発酵いらずで簡単!「北欧風シナモンロール」の作り方
カリッ&モッチリとした心地の良い食感と、食べた瞬間に広がるシナモンと甘い香りがたまらない「シナモンロール」。サクッとした膨らみの生地や凝った見た目から、自分で作るのは難しそうに見えるが、実は「発酵なし」で簡単に作ることが可能。
発酵なしなら発酵時間の見極めもしなくていいので、パン作り初心者でも挑戦しやすい。クルクルと成形するのも楽しい時間だ。
今回は、コロンと可愛らしい形も魅力の「北欧風シナモンロール」の作り方をご紹介。
ひと口かじれば、シナモンとカルダモンの香りが口いっぱいにふんわり。生地に「カルダモンパウダー」を入れることで香りにアクセントが加わり、より本場の味に近づける。
北欧のシナモンロールのトッピングといえば粒状の砂糖が定番だが、日本のスーパーでは手に入りにくいため、今回はアーモンドに変更。こんがりと焼けたカリカリ食感が心地の良いアクセントに。
■材料(6~7個分)
・[A]強力粉 … 150g
・[A]薄力粉 … 50g
・[A]ベーキングパウダー … 大さじ1
・[A]グラニュー糖 … 大さじ1
・[A]塩 … ひとつまみ
・[A]カルダモンパウダー … 小さじ1
・[B]ヨーグルト … 110g
・[B]ハチミツ … 大さじ1
・[B]溶き卵 … 1/2個
・バター(混ぜる用) … 10g
・溶き卵 … 1/2個
・バター(塗る用) … 10g
・グラニュー糖 … 大さじ2
・シナモン … 小さじ2
・アーモンド … 15g
■作り方(調理時間:60分)
① ボウルにAを入れ、混ぜ合わせる。
② Bを加えてヘラで混ぜ合わせ、生地がまとまってきたらバターを加えて滑らかになるまでこねる。丸く整えてラップをし、10分置く。
③ 生地を30cm×20cmにのばし、電子レンジ600w30秒加熱して溶かしたバターを塗り、グラニュー糖、シナモンをかけなじませる。
<ポイント>
ラップで生地を挟み、麺棒で伸ばすと生地がくっつかずスムーズに作業ができる。
④ 手前からクルクルと巻いていき、綴じ目をしっかりと摘んでとじる。
⑤ 包丁で台形になるように交互に斜めに切っていく。
⑥ 細い面を上に向け、少し押して成形する。
<ポイント>
細い辺を小指を横にして押すと横のクルクルがキレイに出る。
⑦ クッキングシートを敷いた天板に並べ、溶き卵を塗り、粗く砕いたアーモンドをトッピングする。
⑧ 180度に予熱したオーブンで20分ほど焼く。
「イーストを使わずベーキングパウダーを使うと硬くなってしまうのでは?」と思うかもしれないが、成形する際に生地を薄く伸ばし、砂糖をまぶして巻くことで、柔らかくしっとりとした仕上がりに。翌日もカチカチにならないので、おやつにも朝食にも使えるのが嬉しい。
カリッフワッモチッの食感と甘~い香りが楽しめるシナモンロール、1時間以内に作れるのでぜひ気軽に挑戦してみてほしい。
<レシピ作者プロフィール>
鈴木麻友子
フードコーディネーター。
1987年生まれ。
桑沢デザイン研究所卒業後、インテリアショップでディスプレイなどを担当。祐成クッキングアートセミナーで学び、フードコーディネート、スタイリングをしながら日々活動中。
“おいしく食べて、心も体も内側からキレイに”をテーマに、体にいいものや、旬の食材を取り入れたレシピをメインに研究している。
Blog:http://ameblo.jp/5050kamui
Instagram:http://instagram.com/mayu_uco
(編集、メニュー監修:河瀬璃菜/フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com/)