バレンタイン目前、どんなスイーツを作ろうか悩んでいる方も多いのでは? 味も見た目も妥協したくないし、他の人ともちょっと差をつけたい。そんな人にオススメなのが「ホットチョコレートスティック」だ。
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「ホットチョコレートスティック」とは名前のとおり、ホットチョコレートの元になるスティックのこと。このスティックを温かい牛乳に沈めて溶かすだけで、甘くて濃厚なホットチョコレートが完成するのだ。その甘美な味わいに、きっと虜になってしまうことだろう。
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作り方はいたってシンプル。でも見た目はおしゃれでSNS映えも抜群。基本の作り方を覚えれば、アレンジ次第で味も色合いもガラッと変えることができる。
今回は、基本の作り方に加えて、色とりどりのアレンジレシピ3種をご紹介。スティック部分にリボンを結ぶだけでもおしゃれに仕上がるので、今年のバレンタインを素敵に彩ってくれること間違いなし!
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■まずは「基本の作り方」をチェック!
まず始めに、「ホットチョコレートスティック」の基本の作り方を紹介しよう。
基本的には、溶かしたチョコレートを型に入れて冷やし固め、スティックをさすだけ。ビターチョコレートにシナモンパウダーを合わせることで、上質なカカオの風味を強調することができる。
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■材料(作りやすい分量)
<ホットチョコレートスティック>
・ビターチョコレート(製菓用) … 300g
・生クリーム … 100ml
・シナモンパウダー … 小さじ1/2
・粉砂糖(お好み) … 適量
(※ここでは上記材料の2倍量で、3cm角のシリコン型15個分を作成)
<ホットミルク1杯分>
・牛乳 … 150ml
■作り方(調理時間:30分 ※冷蔵庫で冷やす時間は除く)
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① ビターチョコレートは粗く刻みボウルに入れる。ボウルが入る大きさの鍋に50℃位の湯(湯煎用)を沸かす。ビターチョコレートを湯煎にかけ、ゆっくりと溶かしていく。
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② ①が溶けたら、生クリームを少しずつ加えながら混ぜる。全体が混ざったらシナモンパウダーを加えて混ぜる。
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③ 取り出しやすいシリコン型に②を均一に注ぎ入れ、冷蔵庫で約45分冷やす。チョコレートがある程度固まったら、一度取り出して木のスティックをさす。
④ チョコレートが完全に固まるまで、冷蔵庫でさらに60~90分冷やす。
(※型がない場合:スティックが立てられる深さ(2~3cm)があるタッパーなどにクッキングシートを敷いて②を注ぎ入れ、冷蔵庫で45分冷やしたら取り出し、定規で幅を計りながらスティックをさしていく)
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⑤ 冷蔵庫から出して型からはずす。お好みで粉砂糖をふる。
(※型がない場合:タッパーを冷蔵庫から取り出し、ナイフをお湯で温めながらカットしていく)
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<召し上がり方>
鍋に牛乳150mlを入れて沸騰直前まで熱し、茶漉しを通してカップに注ぎ入れる。スティックチョコレート1本を入れて、溶かしながらいただく。
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■赤白のコントラストが可愛すぎ!「フランボワーズチョコレートスティック」
次に紹介するのは、真っ白なホワイトチョコレートにドライフランボワーズの赤色が映える、可愛らしい見た目のアレンジ。
「基本の作り方」ではチョコレートと生クリームを合わせて使用したが、ホワイトチョコレートは生クリームを混ぜずにそのまま溶かそう。ホワイトチョコレートに生クリームを足すと、分離しやすく、食感も損なわれてしまうためだ。
フランボワーズの酸味がアクセントになり、甘いながらも飽きのこない味わいが楽しめる。
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■材料 (作りやすい分量)
<ホットチョコレートスティック>
・ホワイトチョコレート(製菓用) … 400g
・ドライフランボワーズ … 6g
<ホットミルク>
・牛乳 … 150ml
■作り方(調理時間:30分 ※冷蔵庫で冷やす時間は除く)
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① ホワイトチョコレートは粗く刻みボウルに入れる。ボウルが入る大きさの鍋に50℃位の湯(湯煎用)を沸かす。
② ①のホワイトチョコレートを湯煎にかけゆっくり溶かしていく。
③ 全体が溶けたら、型に入れ、冷蔵庫で30分冷やす。
(※型がない場合:スティックが立てられる深さ(2cm〜3cm)があるタッパーなどにクッキングシートを敷いて②を注ぎ入れ、冷蔵庫で30分冷やす)
