クロナッツで一躍有名になった『ドミニクアンセルベーカリー』。いまなお、NYではソーホーの『ドミニクアンセルベーカリー』の前には行列が見かけられるし、日本でも表参道に日本1号店がオープンし大人気の行列店となり、さらには2017年3月29日(水)には銀座三越に2店舗目をオープンする予定。2号店では、日本の食材や伝統を取り入れた他にないメニューが登場するとか!
一方ニューヨークでは、ウエストビレッジに姉妹店である『ドミニクアンセルキッチン』があるのをご存知か? ベーシックなクッキーやクロワッサンは『ドミニクアンセルベーカリー』にもあるが、あとはこの『ドミニクアンセルキッチン』でしか食べられないものが揃う。
作り置きではない出来たてのペストリーを
スイーツの中で特に見た目がキュートで人気があるのは、Hidden Apple Tatin($8.00)だ。鳥かごのようなメッシュの下にアップルケーキが置かれ、その上に生クリームが可愛らしく並ぶ。メッシュの上にかかった粉砂糖は繊細な雪のよう。乙女心をくすぐるフォトジェニックなデザートだ。結構ボリュームがあるので、ランチの後にこれを食べるとしたら、軽めのランチがお勧め。
Mini Matcha Beignets(6ピース$6.50)も人気商品の1つ。これは、小さなドーナツのようなペストリーに砂糖入りの抹茶がかかっている。『ドミニクアンセルキッチン』では、オーダーを受けてから調理や仕上げをする料理が多く、このMini Matcha Beignetsもオーダーが入ってから揚げる。従って、ちょっと待たないといけないのだが、出てきたときは温かい。甘さも適度で、ほっとなごむスイーツだ。ランチ用メニューで一番人気があるのはクロックムッシュだそう。枝豆入りアボカドトーストや、ソーセージとレンティルのスープなどもある。
話題のデザートテイスティングコースを
ドミニクアンセルキッチンのメインは1階だが、今年から2 階でU.P.と名付けた夕食後のデザートテイスティングコースを始めた。ペストリーキッチンの中に置かれた最大12人まで座れるテーブルで、デザートのみのコースを提供している。メニューは半年ごとに変わり、現在やっているのは、DDQ(ドミニクのデザートバーベキュー)。焼肉、バーベキュー、フォンデュ、バンチャンなどにインスパイアされたイメージをデザートで再現した。ラベンダー風味の塩、羊のミルクを使ったヨーグルト、セロリアックのチップスなど、なかなか凝ったラインナップだ。ほうじ茶のアイスクリームもある。料金は一人あたり$55に$11のサービスチャージ、さらに$6.86の税金がかかる。
U.P.は毎週水曜日から日曜日までの19時半~と21時半~の回があり、事前にhttps://up.dominiqueanselkitchen.comでチケットを購入するシステムだ。ちなみにU.P.は、Unlimited Possibilities、つまり無限大の可能性の頭文字。これからもデザートを通じて今までにないものづくりに挑戦していく、ドミニクの気概がこもったネーミングなのである。
DOMINIQUE ANSEL KITCHEN(ドミニクアンセルキッチン)
- 電話番号
- 212-242-5111
- 営業時間
- 9:00~21:00
- 定休日
- 無休
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。