駅直結!「世界一の朝食」で有名な『神戸北野ホテル』の洋食が食べられるファミリアル・レストラン

2017年09月03日
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駅直結!「世界一の朝食」で有名な『神戸北野ホテル』の洋食が食べられるファミリアル・レストラン
Summary
1.阪急電鉄西宮北口駅から直結の兵庫県立芸術文化センター内に誕生した洋食店
2.幅広い年齢の客層が一緒に楽しめる“ファミリアル・レストラン”
3.「世界一の朝食」で有名な「神戸北野ホテル」の素材選びとフレンチの技術を駆使した洋食が並ぶ

「神戸北野ホテル」の山口浩シェフが監修した洋食レストラン

上品で落ち着いた雰囲気ながら、交通アクセスが良く、関西のどこへ行くにも便利な阪急電鉄西宮北口駅。商業施設「阪急西宮ガーデンズ」の誕生をはじめ、ここ数年の間に街が急激に整備され、今では「関西で住みたい街」ランキングで、常に上位に選ばれている人気のエリアだ。

その阪急電鉄西宮北口駅に直結するコンサートホール「兵庫県立芸術文化センター」内にあったのはフレンチダイニングレストラン『イグレックテアトル』。2005年の誕生から約12年間、「神戸北野ホテル」のフレンチが芸術文化センター内で食べられるとあって、公演のために訪れる人々や近隣住民をはじめ、多くのファンに愛されてきた。

街の開発と共に、周辺にはマンションや戸建てが増えており、『イグレックテアトル』を利用する客層もファミリー層が多くなってきたという。小さな子供連れだとフレンチはなかなか楽しみづらいという声もあり、コンセプトとメニューを一新。2017年5月18日、幅広い年齢の客層が一緒に楽しめる、ファミリアル(フランス語で‟家族の“を意味する)レストラン『THEATRE-Le Bois-(テアトル ル・ボア)』として生まれ変わることとなった。

もともと「神戸北野ホテル」にあるダイニング『イグレック』でも展開してきた「神戸ビストロ洋食」をベースに、海老フライ、ハンバーグ、スパゲティ、カレーライス、ステーキなど、誰もが想像しやすく、親しみやすい、気軽に食べていただける「これぞ洋食!」をメニューにそろえる。

レストランの入口は、芸術文化センターの2階にある。1階と2階の吹き抜けの空間を、回廊がぐるりと包み込んでいるが、その回廊の1画が『テアトル ル・ボア』だ。天井がとても高いため、昼間はとっても開放的。窓の外には緑をのぞみ、店内にもグリーンが多く配されているため、リラックスして食事ができるナチュラルな空間となっている。

一方、夜のとばりが下りると、天井にたくさん配されたライトがまるで星空のように輝く。幻想的な雰囲気の中での食事も楽しめると評判だ。

『ホテル』レベルのおいしい洋食をカジュアルに堪能できる!

カジュアルに楽しめるのが洋食の魅力だが、「こちらの店でも、舌の肥えた団塊の世代を筆頭に、親子孫と三世代のお客さまに楽しんでいただけます」と山口浩シェフ。その言葉通り、フランス料理の技法やエッセンスを交えながらホテル並みのクオリティの味を堪能できるのが、何よりの強みだ。

ぜひ食べていただきたいオススメの4品を紹介しよう。写真上の「海老フライ」は、サクサクッと軽い衣をまとって登場。特大ボリュームのブラックタイガーは、身がぎっしりと詰まっており、海老の醍醐味であるプリプリッとした食感が楽しめる。

添えられているタルタルソースは、漬け床の原料にジャガイモのペーストを使用する、兵庫県生まれの「しっとう漬け」で漬けた大根を刻んで混ぜた自家製。酸味は軽やかで、濃厚すぎず、上品な甘みを持つブラックタイガーとの相性もバッチリだ。

「神戸北野ホテル」オリジナルのハンバーグは深みのある上品な味わい

「神戸牛入りハンバーグ」(写真上)は、名前通り神戸牛70%に加えて、神戸ポーク・兵庫県産鶏30%を合わせた「神戸北野ホテル」オリジナルレシピのハンバーグだ。3種の肉のうまみや甘みがギュッと凝縮されている。ナイフを入れると、ジュワ~と溢れだす肉汁と、噛めば噛むほど増すような深みのある味わい、肉の弾力感が楽しめて、あぁ満足。

ハンバーグの上には、ポルトガルのマデイラ酒で作った甘めのソースと、マイルドでクリーミーなキノコのクリームソース、さっぱりとした酸味のあるトマトソースの3種がかけられている。

それぞれをつけたり、3種のソースを一緒に絡めたりと、味の変化を楽しめるので最後まで飽きさせない。ディナータイムは1個1,400円、2個2,600円、3個3,400円と個数を選べるので、お腹と訪れる人数と相談しながらオーダーできるのもうれしい。

柔らかすぎる「フィレステーキ」はランチのセットで大人気

ツヤツヤとした輝きと美しい網目模様をまとって登場するのが「オージービーフのフィレステーキ」(写真上)。

外側はグリエ(網焼き)で香ばしく、ナイフを入れると内側はきれいなピンク色。脂肪が少ない赤身肉ならではのさっぱりとした味に加え、柔らかなフィレの部分を使っているため、年配の方や子供にも食べやすく、大人気のメニュー。

オニオンソースまたは醤油ベースのエスニックソース、マスタード2種が添えられているので、味の変化を楽しみながらどうぞ。ランチタイムは、写真のようにスープ、サラダ、パンまたはライス付き。

プロの素材選びとテクニックを集結させた「ファミリアル・レストラン」

写真の「シュークリーム」は山口シェフからの「究極においしく、どこにも負けないシュークリームを」という銘を受けて、「神戸北野ホテル」のパティシエが試行錯誤を重ねて完成したもの。「サクサクの生地と、とろとろクリームとの対比を味わってほしい」と、オーダーを受けてから、中にクリームを入れて完成させる。

食べてみると、シュー生地にはナッツがまぶされていて、カリカリとした食感がアクセント。キャラメリゼすることで香ばしさも加えられている。サクサクの食感に加えて、軽やかさもとても魅力。シュー生地で作られた蓋を開けると、中にはクレームパティシエール、クレームシャンティの2種がこれでもか!というほどたっぷりと詰められている。上品な甘さだから、ランチの後に頼んでもパクパクと食べられてしまう。

「神戸北野ホテルならではの素材選びとテクニックを集結させたメニューの数々を、劇場内という芸術の香りと緑あふれる空間で味わっていただきたいですね」と山口シェフ。グルメな大人の舌をも納得させるファミリアル・レストランで、心もお腹も満たされる時間を過ごしてみてはどうだろうか。

(撮影/前田博史)

【メニュー】
海老フライ 1,890円
神戸牛入りハンバーグ(100g1個) 1,400円~
オージービーフのフィレステーキ(100g) 2,500円
神戸高見牛カレーライス 1,200円
シュークリーム 500円
クレームブリュレ 400円
神戸ビストロ洋食おまかせコース 5,800円
※価格は税抜

THEATRE-Le Bois-(テアトル ル・ボア)

住所
〒663-8204 兵庫県西宮市高松町2-22 兵庫県立芸術文化センター内
電話番号
050-3188-6677
営業時間
11:00~14:30(L.O.)、17:00~21:00(L.O.) ※20:30以降は要予約
定休日
月曜(兵庫県立芸術文化センターの休館日に準ずる)
公式サイト
http://www.igrektheatre.jp/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。