福岡・天神のニューフェイス屋台が個性派すぎる!
2017年4月、中洲・天神など各エリアの屋台群に20以上の屋台が新規参入し、福岡の屋台風景がガラリと変わった。気になる新店のなかでも、今回は西鉄・天神大牟田線の西鉄福岡(天神)駅からすぐ「天神ロフト」前に登場した、3軒をピックアップ。フレンチ屋台『レミさんち』、ジビエ料理を出す『屋台 情熱の千鳥足』、絶品メニューで迎える『屋台 Telas&mico』と、どれもユニークな話題店ばかりだ!
屋台で絶品フレンチとワイン! 新屋台きっての行列店『レミさんち』
2017年4月にオープンするや、フランス出身の大将が迎える屋台として『レミさんち』が話題になっている。TVや雑誌でも多く取り上げられ、連日開店前からできる長蛇の列は、同地の夜の風物詩となっている。
店に立つのは大将のグルナー・レミさん。「僕はフランス・ノルマンディー生まれ。はじめて福岡に来た時に、屋台で人の温かみに触れ、大好きになりました。そして、来日18年目にして念願の屋台をオープンできました!」と、流暢な日本語で話す。自身も感じた想いを訪れた人たちに伝えたいと、丁寧な接客で迎える明るい雰囲気の屋台だ。
一番の特徴は、屋台では珍しくキッシュやムール貝のワイン蒸しといったフレンチメニューが味わえること。レミさんは自身が福岡市・井尻で経営するフレンチ居酒屋、ベーカリーでも腕を振るうシェフ兼ブーランジェであり、その味わいも本格派だ。
注文の多い「絶品!エスカルゴ」(写真上)はバターが香ばしく、フレッシュなニンニクやパセリの豊かな風味を添える。コリコリッと食感も心地良く、噛むごとにうまみが広がる。残ったソースに、焼き立てトーストを付けて食べるのがオススメ。
こちらは「ポルチーニ入り 自家製ビッグソーセージ」(写真上)。ミンチから腸詰め、グリルまで全て手作りで仕上げた一品だ。豚肉をはじめヨーロッパではポピュラーなポルチーニ入りで、うまみはもちろん独特な香りや風味も抜群。ハーブ&スパイスの味わいにお酒もグイグイ進んでしまう。
アルコール類も充実している。スパークリングワイン、サーバーから注ぐ「ハートランド生ビール」など、各メニューとのマリアージュを存分に満喫しよう。
【メニュー】
絶品!エスカルゴ 700円
ポルチーニ入り 自家製ビッグソーセージ 700円
サザエのにんにくバター焼き 1個300円
ムール貝のワイン蒸し 600円
ガーリックトースト 300円
ハートランド生ビール 500円
ワイン グラス 600円~
※価格は税抜
レミさんち
- 電話番号
- 092-986-2117
- 営業時間
- 18:30~24:00
- 定休日
- 日曜、月曜 ※悪天候時
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
おでんから、ラーメンまで! 多彩なジビエ料理もウマい『屋台 情熱の千鳥足』
『レミさんち』のお隣、オレンジの暖簾を掲げるこちらが『屋台 情熱の千鳥足』だ。福岡市・西中洲にあるジビエ専門店『情熱の千鳥足 CARNE(カルネ)』が手がける屋台で、本店での仕入れルートやノウハウをフルに活かし、絶品ジビエ料理を提供している。
料理に主に使用するのは、九州産のシカ肉やイノシシ肉。ジビエに精通した料理人が徹底した下処理を施すため、臭みがなく食べやすい。さらに食感が柔らかいのも特徴だ。苦手意識を持つ人も多いジビエの概念を覆すような味わいで、ビギナーにこそ、ぜひ試してほしい。
こちらはオススメの「鹿モモの鉄板焼」(写真上)。モモ肉は身が柔らかい。塩のみとシンプルな味付けで素材のうまみをダイレクトに感じられる。部位は仕入れ状況により異なるが、一頭買いのためロースや希少なヒレが食べられることも。
「ジビエのしょうゆラーメン」(写真上)はシカの骨やバラ肉、香味野菜を丸2日間煮込み、うまみを重ねたスープが自慢。豚骨とは違うあっさりとした味わいに仕上げているので、シメにもピッタリ。また、スープを取る際に煮込んだジビエ肉をチャーシュー代わりにトッピングするほか、福岡県産の4種の醤油、魚介ダレが味の決め手の元ダレを使うなど、大将のこだわりが随所に光る。
▲大ぶりのジビエ肉などが入る「おでん」も人気。
店内には英語、韓国語、中国語に対応したメニュー表、サイト上で見られるQRコードも用意。クセがなく、親しみやすい味わいのジビエ料理は、低カロリーとあって、女性を中心に人気がジワジワと広がっている!
