トレンド発信地、表参道にギルトフリーをテーマにしたレストランがオープン
健康や美容に気を付けたい人々にとって、何を食べようかはいつも頭を悩ませる問題。そんな人たちの救世主のような料理がギルトフリー(罪悪感なし)なグルメ。
カロリーが低めなだけでなく、健康に良いと言われる食材がふんだんに使われ、食べてもおいしい、まさに“天国のレシピ”で作られた料理だ。
そんなギルトフリーをテーマにしたカレー&ダイニング『ヘブンズレシピ』が、カルチャーのトレンド発信地、表参道に9月9日に誕生した。
『シャネル』や『コムデギャルソン』といったラグジュアリーブランドが入るファッションビル「GYRE」(ジャイル)の4階にあるこちらの店は、一歩中に入ると、天井から床までがガラス張りになっていて、開放的で明るい空間が広がっている。
ビルの前には、遮るような高い建物がないため、キャットストリートを見下ろし、遥か渋谷方面まで見渡せる眺望がすばらしい。
『ヘブンズレシピ』を運営する「うおまんグループ」は、1962年創業の老舗。関西を中心に、和食からイタリアン、スペインバルまで多種多様な40店舗余りを展開している。
ホテルなど一流の環境で修業を重ね、おいしいものを知り尽くしたシェフが作る確かな味に定評がある。東京では2014年に大手町に『UOMAN DINING』(ウオマンダイニング)をオープン。『ヘブンズレシピ』は東京2店舗目となる。
まさにヘルシー!コスパ抜群の「ファイバーセット」「ビタミンセット」「デトックスセット」
『ヘブンズレシピ』のコンセプトは「ココロとカラダをきれいにする天国のレシピ(ヘブンズレシピ)」。管理栄養士と熟練シェフがコラボレートし、ヘルシーさとおいしさを兼ね備えたメニューの数々ができあがった。中でも注目は「“ギルトフリー”な進化系カレーランチ」だ。
「ファイバーセット」「ビタミンセット」「デトックスセット」とそれぞれ名付けられたセットには、テーマに沿った、なおかつその効果を最大限に引き出す組み合わせも考えられた食材やオーガニックのオイルなどが使われている。
サラダも有機野菜たっぷりで、こだわりのメニューが1,000円(税別)でいただけるのもうれしい。
まずは、そのビジュアルに目が奪われる「丸ごとトマトカレーの“デトックスセット”」(写真上)。コンソメで煮て下味をつけた後、グリルされた皮付きトマトは、スプーンで簡単に崩せるほど柔らかい。
トマトソースをベースにした赤いカレーソースは、しっかりスパイシーでトマトのうまみが生きている。デトックス効果や抗酸化作用があると言われるリコピンもたっぷりなカレーだ。
サラダは、むくみ解消に効果があるといわれるカリウムが豊富なビーツや、ルッコラ、オレンジのサラダ。オレンジの爽やかな酸味とオニオンクリーミードレッシングがぴったりだ。
食材の組み合わせにもこだわった“進化系”カレーランチはインスタ映えもバッチリ!
女性に一番人気のセットが「海老のビスクカレーの“ビタミンセット”」(写真上)。海老には高いアンチエイジング効果があると言われるアスタキサンチンが含まれている。海老のうまみがぎゅっと凝縮されたビスクソースがベースとなり、リッチな味わいがたまらない。
セットサラダには、ビタミン豊富なかぼちゃやパプリカなどの緑黄色野菜が、香ばしくグリルされトッピング。ジンジャーがたっぷり効いた、ちょっと辛味のあるドレッシングが大人の味わいだ。
「ビーフカレーの“ファイバーセット”」(写真上)はオーソドックスな欧風カレーが楽しめるセット。セットされるサラダは、「野菜の王様」と呼ばれる食物繊維豊富なケールとりんご、クルミのサラダ。まろやかな甘みのすりおろしニンジンドレッシングが、苦みのあるケールと合う。
いずれのセットにも使われているのが、オリジナルの健康米。白米に雑穀米を絶妙な配合でブレンドすることで、糖質を低くするだけでなく、プチプチした食感と香ばしい味わいが楽しめる。
特製スパイスオイルでコーティングされているため、米粒がパラパラとした仕上がりになり、ソースと、さらにおいしくカレーがいただける。
席に着くと出てくるのは、水ではなく「グリーンルイボスティー」。ルイボスティーは、ミネラル成分や、抗酸化作用があると言われるフラボノイドが豊富。原産国の南アフリカでは、奇跡のお茶と呼ばれているのだとか。
グリーンルイボスティーは、普通のルイボスティーと違って、発酵せずに日本茶と同じく乾燥によって作られるため、クセや渋みが少なく、まろやかで飲みやすい。カレーとの相性もバッチリだ。
ココロとカラダをきれいにする料理で食べる楽しさを堪能する
ディナータイムは、イタリアンやスペイン料理をベースにした、野菜たっぷりの料理がずらり。こちらのメニューも管理栄養士とシェフが材料を吟味して作られたものばかりだ。
「マグロのポキ&アボカドのワカモレ・フレスコディップ」(写真上)は、マグロと相性のいいアボカドを丸ごと1個使い、サラダ仕立てにしたボリューム満点のメニュー。漬けにされたマグロが味のアクセントになり、最後まで飽きずにいただける。
こちらは「ラムチョップのグリル」(写真上)。ラムは低脂肪、高タンパクな食材として注目されている。このラムをシンプルにグリルし、添えられたソースでいただくメニュー。
ピンク色がポップなオーガニックブロッサムは、ミネラル塩にピンクペッパー、ドライベリーなどを混ぜたもの。
赤タマネギのコンフィは、赤タマネギを煮詰めた甘めのソースとして、濃厚な甘さがラム肉にピッタリ合う。
パティシエによる季節のフルーツを使った甘さ控えめのスイーツもおすすめ。11月は青森県産トキりんごを使ったデザートが登場。トキりんごは、酸味がまろやかでコクのある甘みが魅力。自然な甘みを生かした絶品フルーツに仕上がっている。
ドリンクもビオワインを豊富に品ぞろえし、ダイエットや美容に気を使って、日頃あれこれ食事を我慢している人にもおいしいものを食べてもらいたいという願いが込められている。
ランチは17時までいただける。抜群のロケーションを生かして、パーティー利用にもおすすめだ。カレーランチはまだまだ進化する予定だとか。今後の展開も見逃せない。
【メニュー】
ビーフカレーの“ファイバーセット” 1,000円
海老のビスクカレーの“ビタミンセット” 1,000円
丸ごとトマトカレーの“デトックスセット” 1,000円
マグロのポキ&アボカドのワカモレ・フレスコディップ 1,280円
ニュージーランド産ラムチョップのグリル<S/3本> 1,890円
※価格は税別
ヘブンズレシピ GYRE表参道店[閉店]
- 営業時間
- ランチ・カフェ 11:30〜17:00、ディナー17:00〜23:00(L.O.22:00)
- 定休日
- 不定休(施設に準じる)
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。