スーパーでも春野菜を見かける機会が増えてきた今日この頃。
とはいえ、春野菜は出回り時期が短いこともあり、使いどころが難しいと諦めている人も多いのでは?
それならば、簡単に作れてシチュエーションを選ばない「リゾット」がオススメ。
春野菜リゾットはワインとの相性も抜群。彩りもよく、一皿でテーブルがパッとはなやぐので、休日のランチやおもてなしにもぴったりなのだ。
さっそく、オススメの春野菜リゾット3種の作り方を紹介しよう。
■新タマネギの甘さがじんわり!「そら豆とパンチェッタのリゾット」
そら豆は、イタリアでも親しまれている定番食材。独特の風味は、チーズやオリーブオイルとの相性が良く、リゾットに入れて楽しむにはうってつけ。
同じく旬の新タマネギを加えれば、リゾット全体にやさしい甘みが広がり、全体の味を底上げしてくれる。
おいしいリゾットを作るために押さえてほしいポイントは、お米が透き通ってくるまでしっかりと炒めること。煮る前に油分と具材の味を浸透させておくことで、一粒ひと粒に味の染み込んだ、コク深い味わいのリゾットに仕上がる。
■材料(2人分)
・そら豆 … 150g
・新タマネギ … 1/2個
・パンチェッタ … 50g
・オリーブオイル … 大さじ1
・米 … 160g
・水 … 450~500ml
・コンソメ(顆粒) … 小さじ1/2
・塩 … 小さじ1/4
・コショウ … 小さじ1/6
・パルメザンチーズ … 大さじ2
・オリーブオイル(仕上げ用) … 大さじ1
■作り方(調理時間:30分)
① そら豆は鞘から出す。新タマネギは粗みじん切りにする。パンチェッタは1cm幅に切る。
② 鍋に湯を沸かし沸騰したら、塩小さじ1/2(分量外)を入れる。そら豆を入れて中火で2分ほど茹で 、冷めたら薄皮を剥く。
③ フライパンにオリーブオイルをひいて中火で熱し、新タマネギとパンチェッタを入れる。パンチェッタに軽く焼き色がつくまで炒めたら米を加え、米が透き通るまでしっかりと炒める。
④ ③に水200mlとコンソメを加えてさっと混ぜる。弱めの中火で時々かき混ぜながら、水気がなくなるまで煮る。
⑤ ④の水気がなくなったら残りの水を50mlずつ足し、弱めの中火のまま芯がなくなるまで煮る 。そら豆とパルメザンチーズを加えてさっと混ぜ、塩コショウを入れて味を調える。
⑥ 器に盛り、仕上げ用のオリーブオイルをまわしかける。
リゾットの基本の作り方を押さえたところで、さらに2品、アレンジを紹介していこう。
■ほんのりスパイシー!「菜の花とアサリのターメリックリゾット」
次に紹介するのは、菜の花の上品な苦みを活かした色鮮やかなリゾット。
ターメリックはインド料理のイメージが強いかもしれないが、具沢山のリゾットと合わせれば具材の風味を引き立てる名脇役に。特に、ターメリックの香りをまとったアサリは絶品だ。
スパイシーな料理とも好相性の白ワインと合わせれば、ちょっとおしゃれな休日ごはんが楽しめる。
■材料(2人分)
・菜の花 … 100g
・ニンニク … 1/2片
・アサリ(砂抜き済み) … 200g
・白ワイン … 50ml
・オリーブオイル … 大さじ1
・米 … 160g
・ターメリック … 小さじ1/2
・アサリの蒸し汁+水 … 450~500ml
・醤油 … 小さじ1/2
・黒コショウ … 小さじ1/6
・バター(仕上げ用) … 10g
■作り方(調理時間:30分)
① 鍋に湯を沸かし、塩少々(分量外)を入れて菜の花を50〜60秒ほど茹で、水気を切っておく。ニンニクはみじん切りにする。アサリは洗って水気を切っておく。
② フライパンにアサリと白ワインを入れて蓋をし、アサリの殻が開くまで中火で加熱する 。アサリの殻が開いたら火を止め、アサリ本体と蒸し汁に分ける。アサリにはラップをかけておき、蒸し汁と合わせて450~500mlになる分量の水を加える。
③ ②で空になったフライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて中火で熱し、ニンニクの香りが立ってきたら米とターメリックを加え、米が透き通るまでしっかりと炒める。
④ ③に②の蒸し汁200mlを加え、弱めの中火で時々かき混ぜながら水気がなくなるまで煮る。
⑤ 米の固さを見ながら、④に残りの蒸し汁を50mlずつ足し、弱めの中火のまま芯がなくなるまで煮たら 、菜の花をとアサリを加えてさっと混ぜ、さらに醤油、コショウを加えて味を調える。
⑥ ⑤を器に盛り、バターをのせる。
■ホクホクモチモチの食感が楽しい!「アスパラとモッツアレラチーズのトマトリゾット」
春に採れるアスパラガスは、太くて食感がホクホクしているのが特徴。そんな旬ならではおいしさをさらに引き立てるのが、モッツァレラチーズとトマトの組み合わせ。
食感が特徴的なモッツァレラチーズとアスパラガスは、組み合わせることで互いを引き立て合い、モチモチホクホクの食感のコントラストを味わうことができる。そこに、トマトのうまみと酸味のアクセントを加えれば、全体のバランスがとれた絶品リゾットが完成。
■材料(2人分)
・アスパラガス … 4本
・プチトマト … 10個
・パセリ … 適量
・オリーブオイル … 大さじ1
・アンチョビ … 3枚
・米 … 160g
・水 … 450m~500ml
・塩 … 小さじ1/6
・コショウ … 小さじ1/6
・パルメザンチーズ … 大さじ1
・モッツァレラチーズ … 100g
・粗挽き黒コショウ … 適量
■作り方 (調理時間:30分)
① アスパラガスは根元の皮をピーラーで剥き、2cm幅の斜め切りにする。プチトマトはヘタをとっておく。モッツァレラチーズは1cm角に切る。アンチョビは1cm幅に切る。
② フライパンにオリーブオイルとアンチョビを入れて中火でさっと炒める。米を加え、米が透き通るまでしっかりと炒める。
③ ②に水200mlを加え、弱めの中火で時々かき混ぜながら、水気がなくなるまで煮る。
④ 米の固さを見ながら、③に水を50mlずつ足していく。芯が残る状態まで繰り返す。
⑤ ④にアスパラガスとプチトマトを加え、米に芯がなくなるまで煮たら火を止める。パルメザンチーズと①のモッツァレラチーズを加えてさっと混ぜる。
⑥ ⑤に塩コショウを加えて味を調える。
⑦ ⑥を器に盛り、粗挽き黒コショウを散らし、お好みでオリーブオイルをまわしかける。
旬のおいしさを存分に引き出した、春野菜リゾットのレシピを紹介した。今まで春野菜を活用していなかった人も、このレシピを参考にしながら、気軽に取り入れてみてほしい。
【レシピ作者プロフィール】
レシピ制作:フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
イベントなどを手がけています。
HP:http://foodcreativefactory.com/
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