福岡で行列が絶えないうどん店『大地のうどん』が東京に!
昨今、「九州うどん」が急速に東京進出を果たしているが、その一つが福岡発祥の『大地のうどん』だ。
福岡では行列が絶えることのない、こちらの大人気店が店を構えた場所は、東京・高田馬場。聞くところによると、従来の「九州うどん」とは一線を画した進化系のうどんを提供しているという。そんな『大地のうどん』を取材した。
『大地のうどん』は、福岡と同じ黄色の暖簾が目印だ。今年の3月にオープンしてから半年。店内は常に九州のうどんの味を求めて来店する人たちで活気に溢れている。
壁に描かれたうどんのイラストが印象的な店内!
店内はテーブル席が多くゆったりとしたスペース。壁には墨と絵の具で描いたうどんのイラストがあちらこちらに飾ってある。うどんの購入は入口の食券販売機から買う仕組みになっている。
麺が見えない!? 揚げたての超巨大なごぼう天がサクッサクでウマイ
メニューは、かけ、ざる、ぶっかけなど種類は様々。トッピングの天ぷらも種類豊富だ。その中でも人気のうどんが「ごぼう天」(写真上)。
その「ごぼう天」を見た瞬間、まず大きさに驚愕! なんとごぼう天が丼より大きくはみ出している。「お客さんには出来立てを提供したい」という思いから、天ぷらも麺も絶妙なタイミングで提供される。
早速、揚げたてのごぼう天から味わってみる。太くカットされたごぼうはシャキシャキしていて食べごたえ抜群。ごぼうからジュワッと溢れ出るうまみが口の中に広がり、巨大ながらもあっという間に食べられる。
注文を受けてから天ぷらを揚げ始める!揚げ職人により絶妙なタイミングで提供
『大地のうどん』では、注文を受けてから天ぷらを揚げ始める。ごぼう天は太くささがきにされたごぼうを丸く組むようにして揚げていく。
形を丸く揚げるのは意外に難しいが、ここが揚げ職人の腕の見せどころ。徐々に大きくなっていくごぼう天が完成していく過程はまるで芸術作品を観ているかのよう。
注文が入ってから麺をカットして茹で上げるこだわりの透明感のあるうどんとは!?
こだわりは天ぷらだけではない。麺にも徹底してこだわる。博多うどんは、食感がやわらかくコシの弱い麺を用いることが多いが、『大地のうどん』の麺は、透明感があり噛むとしっかりとしたコシがあるのが特徴。それでいてツルツルしていて喉ごしも滑らか。
材料は小麦粉と水と塩のみだが、麺ダネの湿度温度の管理を徹底することで、透明でコシのある麺に仕上がるという。注文を受けてから麺をカットして、茹で上げるこだわりのうどんは言わずもがな絶品だ。
バラエティーに富んだ揚げたての野菜を存分に堪能!弾力性がある麺は福岡うどんの新しいスタイル
もう一つオススメなのが、野菜の天ぷらが堪能できる、冷たい「野菜天ぶっかけうどん」(写真上)。
ごぼう、ニンジン、エリンギ、かぼちゃ、ナス、しめじ、ピーマン、大葉などバラエティーに富んだ大きな天ぷらが山盛りだ。麺が見えないほどネギが盛られているのも特徴。
山盛りのネギから麺をすくい上げてみると、温かいうどんと同じく透き通った麺が顔を出す。温かいうどんに比べて、氷でキュッとしめたまま提供されるので、弾力性もコシも強い。
「大地のうどんは福岡で10年前にできたまだ若いうどん屋ですが、一般の福岡うどんとはまた違った新しいスタイルのうどんを提供しています。麺ダネを寝かせる日数は季節ごとに変えていて、湿度温度の管理を徹底することで、コシのあり透明感のあるうどんを作り上げています。切りたて・茹でたて・しめたての美しい透明感のあるうどんを東京の方々にも味わっていただきたいですね」(店主・阿部修さん)。
そんな進化系の福岡うどんの味を高田馬場で味わってみてほしい。
【メニュー】
ごぼう天 580円
野菜天ぶっかけ 730円
※価格は税込
大地のうどん 東京馬場店
- 電話番号
- 03-3369-7190
- 営業時間
- 11:00~15:30、18:00~22:30
- 定休日
- 水曜
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。