「ポテトサラダ」というと付け合わせのイメージを持つ人がほとんどだが、ここ最近では「ポテサラ専門店」が登場するほど人気で、じわじわとその地位を上げてきている。
ただ、家で作るポテサラはジャガイモにマヨネーズや酢、塩コショウなど定番の調味料を混ぜ合わせたシンプルなものが多く、味付けがマンネリになりがち。
そこで今回は、コチュジャンやオリーブなど、普段はポテサラに入れないような調味料・食材を使い、ひと工夫加えたアレンジレシピを紹介する。いつものポテサラに混ぜ合わせるだけなので、調理はとっても簡単。さっそくチェックしていこう!
1.ピリ辛&コクのある味わいがあとを引く!「コチュジャン」+「チーズ2種」
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マヨネーズと酢の酸味にコチュジャンの適度な辛さがマッチした韓国風ポテサラ。さらにチーズを加えることでコクがプラスされ、刺激がありながらもバランスのとれた味わいに。韓国海苔で巻いて、「ポテサラ海苔巻き」にするのもアリ。
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<レシピ>
■材料(1人分)
・ジャガイモ(男爵) … 1個(120gくらい目安)
・塩 … 小さじ1/4
・マヨネーズ … 小さじ1と1/2
・酢 … 小さじ1
・[A]コチュジャン … 小さじ1/2
・[A]カッテージチーズ … 小さじ1/2
・[A]粉チーズ … 小さじ1/2
■作り方(調理時間:3分 ※ジャガイモの茹で時間を除く)
① ジャガイモは皮をつけたまま、たっぷりの水で沸騰直前の火加減で茹でる。じっくり火を通すことで甘みが出るので、強火で一気に茹でないようにする。
② 竹串を刺して、下まですっと通るくらい柔らかくなったら火を止める。ジャガイモが熱いうちに皮を向き、ヘラやマッシャーなどでよくつぶす。
③ 塩、マヨネーズ、酢とAをよく混ぜ合わせる。
④ 器に盛って完成。
2.まるでザワークラウト!「粒マスタード」+「キャベツ」+「ソーセージ」
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粒マスタードのピリ辛感が効いた、ザワークラウトのような味わいのドイツ風ポテサラ。キャベツのシャキシャキ感を際立たせるため、茹でずに生で使うのがオススメ。色味が鮮やかなので、テーブルを綺麗に彩ってくれる。
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<レシピ>
■材料(1人分)
・ジャガイモ(男爵) … 1個(120gくらい目安)
・塩 … 小さじ1/4
・マヨネーズ … 小さじ1と1/2
・酢 … 小さじ1
・[A]粒マスタード … 小さじ1/2
・[A]キャベツ … 20g
・[A]ウインナー … 1本
■作り方(調理時間:5分 ※ジャガイモの茹で時間を除く)
① ジャガイモは皮をつけたまま、たっぷりの水で沸騰直前の火加減で茹でる。じっくり火を通すことで甘みが出るので、強火で一気に茹でないようにする。
② 竹串を刺して、下まですっと通るくらい柔らかくなったら火を止める。ジャガイモが熱いうちに皮を向き、ヘラやマッシャーなどでよくつぶす。
③ キャベツは細かくザク切りにする。ウインナーはボイルしてから、5mm角ほどに切っておく。塩、マヨネーズ、酢、Aをよく混ぜ合わせる。
④ 器に盛って完成。
3.和のテイストをプラス! 和食の献立に合わせやすい「柚子胡椒」+「ツナポテサラ」
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柚子胡椒の爽やかな辛さがツナのうまみを引き立てる、和テイストのポテサラ。プチッとはじけるコーンのみずみずしさがアクセントとなり、しつこくない味わいに。筆者イチオシのアレンジだ。
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<レシピ>
■材料(1人分)
・ジャガイモ(男爵) … 1個(120gくらい目安)
・塩 … 小さじ1/4
・マヨネーズ … 小さじ1と1/2
・酢 … 小さじ1
・[A]ツナ … 20g
・[A]柚子胡椒 … 小さじ1/2
・[A]コーン … 大さじ1/2
■作り方(調理時間:3分 ※ジャガイモの茹で時間は除く)
