ジューシーなラム肉に悶絶! 1年に1度しか採れない「幻の塩」を使ったオーストラリア料理の店が誕生

2018年03月08日
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ジューシーなラム肉に悶絶! 1年に1度しか採れない「幻の塩」を使ったオーストラリア料理の店が誕生
Summary
1.東京・内幸町駅近くに、オーストラリア食材とワインが楽しめるレストランがオープン
2.ぷりっぷりのムール貝、やわらかいラムチョップなど、海の幸・山の幸を食べ尽くす!
3.ワインリストは全種類オセアニア産! メニューに合わせて楽しもう

オフィス街の真ん中に、オーストラリアをテーマにしたレストランがオープン

内幸町駅と虎ノ門駅の間、日比谷通りから少しだけ入った場所に、南桜公園という小さな公園がある。オフィスワーカーたちが都会の喧騒のなか、ほっと一息つけるような街のオアシスだ。そんな南桜公園のすぐ向かいに、オーストラリアの食材とワインをテーマにしたレストランがオープンした。

その名も『64 Barrack st.(シックスティーフォー バラックストリート)』。店名は、西オーストラリア州の州都・パースに実際にある住所だ。その住所には『EDOSEI(江戸誠)』という和食店があり、『江戸誠』および『64 バラックストリート』は、どちらも『JRCS株式会社』が運営している。

もともとは船舶のシステムなどを扱う山口県下関市の会社だが、パース在住の日本人駐在員向けに和食店『江戸誠』をオープン。『江戸誠』で培った食材やワインの太いパイプを生かし、このたび東京で、オーストラリアをテーマにしたレストランを開店することとなった。

パースの美しい海、空の青をイメージした空間や器がお出迎え

店内の壁面や天井は、パースの空や海をイメージした、さわやかなコバルトブルーがあしらわれている

所々にピナクルズの奇岩群をイメージした石や、南十字星をイメージしたデザイン(写真上)が見られ、現地の豊かな自然が表現されている。

入口からすぐの場所には、ワインセラー機能を備えたディスプレイ棚(写真上)がお目見え。同店のワインは、全71種のうち70種がオーストラリアワイン、1種がニュージーランドワインという見事な徹底ぶりだ。

オセアニアから仕入れる肉や海鮮類、希少な調味料。 安心して食べられる食材をチョイスする

『64 バラックストリート』では、料理に使用するタスマニアのサーモン、牛肉やラム肉などをオーストラリアから仕入れている。ムール貝は加熱してもふっくら感が失われない、ニュージーランド産。新鮮で上質、そして安心して食べられる食材のみを使用する。

そのほか、オーストラリアのデボラ湖が1年に1度干上がる時期にしかとれない、ミネラルが豊富に含まれる湖塩(写真上)や、2年に1度しか花をつけないジャラの木から採れるジャラハチミツなど、現地でも希少な調味料を取り入れている。

一方で、野菜はシェフ・白井正樹さんが直接農家を訪れて野菜を選ぶほか、白井さんの父親の畑で育った新鮮な野菜を使用する。

タスマニア産のサーモンと自家製ソースの見事なマリアージュ

「軽く炙ったタスマニア産サーモンのマリネ ~フレッシュハーブとディルマヨネーズ~」(写真上)は、塩・砂糖・ハーブで1日半マリネしたサーモンの表面をバーナーで炙り、中は半レアに仕上げた一品。

サーモンの濃厚な味わいをディルの入った自家製マヨネーズとバジルソースが引き立てる。また付け合わせのクレソンにはハチミツベースのドレッシングがかかっており、すべてが見事に調和する。

看板メニューのムール貝煮込みは、残ったソースまで余すところなく堪能しよう

看板メニューの「チリマッスル」(写真上)は、西オーストラリアの名物料理・ムール貝のピリ辛トマトソース煮込みのこと。ぷりっとした身は食べごたえがあり、特にシャルドネワインとの相性は抜群だ。

辛さは好みでカスタマイズできるのもうれしい。現地では残ったソースを使ってリゾットやパスタに仕立てるが、『64 バラックストリート』では専用のちぢれ麺を開発。うまみたっぷりのスープを余すことなく使ったヌードルが楽しめる。

ジューシーな肉料理のアクセントは個性豊かなソース。 その味わいに杯も進む

「ラムチョップのオーブン焼き」(写真上)は筋張らずしっとりと焼き上げられ、ナイフを入れると骨から肉がするりとはずれる。フォン・ド・ヴォーとクランベリーのソース、デボラ湖の塩も相まって、より食欲をそそる味わいとなる。

「ロンググレインフェッド牛サーロインステーキ」(写真上)はグリーンマスタードのソースと共にいただく。スチームオーブンで2時間半かけ低温調理されたあと、表面を焼いてオーブンで仕上げる。とにかくやわらかい赤身肉に、ピリッと刺激を添えるソースがピッタリ。あっという間に150gを食べ切ってしまうだろう。

会社員から料理の道へ。 ビストロやスペインバルでの経験を活かすシェフ

父親がホテルの料理人だった影響もあり、中学生のころから料理が好きだったという白井さん。大人になってから約6年会社勤めをしていたが、やはり好きなことを仕事にしたいという強い想いから料理人に転身。ビストロやスペインバルで修業し、今回同店のシェフに抜擢された。

オーストラリアの雄大な自然が育んだ豊かな食材を、豪快さと繊細さがほどよく同居した料理で体感できる『64 バラックストリート』。仕事帰りのデートや仲間との集まりに、オーストラリアの風を感じてみよう。

【メニュー】
キヌアサラダ 1,000円
ジャンボマッシュルームのアヒージョ 700円
軽く炙ったタスマニア産サーモンのマリネ 1,200円
天使の海老とカニとアボカドのタルタル 1,000円
チリマッスル ムール貝のピリ辛トマト煮込み 1,640円
オーストラリア産 ロンググレインフェッド牛サーロインステー(150g) 2,900円
ラムチョップのオーブン焼き 2,200円
フリーマントルスタイル 濃厚シーフードパエリア 2,200円

64 Barrack st.(シックスティーフォー バラックストリート)

住所
〒105-0003 東京都港区西新橋2-11-6 ニュー西新橋ビル1F
電話番号
03-6257-1020
営業時間
〈ランチ〉11:30~15:00(L.O. 14:00)〈ディナー〉17:30~23:00 (L.O.22:00)
定休日
土日祝
公式サイト
http://barrackst64.com/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。