奥渋に個性派グルメがまたまた誕生! ホンモノの長崎B級グルメが味わえる「トルコライス」専門店

2017年06月12日
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奥渋に個性派グルメがまたまた誕生! ホンモノの長崎B級グルメが味わえる「トルコライス」専門店
Summary
1.ツウなグルメが集まる“奥渋”にトルコライス専門店がオープン
2.トルコライスの名前の由来はトルコから⁉
3.ピラフ、カツ、スパゲッティの三拍子揃ったワンプレートはボリューム満点!

“トルコライス”という長崎発祥のB級グルメをご存じだろうか。カレーピラフと、デミグラスソースがかかったトンカツ、スパゲッティがワンプレートにのった、ボリューム満点のご当地グルメだ。長崎では、ちゃんぽんと同じくらい知名度が高く、どの洋食店に行ってもそのメニューは存在する。通常、トルコライスは喫茶店や洋食店などで提供されることが多いが、2017年1月、奥渋で日本初(!?)となるトルコライス専門店『トリコ』がオープンした。

トルコライスの名前の由来ってなに?

ところで、トルコライスの名前の由来を知っているだろうか。諸説あるが、まず、トルコという国名を冠しているため、トルコ発祥の料理ではないかという説。しかし、イスラム教国であるトルコは、豚肉を食すことができないムスリムが多く、またトルコにこのような料理はないという。

次にトリコロール説。ピラフとカツ、スパゲッティがトリコ(ロール)カラーに見えることからその名がつけられたという説。また、長崎で営業している『ビストロ・ボルドー』というビストロの創業者が神戸の将校クラブに勤めていた際に、将校らに供したトルコの炊き込みサフランピラフから広がったという説がある。

どの説もはっきりと立証はされていないが、トルコライスは1950年代にすでに長崎で食べられていたという。そして、長崎には今でも「トルコライスの元祖」と謳う店がたくさん存在しているというから興味深い。

トルコライス専門店が奥渋谷に登場し早くも話題沸騰!

そんな長崎のご当地グルメのトルコライスだが、今回、奥渋にオープンした『トリコ』のオーナーは長崎出身の田中悠大さん。「自分の生まれ故郷である長崎が誇るB級グルメのトルコライスですが、東京では食べられるお店がほとんどありません。東京から長崎やトルコライスを発信して、故郷に恩返ししたいと思って、お店をオープンしました」と語る。

『トリコ』のトルコライスは専門店ならではの一皿だ。ピラフは定番のカレーピラフの他、チキンライス、シーフードピラフ、ガーリックライスからセレクトできる。スパゲッティはナポリタン、ミートソース、カレースパゲッティ、ペペロンチーノ、和風スパゲッティから。フライはポークフライ、チキンフライ、から揚げから。そしてソースはデミグラスソース、カレーソース、ホワイトソース、タルタルソースからお好みで選べるというもの。

さらにトッピングに目玉焼きやポテトサラダ、マカロニサラダ、スモークサーモンなど6種類を用意。トッピングを合わせるとなんと2,000近くの組み合わせがあり、自分だけのオリジナルのトルコライスがいただけるのだ。もちろん王道はカレーピラフにナポリタン、ポークフライにデミグラスソースだが、これだけの選択肢があると遊び心が刺激され、さまざまな組み合わせを試してみたくなるだろう。

「一番こだわったのは、どの料理も単品で食べてもおいしいということ。注文が入ってからピラフを作り、フライを揚げ、パスタを炒めるなど作り立てはもちろん、定番のデミグラスソースはたっぷりの野菜を煮込んでフォン・ド・ヴォーを作ってから、ワインとともにじっくりと煮込んだものです。カレーも牛スジでだしを取った牛スジカレーで、すべて手作りで手間ひまかけて作っています」

夜は長崎の焼酎と一品料理が楽しめる居酒屋に!

また、夜にはトルコライス専門店から、トルコライスも食べられる飲み屋へと変わる。ここでは、長崎を代表する焼酎の一つである壱岐スーパーゴールドやビール、ワインなどのお酒とともに一品料理がいただける。

一番人気はから揚げ。醤油、酒、昆布やニンニク、ショウガでひと晩下味を付けた鶏もも肉を二度揚げして、カリッとジューシーに仕上げており、自家製のタルタルソースとともにいただく。

長崎でよく食されているという角煮は、下茹でに4時間、味付けに2時間煮込んでとろけるような味わいに。

そして居酒屋の定番メニューであるポテトサラダとマカロニサラダが一皿に盛られた、酒呑みにはたまらないメニューもある。つまみは日替わりだが、仕入れによっては長崎から直送される鮮魚でつくるつまみも登場する。気軽に飲んで食べて、〆にがっつりトルコライスを堪能するという楽しみ方もできるのだ。

まだまだ知られていない長崎のご当地グルメ・トルコライス。トルコライス初心者も長崎出身の人も誰もがおいしく楽しめる専門店が『トリコ』だ。長崎の知られざる魅力を再発見できるだろう。

【メニュー】
トルコライス レギュラー 1,080円~
唐揚げ(タルタルソース) 580円
豚の角煮 600円
ポテト&マカロニサラダ 530円
長崎産アジのすり身 580円
タコの和風カルパッチョ 600円
※価格は税抜

TORICO(トリコ)

住所
〒150-0047 東京都渋谷区神山町10-8
電話番号
03-6886-2357
営業時間
11:30~15:00、18:00~23:00
定休日
不定休

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。