① ジャガイモは皮をつけたまま、たっぷりの水で沸騰直前の火加減で茹でる。じっくり火を通すことで甘みが出るので、強火で一気に茹でないようにする。
② 竹串を刺して、下まですっと通るくらい柔らかくなったら火を止める。ジャガイモが熱いうちに皮を向き、ヘラやマッシャーなどでよくつぶす。
③ 塩、マヨネーズ、酢とAをよく混ぜ合わせる。ツナは油をキッチンペーパーなどで余分な油を落とす。柚子胡椒はほぐしておく。
④ 器に盛って完成。
4.甘辛い味わいがまさにエスニック!「スイートチリソース」+「ササミ」
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ササミのさっぱりとした味わいに、スイートチリソースの甘辛さがよく合うエスニック風アレンジ。時間がないときは、ササミの代わりにサラダチキンなどを使ってもOK。
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<レシピ>
■材料(1人分)
・ジャガイモ(男爵) … 1個(120gくらい目安)
・塩 … 小さじ1/4
・マヨネーズ … 小さじ1と1/2
・酢 … 小さじ1
・[A]スイートチリソース … 小さじ1と1/2
・[A]チキンササミ(レトルト) … 10g
・ドライパセリ … 適量
■作り方(調理時間:3分 ※ジャガイモの茹で時間を除く)
① ジャガイモは皮をつけたまま、たっぷりの水で沸騰直前の火加減で茹でる。じっくり火を通すことで甘みが出るので、強火で一気に茹でないようにする。
② 竹串を刺して、下まですっと通るくらい柔らかくなったら火を止める。ジャガイモが熱いうちに皮を向き、ヘラやマッシャーなどでよくつぶす。
③ 塩、マヨネーズ、酢とAをよく混ぜ合わせる。
④ 器に盛り、仕上げにドライパセリをふりかけて完成。
5.クラッカーに合わせておもてなしにも! 「オリーブ」+「生ハム」
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オリーブの独特の風味と、生ハムの塩気が調和したイタリア料理の雰囲気漂うポテサラ。クラッカーに抜群に合うので、おもてなし料理としてもオススメ。ワインと一緒にどうぞ。
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<レシピ>
■材料(1人分)
・ジャガイモ(男爵) … 1個(120gくらい目安)
・塩 … 小さじ1/4
・マヨネーズ … 小さじ1と1/2
・酢 … 小さじ1
・[A]オリーブ(種ぬき) … 15g
・[A]生ハム … 15g
・ブラックペッパー … 適量
■作り方(調理時間:3分 ※ジャガイモの茹で時間を除く)
① ジャガイモは皮をつけたまま、たっぷりの水で沸騰直前の火加減で茹でる。じっくり火を通すことで甘みが出るので、強火で一気に茹でないようにする。
② 竹串を刺して、下まですっと通るくらい柔らかくなったら火を止める。ジャガイモが熱いうちに皮を向き、ヘラやマッシャーなどでよくつぶす。
③ オリーブは3mm幅ほどに輪切りする。生ハムははさみで細かく切っておく。塩、酢、マヨネーズとAをよく混ぜ合わせる。
④ 器に盛って完成。
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いつも同じ味付けになりがちなポテサラも、ほんのひと手間アレンジを加えるだけで、味わいも見た目の印象もガラリと変わる。ベースのポテサラを多めに作り、5種類のアレンジをまとめて作っても食卓が賑やかになって楽しい。さっそく今日の献立に活かしてみて!
<レシピ作者プロフィール>
薗部雄一
1984年7月1日生まれ。今年6月出産予定の子供を持つパパ。働き方をテーマにした記事を書く仕事をする。
2016年10月、妻の妊娠をきっかけにパパの働き方への関心を強めるとともに、妊娠中や出産後の女性へ向けたレシピ作りの取り組みもスタート。妻の妊娠がわかったときからの心境や生活の変化をリアルタイムでブログに綴っている。
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(編集、メニュー監修:河瀬璃菜/フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com/)