砂糖を入れるタイミングが重要! 日本人なら知っておきたい、おいしい「あんこ」の作り方

2018年01月11日
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砂糖を入れるタイミングが重要! 日本人なら知っておきたい、おいしい「あんこ」の作り方
Summary
1.「小豆」は今が旬! 覚えておきたい「あんこ」のおいしい炊き方
2.砂糖は2回に分けて入れるのがポイント!
3.おしるこは、一度ミキサーにかけると濃厚なめらかに!

■砂糖を入れるタイミングがポイント!「あんこ」のおいしい炊き方

砂糖の種類が選べるのが、あんこを自家製することのメリットのひとつ。今回は、ミネラル豊富なきび砂糖を使ったレシピを紹介したい。なお、別の種類の砂糖を使いたい場合でも、分量はこのままでOK。

あんこが炊き上がるまで2時間程度と時間はかかるものの、自分で作ったあんこの味はその苦労を吹き飛ばすほどのおいしさ。
調理のポイントは、砂糖を2回に分けて入れること。一度に入れると、小豆の水分が一気に出てきてしまい、火加減の調節が難しくなってしまうためだ。

■材料 (作りやすい分量)

・小豆 … 200g
・きび砂糖 … 150g
・塩 … 2g
・水 … 1.6L

■作り方 (調理時間:約120分)

① 小豆は汚れを取り除く程度に水洗いし、ザルにあげて鍋に入れる。水600mlを入れて強火にかける。

② ①が沸騰してきたら、400mlの水を加え、再び沸騰したら中火にし、10分ほど煮る。

③ 火を止め、蓋をして30分ほど蒸らす。小豆の皮がふっくらしたらザルにあげ、水を捨てる。

④ 新しい水600mlと③の小豆を改めて鍋に入れて強火にかけ、沸騰したら弱火にする。そのまま蓋をし、小豆が柔らかくなるまで30分〜60分煮る。(※途中でアクが出てきたらすくう。煮ている途中に豆が顔を出すようだったら差し水(分量外)をし、豆が水面に出ていない状態を作る。)

⑤ 小豆が柔らかくなったら、小豆がひたひたにかぶる程度になるように煮汁を捨て、きび砂糖の半量を加え、中火で煮る。水分が出てきて水位が上がるので、さらに煮詰めてひたひたに被る程度にする。そのタイミングで、残りの砂糖を加える。

⑥ 塩を加えてヘラでかき混ぜ、焦げ付かないように注意しながらときどきかき混ぜる。

⑦ 冷めると固くなってしまうので、ヘラですくってなめらかに落ちるぐらいの少しやわらかい状態で火を止める。

おいしい「あんこ(粒あん)」が炊けたら、さっそく調理して食べよう! ここでは簡単に作れる和スイーツのレシピをご紹介。

■ミキサーを使ってなめらか食感に! まるで老舗和菓子店のような「おしるこ」の作り方

あんこを使った料理の定番といえば「おしるこ」。自家製したあんこの甘みを、もっともダイレクトに感じられるアレンジだ。
口当たりをまろやかに仕上げるには、あんこを一度ミキサーなどで撹拌するのがオススメ。お餅の香ばしい風味と小豆の甘さに、思わずほっとしてしまうだろう。

■材料(2人分)

・粒あん … 200g
・水 … 100〜130ml(お好みで調整)
・切り餅 … 2個

■作り方(調理時間:10分)

① 粒あん200gをミキサーに入れ、水30ml程度を適量加えてなめらかになるまで攪拌し、こしあんを作る。

② 鍋に①と残りの水100ml程度を入れ、中火にかけてひと煮立ちさせる。

③ 切り餅がこんがりと色づくまでオーブントースターで焼く。

④ 器に②を盛り、切り餅をのせる。

■酸味と甘みのバランスが絶妙!「イチゴとクリームチーズのあんサンド」の作り方

あんこの甘さと好相性なのがクリームチーズ。濃厚クリーミーな味わいをプラスしてくれるだけでなく、チーズの酸味があんこの甘さとのバランスをとってくれる。
アクセントに甘酸っぱいイチゴを入れれば、フレッシュさも加わって飽きの来ない味わいに。ボリューミーなのにいくらでも食べ進んでしまうサンドイッチの完成だ。

■材料(2人分)

・クリームチーズ … 100g
・イチゴ … 8個
・食パン … 4枚(8枚切り)
・粒あん … 適量

■作り方(調理時間:15分)

① クリームチーズは柔らかくなるまで練る。

② イチゴは洗い、ヘタを取っておく。

③ 2枚の食パンの片面に①のクリームチーズを、残り2枚の片面にはあんこを塗る。食パンの対角線上になるようにイチゴを各4個ずつ並べ、「食パン→あんこ→イチゴ→クリームチーズ→パン」の順番になるようにサンドする。

④ サンドした食パンを、対角線上に並べたイチゴの上からカットして三角形にする。イチゴの中心の断面が見えるようにカットすると見栄えがよくなる。

ちょっとしたコツがおいしさを左右する「あんこ」の炊き方。自分でうまく炊けるようになれば、砂糖の種類を変えて風味の変化を楽しんだり、甘さを控えめにしてみたりと、好みに合わせたアレンジや味付けが可能になる。
甘いものが欲しくなるこの季節、自家製あんこをたっぷり使って、和スイーツ作りを楽しんでみてはいかが?




【レシピ作者プロフィール】
レシピ制作:フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
イベントなどを手がけています。
HP:http://foodcreativefactory.com/
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