「江戸」をテーマとした唯一無二の内装
日比谷公園を正面に望むスタイリッシュなオフィスビル「日比谷パークフロント」。こちらの地下1階に、『Ramen ドゥエ Edo Japan』はある。
『Ramen ドゥエ Edo Japan』は、ミシュランガイドに3年連続で掲載され、イタリアンテイストのラーメンで一世を風靡した『ドゥエ・イタリアン』(市ヶ谷)の姉妹店だ。
世界を舞台に活躍する建築家、谷尻誠氏と吉田愛氏率いる建築設計事務所SUPPOSE DESIGN OFFICEが店舗デザインを監修。
ラーメン店には珍しい幅広のカウンター、天井と壁面にあしらわれた古木材に直線的な照明が組み込まれ、木のぬくもりと未来感がほどよくミックスした、ラーメン店とは思えないモダンな空間となっている。
「1杯のなかのフルコース」をテーマにしたラーメン
こちらの店舗では、『ドゥエ・イタリアン』で話題となった「新感覚ラーメン」を、イタリアンにこだわることなく自由に提案。
石塚和生シェフが国産の様々な素材を使用し、「一皿のなかにフルコースを」というテーマに基づいてメニューを開発。食べ進めるうちに新しい発見がある、ストーリー性のある楽しみ方を大切にしている。
この日いただいたのは、「らぁ麺 生ハムフロマージュ」(写真上)。市ヶ谷の本店でも味わえる人気の1杯だ。
黄金色のスープに、やはり黄金色の油が散らされ、艶やかな外観。楕円形の独特な器の両側には、薄くスライスされた生ハムがスタンバイする。
器の真ん中には柔らかなチーズが2つ落とされ、徐々にスープの温度でトロトロと加熱されていく。
持ち上げた麺は美しく、あまり縮れていない印象。最初は鶏スープでさっぱり、徐々にチーズが溶けてクリームスープ状になり、麺にチーズのコーティングがかかる。
さらには生ハムの塩気、また引き出しに用意されている黒胡椒をかけると、立体的なインパクトが加わる。
そして、このラーメンには、リゾット用のご飯が付いてくる。
麺を食べ終わったクリーミーなスープに、雑穀ごはんをインする設計となっているのだ。黄金色のスープ、紫がかったご飯、緑の水菜と計算されたビジュアルが目に楽しい。
リゾットにすることにより、残ったおいしいスープを存分に楽しめる。なお、雑穀ご飯の雑穀についても、すべて国産原料を使っている。
独創的なラーメンたちはここでしか食べられない!
市ヶ谷の本店で提供される「レモンらぁ麺」をさらに進化させた「酸っぱ辛い香草いっぱいレモン舞妓らぁ麺」(写真上)は、パクチーや世界一辛いと言われる一味を使用したヤミツキになる1杯。
そのほか、小豆島のオリーブオイルを使った「醤油らぁ麺」や、「葡萄牛のハヤシそば」など、一度は試してみたいと思わせる魅力的なメニューが多い。
ドリンク類は、小瓶のビールのほか、グラスワインやシャンパンのハーフボトル、炭酸水などを用意。確かに、「らぁ麺生ハムフロマージュ」にはビールより、シャンパンや白ワインの味わいがしっくりくるだろう。
今までとはまた違う層をターゲットに、新しいラーメンを展開している『Ramen ドゥエ Edo Japan』。新しい時代のラーメンを切り開く旗手として、さらなる飛躍を期待したい。
【メニュー】
らぁ麺生ハムフロマージュ 〜リゾット用ご飯付き〜 1,180円
醤油らぁ麺 〜小豆島のオリーブオイルの香り〜 1,000円
酸っぱ辛い香草いっぱいレモン舞妓らぁ麺 1,180円
葡萄牛の“ハヤシ”そば 1,180円
味噌らぁ麺 980円
フォアグラ味噌らぁ麺 1,380円
ビール(小瓶) 500円
グラスワイン 500円
※価格は税込み
Ramen ドゥエ Edo Japan
- 電話番号
- 03-6205-4810
- 営業時間
- 10:00~16:00、17:00〜22:30(L.O.22:00)
- 定休日
- 土・日・祝
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。