5月～8月にかけて旬を迎える「ニンニク」。食欲を掻き立てる独特の香りが味のアクセントになり、料理に欠かすことができない香味野菜だ。
今回は、醤油に漬けておくだけで作れる「醤油漬けニンニク」の作り方をご紹介。
使用する材料は、ニンニクと醤油のみ。たった2つの材料だけで、風味豊かな万能調味料を作ることができる。
ニンニクの香りが移った醤油と漬け込まれたニンニク、どちらも調味料として使えるので、作り置きしておけば何パターンものアレンジを楽しめる。
それではさっそくレシピをみていこう。
■基本の「醤油漬けニンニク」の作り方
■材料 （作りやすい分量）
・ニンニク … 1個
・醤油 … 100ml
■作り方（調理時間：5分 ※漬け込み時間を除く）
① ニンニクは皮をむいて下の部分を切り落とす。
② 煮沸消毒した保存瓶にニンニクを入れて醤油を注ぎ、蓋をして冷蔵庫に2週間おく。
■保存期間
完成後は、冷蔵庫で約1カ月以内を目安に使いきる。
■炒飯に入れれば香ばしさ倍増！「ニラと醬油漬けニンニクの炒飯」
炒飯の仕上がりは香りも重要。香味野菜から香りを抽出するのがポイントになるが、「醤油漬けニンニク」を活用すればニンニクの香りがご飯と具に広がり、芳ばしい香り広がる絶品炒飯が完成する。
■材料 （2人分）
・醤油漬けニンニク … 2かけ
・ニラ … 10本
・豚こま切れ肉 … 150g
・塩、コショウ … 適量
・卵 … 2個
・ゴマ油 … 大さじ1
・醤油漬けニンニクの醤油 … 小さじ5
・ご飯 … 400g
■作り方（調理時間：20分）
① 醤油漬けニンニクは薄切りにする。ニラは5mm幅程度に切る。豚こま切れ肉に塩コショウをふって下味をつける。卵は溶きほぐす。
② フライパンにゴマ油を引いて中火で熱し、豚こま切れ肉を色が変わるまで炒めたら、醤油漬けニンニクを加えてさっと炒める。
③ 中火にして溶き卵を加え、さっと炒めたら、ご飯、ニラを加えて手早く混ぜ、ご飯がパラパラになるまで強火で炒める。
④ 醤油漬けニンニクの醤油を鍋肌から加えて全体に絡め、塩、コショウ（分量外、適量）で味を調える。
■日本酒に最高のアテが完成！ 「モッツァレラチーズのニンニク醤油漬け」
モッツァレラチーズを「ニンニク醤油」に漬けるだけで、日本酒にぴったりなおつまみが完成。
長時間漬けるとチーズの風味を損なってしまうため、漬け置き時間「ひと晩」は必ず守ろう。できるだけ新鮮なチーズを使い、漬け時間を守ることがおいしく食べるための最大のコツ。それ以外は特に気にすることはないので、手間なく簡単に作ることができる。
■材料 （作りやすい分量）
・モッツァレラチーズ … 1個
・［A］醤油漬けニンニクの醤油 … 大さじ3
・［A］みりん … 大さじ1
・［A］水 … 大さじ3
■作り方（調理時間：5分 ※漬け込み時間を除く）
① ポリ袋にモッツァレラチーズ、Aを入れてもみ込み、口をとじて冷蔵庫にひと晩（8時間ほど）おく。
② 食べやすい大きさに切り分ける。
ニンニクを使った万能調味料とアレンジレシピを紹介した。
いつもの料理にプラスするだけで、献立のレパートリーがグンを広がるので、ニンニクが旬を迎える今の時季こそ、ぜひ作ってみてほしい。
【レシピ制作者プロフィール】
管理栄養士・料理研究家 五十嵐ゆかり
グルテンフリーレシピや減塩でもおいしく作れる料理のコツなど、日々の暮らしに取り入れやすい健康レシピを提案している。美容や健康にうれしい要素を取り入れたレシピを得意とする。企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、講演、イベント出演、料理教室など、多方面で活動中。
著書に『食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖』や『発酵いらずのちぎりパン』、『塩レモンでつくる基本のおかず』など。
Twitter：https://twitter.com/igarashi_yukari
運営レシピサイト グルテンフリーLIFE：https://glutenfree-life.com/
Blog：http://lineblog.me/igarashiyukari/
【執筆・調理・撮影】
フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
イベントなどを手がけています。
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