(調理時間:15分)
① 耐熱ボウルに[A]を入れ、ラップをして500Wのレンジで2分間加熱する。
② 餅と水分をなじませるように、麺棒で滑らかになるまで混ぜる。
(※レンジから取り出す時、ラップを剥がす時は大変熱いので火傷に要注意。)
③ 片栗粉をふるったバットに移し、指で触れる程度の温度になるまで冷ます。
④ スケッパーなどで半分に切り、指先に水をつけて餅を伸ばす。
<ポイント>
中央を厚め、端を薄めに伸ばすと、丸めた時に大福が均等な厚さになる
⑤ あんこを40gずつに分けて丸め、餅の上に置く。
⑥ 餅の端を中央に集め、摘むようにくっつける。
⑦ ひっくり返して余分な粉を落とし、形を整えて完成。
基本を押さえたところで、応用レシピもご紹介! お好みの具材を入れられるところも、手作りならではの楽しさ。
2.甘酸っぱさがたまらない!クリームチーズ入りの「イチゴ大福」
大人も子どもも大好きなイチゴ大福。赤と白の可愛らしい見た目と、甘酸っぱいイチゴと甘いあんこのハーモニーに魅了されること間違いなしの一品。今回は、基本の大福のレシピを応用し、クリームチーズを入れてまろやかな酸味もプラス。普通のイチゴ大福に飽きてしまった人にもぜひ試してほしい。
<レシピ>
■材料(2個分)
・あんこ … 60g
・クリームチーズ … 30g
・イチゴ … 2個
・片栗粉 … 適量
・[A]切り餅 … 1個
・[A]水 … 大さじ2
・[A]砂糖 … 大さじ1
■作り方(調理時間:15分)
① あんこは30gずつ、クリームチーズは15gずつに分ける。
② クリームチーズを丸め、あんこで包んでおく。
③ 耐熱ボウルに[A]を入れ、ラップをして500Wのレンジで2分間加熱する。
④ 餅と水分をなじませるように、麺棒で滑らかになるまで混ぜる。
(※レンジから取り出す時、ラップを剥がす時は大変熱いので火傷に要注意。)
⑤ 片栗粉をふるったバットに移し、指で触れる程度の温度になるまで冷ます。
⑥ スケッパーなどで半分に切り、指先に水をつけて餅を伸ばす。
<ポイント>
中央を厚め、端を薄めに伸ばすと、丸めた時に大福が均等な厚さになる
⑦ ②を餅の上に置く。
⑦ 餅の端を中央に集め、摘むようにくっつける。
⑧ ひっくり返して余分な粉を落とし、形を整える。
⑨ 包丁で大福の上部に切れ込みを入れ、ヘタを取ったイチゴを押しこみ、完成。
3.濃厚なココア生地で包めば、濃厚スイーツのできあがり!「チョコバナナ大福」
お次は、チョコ✕バナナの鉄板の組み合わせ。あんこは苦手…という方にもおすすめしたい一品だ。濃厚ビターなココア生地に、バナナ&クリームの相性はバツグン。チョコ好きの人は、中に入れるクリームをチョコホイップに変えてもOK。とろ~り濃厚な味わいを楽しんで。
<レシピ>
■材料(2個分)
・バナナ … 4cm
・ホイップクリーム … 小さじ4
・ココアパウダー(生地用) … 小さじ1
・ココアパウダー(仕上げ用) … 適量
・[A]切り餅 … 1個
・[A]水 … 大さじ2
・[A]砂糖 … 大さじ1
■作り方(調理時間:15分)
① バナナは2センチずつの輪切りにする。
② 耐熱ボウルに[A]を入れ、ラップをして500Wのレンジで2分間加熱する。
③ 餅と水分をなじませるように麺棒で滑らかになるまで混ぜ、ココアパウダー小さじ1を加えムラがないように混ぜる。(※レンジから取り出す時、ラップを剥がす時は大変熱いので火傷に要注意。)
④ 片栗粉をふるったバットに移し、指で触れる程度の温度になるまで冷ます。
⑤ スケッパーなどで半分に切り、指先に水をつけて餅を伸ばす。
<ポイント>
中央を厚め、端を薄めに伸ばすと、丸めた時に大福が均等な厚さになる
⑥ ホイップクリーム小さじ2とバナナを餅の上に置く。
⑦ 餅の端を中央に集め、摘むようにくっつける。
⑧ ひっくり返して余分な粉を落とし、形を整える。
⑨ 仕上げのココアパウダーをふるって完成。
余ったお餅とはいえ、せっかくならおいしく食べたいもの。大福なら時間が経っても固くなりにくいので、空き時間に作って小腹が空いた時に食べられるのも嬉しい。
アレンジ次第でどんどんバリエーションが広がるこのレシピなら、友人や親戚が集まった時にみんなで作るのも楽しそう。自分だけのオリジナル大福で、冬のおやつタイムを楽しんで。
<作者プロフィール>
なかざわ あやの
1991年生まれ。新潟県出身。
新潟を拠点に、レシピコラム執筆・テレビCMでのフードスタイリストを中心に活動中。
Instagram: https://www.instagram.com/que_delicioso/
HP: https://que-gostoso.amebaownd.com/
(編集、メニュー監修:河瀬璃菜/フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com/)