パリの大人気ビストロが誕生し早くも予約がとりにくい話題店に
フランス・パリ18区モンマルトルに本店を構える人気ビストロ『サクレ・フルール』が日本初上陸。2017年4月17日、神楽坂の路地裏に日本第1号店がオープンした。
同店は本店でも大人気の名物「ステックフリット(ステーキとフライドポテト)」と「タルタル」をメインにしたフランス伝統の料理を供するビストロで、オープン以来、行列の絶えない店として、早くもグルメ通に大注目されている。
内装は、木材を多用し、温かみがあり、オシャレなのに気取らない雰囲気。お店は3フロアで構成されており、1階はボックス席とテーブル席、2階は目の前で肉が焼かれる風景が窺えるカウンター席、3階はグループ用の宴会個室がそろっている。また、店内のとある場所にはカップル専用の秘密のテラスがあるのだとか。デートや女子会、友人との会食など様々なシーンで利用したい。
赤身肉のうまみがギュッと詰まった「タルタル」は感動レベルのおいしさ
では、おすすめの料理を紹介しよう。まず一品目は人気の高い「国産牛のクラシックタルタル」(写真上)だ。国産牛は特別栽培された有機ワラやコーンなどを飼料にして、北海道函館市の大沼で育てられた「大沼牛」のみを使用。牛の体調を管理しながら飼料の量や配合を一頭一頭変えて育てた牛は健康的でおいしさもバツグンだ。
この大沼牛を低温調理して、生肉の触感に近づけたものを提供。卵黄とお肉を混ぜてから、アーリーレッド(赤タマネギ)、ピクルス、ケッパー、パセリ、マスタード、ケチャップの6種類の薬味と一緒にふんわりと切るように混ぜ合わせる。
ケチャップの無邪気な甘みに、マスタードのすっきりとした味があとを引くおいしさで、良質な赤身肉とのバランスは申し分ない。
ジューシーな牛肩ロースをホットストーンで豪快に!
『サクレ・フルール』を訪れるほぼすべての人のお目当てといえば、「ステックフリット」。こちらは「シャロレー牛肩ロース300g」(写真上)で、「フリット」が添えられる。
お肉は300gからがホットストーンでサーブされ、最初の片面を3分しっかり焼き、あとはさっと炙って水分をとじこめ、ジューシーに仕上げる。
あとは自分で、ホットストーンの上で好みの焼き具合に仕上げる。食べ終えるまでお肉はアツアツのまま。レア、ミディアムレア、ウェルダンと徐々に変化し、肉のうまみや香りの違いが楽しめる。
まず、岩塩とペッパーで肉本来の味を堪能。それから3種類のソース(写真上)で楽しもう。さっぱりといただけるオニオンソース、うまみを引き立てるペッパーソース、そして肉の味をよりリッチにさせるブルーチーズソースの3種類。
また、フリットはおかわり自由。2度揚げしているため、外はカリカリ、中はほっくりと甘い。現在は長崎・鹿児島産のジャガイモを使用しているが、今後は北海道産のものに切り替える予定だ。
サイドディッシュもメインを張れる自信作ばかり!
看板メニューの他にも、サイドディッシュと呼ぶのが惜しいほどに本格的で、クラシックな味付けを忠実に再現したビストロ料理がスタンバイする。
たとえば「グルヌイユのポワレ クリーミーマッシュポテト添え」(写真上)。こちらはカエルを使ったフランスの郷土料理。たっぷりのニンニクとパセリで味を調えるのが本場流。白身魚のような香りに、プリっとした鶏肉に似た触感で、味はさっぱりとしてクセがない。その分、香草をたっぷりと使用し、バターたっぷりのマッシュポテトと合わせて、満足度の高い一皿に仕上げている。
「料理を食べて、フランスにゆかりがある人は懐かしんでいただき、フランスに行ったことがない人は、旅のイメージを味わっていただければうれしいです」とスタッフ。ひと口食べれば、あなただけのパリの情景が浮かぶはずだ。
(取材・文/カメイアコ)
【メニュー】
フランス産シャロレー牛 肩ロース300g 3,888円
国産牛のクラシックタルタル 1,058円
グルヌイユのポワレ クリーミーマッシュポテト添え 1,188円
トラディッショナルオニオンスープ 626円
豚すね肉の煮込み マロンソース レンズ豆添え 1,944円
フランス産ワイン(ボトル) 3,132円~
※価格は税込
Sacree Fleur サクレ フルール 神楽坂
- 電話番号
- 050-5492-5060
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- ランチ 11:30~15:00
(L.O.14:30)
ディナー 17:00~23:30
(L.O.22:30)
- 定休日
- 月曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。