④ ③がある程度固まったら、木のスティックをホワイトチョコレートの中心にさし、ドライフランボワーズを砕きながらスティックの回りに散らす。冷蔵庫に入れて完全に固まるまで、さらに60分〜90分冷やす。
(※型がない場合:定規で幅を計りながら木のスティックをさし、ドライフランボワーズを散らす)
⑤ 型から取り出したら完成。
(※型がない場合:熱したナイフで、均一にカットしていく)
<召し上がり方>
鍋に牛乳150mlを入れて沸騰直前まで熱し、茶漉しを通してカップに注ぎ入れる。スティックチョコレート1本を入れて、溶かしながらいただく。
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■マイルドでクリーミーな味わい!「マシュマロチョコレートスティック」
真っ白なマシュマロとチョコレートのコントラストが美しいアレンジ。細かくちぎったマシュマロは、ホットミルクに入れるとチョコレートとともにゆっくりと溶けていく。
ミルクチョコレートはカカオ感がマイルドなのが特徴。他のアレンジよりも濃厚&クリーミーで、甘さ際立つホットチョコレートの完成だ。
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■材料 (作りやすい分量)
<ホットチョコレートスティック>
・ミルクチョコレート … 300g
・生クリーム … 100ml
・マシュマロ … 6個
<ホットミルク>
・牛乳 … 150ml
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■作り方 (調理時間:35分 ※冷蔵庫で冷やす時間は除く)
① ミルクチョコレートは粗く刻みボウルに入れる。ボウルが入る大きさの鍋に50℃位の湯(湯煎用)を沸かす。
② ①を湯煎にかけ、溶けたら生クリームを少しずつ加えながら混ぜる。
③ 全体が溶けたら、型に入れ、冷蔵庫で30分冷やす。
(※型がない場合:スティックが立てられる深さ(2~3cm)があるタッパーなどにクッキングシートを敷いて②を注ぎ入れ、冷蔵庫で30分冷やす)
④ ③を冷蔵庫から取り出し固まっていたら、木のスティックをミルクチョコレートの中心にさしマシュマロを細かくちぎりながらのせ、冷蔵庫に入れて60~90分冷やす。
(※型がない場合:定規で幅を計りながら木のスティックをさし、マシュマロを散らす)
⑤ 型から取り出したら完成。
(※型がない場合:熱したナイフで、均一にカットしていく)
<召し上がり方>
鍋に牛乳150mlを入れて沸騰直前まで熱し、茶漉しを通してカップに注ぎ入れる。スティックチョコレート1本を入れて、溶かしながらいただく。
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■ほんのり香るラム酒の風味が大人味!「ラムチョコレートスティック」
最後に紹介するのは、ちょっと大人味なアレンジ。ビターチョコレートにココアパウダーを加え、カカオの風味を引き出したところにラム酒の香りを添える。
ほろ苦さの中にラム酒のふくよかな香りが加わることで、贅沢で高貴な風味に仕上がる。基本的な作り方は他のアレンジと同じだが、ラム酒を入れすぎるとチョコレートが固まりにくくなってしまうので注意。
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■材料 (作りやすい分量)
<ホットチョコレートスティック>
・ビターチョコレート … 300g
・生クリーム … 90ml
・ラム酒 … 10ml
・ココアパウダー … 適量
<ホットミルク>
・牛乳 … 150ml
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■作り方 (調理時間:20分 ※冷やす時間は除く)
① ビターチョコレートは粗く刻みボウルに入れる。ボウルが入る大きさの鍋に50℃位の湯(湯煎用)を沸かす。
② ①を湯煎にかけ、溶けたら生クリームを少しずつ加え、最後にラム酒を加えて混ぜる。
③ 全体が溶けたら、型に入れ、冷蔵庫で30分冷やす。
(※型がない場合:スティックが立てられる深さ(2~3cm)があるタッパーなどにクッキングシートを敷いて②を注ぎ入れ、冷蔵庫で30分冷やす)
④ ③を冷蔵庫から取り出しある程度固まっていたら、木のスティックをビターチョコレートの中心にさし、冷蔵庫に入れて60〜90分冷やす。
(※型がない場合:定規で幅を計りながら木のスティックをさす)
⑤ 冷蔵庫から取り出し、ココアパウダーをふりかけたら完成。
<召し上がり方>
鍋に牛乳150mlを入れて沸騰直前まで熱し、茶漉しを通してカップに注ぎ入れる。スティックチョコレート1本を入れて、溶かしながらいただく。
温めた牛乳に溶かすだけで濃厚クリーミーなホットドリンクに早変わりする「ホットチョコレートスティック」レシピ。今回紹介したベーシック、ホワイトチョコベリー、マシュマロ、ラム酒の4種のアレンジを全て作れば、それだけで可愛いらしいビジュアルに仕上がる。大切なパートナーや友人へのギフトに作ってみてはいかが?
【レシピ作者プロフィール】
レシピ制作:フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
イベントなどを手がけています。
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