【メニュー】
鹿モモの鉄板焼 1,200円
ジビエのしょうゆラーメン 550円
おでん 肉 250円、大根・こんにゃく・玉子・厚揚げ 他 150円
ジビエ肉と野菜の炒め 700円
ジビエのキムチ炒め 800円
ジビエの焼きラーメン 700円
グラスワイン(赤、白) 450円
※価格は税込
屋台 情熱の千鳥足
- 電話番号
- 090-5690-6855
- 営業時間
- 18:30〜翌1:00
- 定休日
- 不定休
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
独創的な激ウマ料理に感動!コーヒースタンドも備える『屋台 Telas&mico』
春吉の同名ダイニングバーが仕掛けるのが、2017年8月にオープンした『屋台 Telas&mico』だ。淡いグリーンの外観の屋台は、通常のカウンターに加え、立ち飲み席を備えるスタイルが新しい。
大将の久保田鎌介さんは、イギリスのレストランや日本の和食店などで修業を積んだ料理人。欧州で学んだ料理に独自のエッセンスを加えたメニューが味わえる。
人気は、旬の素材を使用した「鉄串焼き 三種セット」(写真上)。ヨーグルト、数種のスパイスに1日漬け込んだ自慢のタンドリーチキンをはじめ、福岡県産の真鯛や野菜、醤油ベースの自家製ダレが合うマッシュルームなど、串ものに使う食材は季節替わり。肉のジューシーさ、野菜のみずみずしさなどを生かすため、狭い屋台の厨房ながらオーブンを備えるのも、大将のこだわりだ。
本店で人気のキーマカレーをアレンジした『自家製ラムキーマカレーのブルースケッタ』(写真上)は、ラムの風味がクセになる味わい。
「季節のコーディアル」。写真上・左はイチゴ&白ワイン。洋梨、ポンカンなど季節のフルーツをワイン(白or赤)で割る。フルーツとワインの甘みが調和した1杯は、女性も飲みやすい。炭酸仕立てのノンアルコールもある。
福岡の有名ロースターとコラボした「コラボCoffee ホット」(写真上・右)も。『manu coffee』『REC COFFEE』『COFFEEMAN』などから仕入れた豆を、目の前でドリップ。淹れたてコーヒー片手にカフェ利用ができるなど、今までにないスタイルで屋台の雰囲気を楽しめるのも魅力だ。
【メニュー】
鉄串焼き 三種セット 900円
自家製ラムキーマカレーのブルースケッタ 300円
季節のコーディアル(イチゴ、白ワイン) 600円
コラボCoffee(ホット) 500円
季節野菜のグリル 700円
バベットステーキの朴葉焼き(焼き野菜付き) 1,800円
焼き込みチョコプラリネのタルト 550円
ホットワイン 600円
※価格は税込
屋台 Telas&mico テラスとミコー
- 電話番号
- 092-731-4917
(実店鋪)
- 営業時間
- 18:45~24:00
- 定休日
- 月曜・木曜・日曜 ※悪天候時
- 公式サイト
- http://telas-mico.com/
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。