嵐山・桂川を借景に1日限定の特別懐石を。「文化としての食を考える」
京都を代表する観光地、嵐山。桂川にかかる渡月橋は春夏秋冬で様々な表情をのぞかせ、観光客を飽きさせることがない。その渡月橋を眺めながら“食と文化”が体感できる、1日限りのイベントが2018年7月4日(水)、開催される。
2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産として登録され、日本の食文化の地位が向上。これまで明確な規定はなかったが、2017年の6月16日に法律改正案が可決。「文化芸術振興基本法」に「食文化」が明記され、「食」が振興の対象になった。
これは、次世代の食に関わる人たちが、今まで以上に誇りを持って仕事に従事できる、環境づくりができるようになったことを意味する。その点で、この日は長年食文化を後押ししてきた人たちにとって歓喜の瞬間だったといえるだろう。
今回のイベントは、「文化芸術振興基本法」改正を記念して、「食文化」を通した体験の重要性を強く訴求する「京都料理芽生会」と“本物の京都体験”をコンセプトに発信するサイト「KYOTO365」が、改めて文化としての食を学ぶ&味わう場を提供する、持続的な取り組みのひとつとなる。
「学び、味わう」。食を通じた文化体験
イベントの舞台は、明治30年に創業し豊かな京情緒を楽しめる料亭旅館『渡月亭』。別邸の『松風閣』は、嵐峡を望む絶景の食事処として、観光客だけでなく多くの著名人にも愛されてきた。
第一部では日本文化史に精通する歴史学者で、文学博士の熊倉功夫氏が登壇。熊倉氏は和食の「ユネスコ無形文化遺産」登録の立役者。和食の危機的状況を改善し、和食文化を次世代につなぐために、和食文化の保護・継承国民会議「和食会議(一般社団法人和食文化国民会議)」の会長をはじめ多方面で活躍している。
今回掲げるテーマは「日本の食文化・料理屋の仕事」。様々な物と人が集まってできる“食”と、先人たちが築き上げてきた“文化”を次世代につなげるべく、料理人たちとの熱きパネルディスカッションが行われる。
※料理は懐石料理のイメージです
京都を代表する若手料理人と老舗仕出し店の味の饗宴
第二部では、嵐山を代表する料理人たちによるスペシャルコラボ懐石(先附/椀/向付/八寸/焼物/煮物/飯/水物)が登場する。気になる内容は当日のお楽しみ。
老舗日本料理店や料理旅館(『萬重』『とりよね』『松山閣』『萬亀楼』『天喜』『錦』『柿傳』『松正』『竹茂』『渡月亭』『うお寿』『乙文』『矢尾治』『辨慶』)がこのイベントのためだけに作ったコースがいただけるのだそう!
夏本番を迎える7月、京都まで足をのばして、食と文化に触れてみてはいかがだろうか。
<イベント詳細>
▼日時
2018年7月4日(水)
▼時間
11:00~14:00(10:30~受付開始)
※スケジュール・内容は都合により変更となる場合があります
▼場所
渡月亭 松風閣
京都府京都市西京区嵐山中尾下町54-4(中之島公園北詰)
http://kyoto-arashiyama.jp/
▼料金
10,000円(税込)自由席
▼募集人数
50名様
※予定人数に達しましたらお申込を終了させていただきます
▼申込み方法
インターネットからのお申込
https://gurusuguri.com/shop/kyoto365
▼お問い合せ
京都料理芽生会「文化としての食を考える」事務局(株式会社ぐるなび内)
TEL:06-6442-8443
メールアドレス:kyoto365-tkt@gnavi.co.jp
受付時間:10:00~18:00(平日のみ)
[主催] 京都料理芽生会
[後援] 京都府 京都市 公益社団法人 京都府観光連盟 公益社団法人 京都市観光協会
[協賛] 竹本油脂株式会社
[協力] 文化庁 地域文化創生本部 京都料理芽生会 賛助会 渡月亭
[企画協力] 株式会社ぐるなび
[京都料理芽生会西地区会員]
矢尾卯、柿傳、矢尾治、松山閣松山、天喜、萬重、竹茂、嵐山辨慶、うお寿、岡庄、渡月亭、松正、とりよね、錦、萬亀樓、乙文