パリで4店舗を構え、30年支持され続けるBean to barの名店『シャポン』の日本1号店がついに登場
2017年1月6日(金)に『シャポン 自由が丘 カフェ&ブティック』がグランドオープンした。創業者のパトリス・シャポン氏のキャリアは、バッキンガム宮殿で、パティシエとしてスタート。公務で忙しいロイヤルファミリーに、スイーツを供していた。
その後、カカオとショコラの魅力に魅せられてショコラティエを目指し、カカオの味わいを最大限に引き出すための製法としてBean to barに辿り着いた。Bean to barとはBean(豆)からbar(板チョコ)まで一貫して一人のショコラティエが手掛ける製法で、パトリス・シャポン氏は100年ほど前のアンティークカカオロースターを自らの手で数年かけて修理し、こだわりのローストができる環境を構築した。
産地ごとのカカオの風味を食べ比べできるタブレット! バレンタインには限定商品も登場
グランドオープン初日には、そんなこだわりのBean to barの食べ比べも開催。世界中のカカオ農園に足を運んで農家と契約し、仕入れたカカオ豆の中でも焙煎に最適な時期のカカオ豆だけを焙煎。自分の手で焙煎することで、ロースト加減やコンチング具合を調節し、産地ごとのカカオの魅力を上手に引き出しているのだ。
『シャポン 自由が丘店』で販売されているBean to barタブレットは6種類。スタンダードな「ヴェネズエラ」、マイルドフルーティの「マダガスカル」、フルティーな「ペルー」、ナッティーな「キューバ」、酸味・苦味・カカオの味をもっとも感じられる「100%ヴェネズエラ」、サクサク香ばしい「ヌガティーヌ」。店内にはそれぞれのカカオ豆の香りを体験できるスペースも設けられている。
バレンタイン限定商品として登場する「シャポン カカオワールドセレクション」には、12の産地のタブレットが3枚ずつ、合計36枚入っており、各産地の香りと味わいを食べ比べできる。
「サロン・デュ・ショコラ パリ」で2度もグランプリを受賞した『シャポン』のボンボンショコラ
『シャポン 自由が丘店』では、タブレットだけでなくボンボンショコラも堪能できる。テイクアウトで購入するだけでなく、フランスから直輸入したボンボンショコラの食べ比べも楽しめるのだ。
ボンボンショコラは『シャポン』オリジナルデザインの美しいお皿で提供。ティーカップもオリジナルデザインになっている。
ガナッシュやプラリネがベースとなり、それぞれの種類にいくつものフレーバーが存在。スモークソルトとキャラメルのプラリネなどユニークな商品もある。
さらに、ピンク色のハートとリップ型のボンボンショコラが詰まった「バレンタインスペシャルセレクション」も限定販売される予定。
7色に輝く宝石! アンティークジュエリーの「瑪瑙(めのう)」をイメージしたボール型の「プラリネアガーツ」
なんといっても『シャポン』の商品で一番目をひくのは「プラリネアガーツ」。シャポン氏自らがデザインしたパッケージの中には、アンティークジュエリーの「瑪瑙(めのう)」をイメージした丸いショコラが入っている。
サクサクの自家製プラリネをホワイトチョコレートでコーティングし、7色で着色。美しくモダンなデザインがパリジェンヌに大好評の人気商品だ。
手に乗せてみると、手毬のように愛らしく、なんともフォトジェニック。オリジナルデザインのプリント柄が1粒ずつ異なっているのも面白い。
さらに、クマを形取ったデザインの「ウーソンプラリネ」もイベント当日限定で提供。これらは、全国有名百貨店のバレンタイン会場にて発売される予定。食べるのがもったいないくらいかわいらしく、プラリネアガーツ同様、様々なプリントデザインがあるのでお気に入りの柄を見つけてみてはいかがだろうか。
この他にも、自家製クーベルチュールでオレンジや生姜をコーティングしたチョコレート菓子「エギュイエット・オランジュ」や「エギュイエット・ジャンジャンブル」も順次発売予定で、春以降にはカカオの味わいが存分に楽しめる産地別の「ムース・オ・ショコラ」も食べられるそう。
常に新しい味を追い求めるパトリス・シャポン氏が織りなすショコラの芸術をぜひ体験してほしい。
<写真・文>グルメライター/フードアナリスト/調理師 野山苺摘
<メニュー>
シャポン カカオワールドセレクション 6,950円
バレンタイン限定BOX12個入り 5,400円
※価格全て税込
シャポン自由が丘店
- 電話番号
- 03-6421-2920
- 営業時間
- 10:00~20:00 定休日 無休
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。