食のトレンドをバッチリ抑えた注目のレストランが勢ぞろい
新宿駅南口にあるファッションビル『新宿ミロード』の7階と9階のレストランフロアが、2018年7月13日にグランドリニューアルオープンした。
今回のリニューアルのコンセプトは“Be Very Happy~Gokigen Dining”。仲間同士が集まってワイワイ楽しんだり、買い物帰りに女性が一人でも気楽に寄ったりできる店が、バリエーション豊富にラインナップされた。
なかでも、アメリカ西海岸からの逆輸入ラーメン店『MENSHO SAN FRANCISCO』、台湾伝統スイーツ「豆花」の専門店『騒豆花(サオ ドウ ファ)』、日本初オーダーメイドの「新感覚コリアンパワーボウル」を提案する『VEGEGO(ベジゴー)』は、日本初上陸や日本初業態などで、すでに話題沸騰中だ。
今回は特に注目を浴びている、イチオシのこの3店舗を、詳しくご紹介しよう。
1.サンフランシスコでも毎日完売!! A5ランク黒毛和牛ラーメンのインパクトが凄すぎる
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/column_a0bde5e7aaa4d3fc79392573927aca39.jpg)
『MENSHO SAN FRANCISCO(メンショー サンフランシスコ)』は、すでに都内で8店舗を手掛けるラーメンクリエイター庄野智治さんが、2016年サンフランシスコにオープンした初の海外店。庄野さんは「明日の一杯を創る」として常に新しいジャンルに挑戦し続け、8つの店舗すべてを異なるコンセプトで展開し、いずれも行列のできる人気店になっている。
サンフランシスコでは、オープン以来、オリジナリティにあふれ厳選された材料で丁寧に作られた一杯が非常に高い評価を受け、『ミシュランガイド サンフランシスコ 2017~2018』と2年連続で掲載されている。今や連日、現地アメリカ人の大行列ができる人気店だ。
今回、アメリカで提供するラーメンを日本に“逆輸入”というかたちで初上陸。すでに日本のラーメンマニアたちから熱いまなざしが注がれている。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/column_2b472202bf224def896b78b5787f36c7.jpg)
店舗は白を基調にしたインテリアで、スタイリッシュなU字型のホワイトカウンターがモダンな印象だ。店内にはインテリアグリーンも配置され、まるでカフェのような清潔感溢れる空間。女性ひとりでも気兼ねなく入りやすい雰囲気だ。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/column_3a646790323372417798781d7060c0b1.jpg)
メニューには「季節限定 トウモロコシの冷たいらぁめん」、「A5和牛醤油らぁめん」、「抹茶鶏白湯らぁめん」などこれまでのラーメン店にはないような個性的な一品が並ぶ。なかでも、一番インパクト大なのは「A5和牛醤油らぁめん」(写真上)だろう。
ラーメンが運ばれてくると、その半端ないチャーシューの存在感に目が奪われる。A5ランクの黒毛和牛で作ったチャーシューが、どんぶりを覆いつくす勢いでのっているのだ。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/column_d6f64ec6b1c00dbce6373071008adcde.jpg)
チャーシューに使用した黒毛和牛は、庄野さん自らが鹿児島まで出向いて、仕入れてきたもの。ステーキでもおいしく食べられるリブロースのなかでも、サシの入り具合がベストバランスな“リブ芯ロース”を使っている。ピンク色に輝く一切れは、口に入れるととろけるような柔らかさ。スープに沈めれば、甘い脂が溶け出し、さらにリッチな味わいとなる。
和牛でラーメンを作ろうと思ったのは、日本の食文化を広げようと取り組んでいたアメリカで、和牛ラーメンを作ってみたら、大好評だったことがきっかけだ。現地では、日本円にして5,000円以上もする高額なラーメンが毎日限定数売り切れる。今回オープンした新宿店でも、和牛の良さをラーメンで表現したいという想いから「A5和牛醤油らぁめん」が生まれた。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/column_424445008d71e2a9d6521c8da722641d.jpg)
麺はキヌアを練りこんだ中太の手もみ麺。モチモチした食感で、あっさりした油分少なめのスープをしっかり拾ってくれる。麺の長さは一般的なラーメンに比べて短い。これは、すするのが苦手な外国人のために作った長さだが、汁が散ったりしないという配慮から、女性客が見込まれる同店でもアメリカ店と同じ長さにしたという。
スープは和牛のスジ肉、香味野菜と厚削りした鰹節、昆布から取り、最後に追い鰹で風味を効かせている。鰹だしのうまみは、牛肉の甘みと相乗効果を生んで、絶品スープとなっている。
アメリカで大人気のメニューが続々登場
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/column_443f61be306b152a8277076a956a7881.jpg)
和牛ラーメン以外にも魅力的なメニューがずらりと揃っている。サンフランシスコ店で一番人気だという「鶏白湯らぁめん」(写真上)。スープが油分控えめなため、豆乳をプラスし、コクを出している。鶏白湯と豆乳をしっかり乳化させたスープは、さっぱりとしてクリーミー。隠し味として効かせた柚子が爽やかな後味を演出している。
トッピングは、炙りチャーシュー、メンマ、水菜、クルミ、ザクロ、スープに浮いている醤油パウダー。それぞれのトッピングが味に変化をもたらし、最後までおいしく食べられる一杯だ。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/column_2177833726f6817716fb36f816704d56.jpg)
「東京のラーメンは、ラーメン店同士がお互いに切磋琢磨してどんどん進化しています。一方、従来のラーメンのイメージを持っていらっしゃる方々もたくさんいらっしゃる。新宿ミロードを訪れるオシャレに敏感な女性の方たちに、ラーメンは味だけじゃない、スタイルも表現できるということを感じてほしいですね」と庄野さん。
アメリカで絶大な支持を受けているメニューを日本で再現した一杯は、斬新ながらも隅々までこだわり抜いた味わい。ぜひ新宿ミロードでラーメンの新しいカタチを確かめてみよう。
【メニュー】
A5和牛醤油らぁめん 1,950円
鶏白湯らぁめん 860円
※価格はすべて税込
MENSHO SAN FRANCISCO(メンショー サンフランシスコ)
- 電話番号
- 03-3349-5874
- 営業時間
- 11:00~23:00(L.O22:45)
- 定休日
- 不定休(新宿ミロードに準じる)
- 公式サイト
- http://menya-shono.com/
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/shop_7d3d415a94850837d4ef6b5d40d0cf86.jpg)
2.台湾の大人気スイーツがついに日本初上陸!
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/column_31a01be83fabf8045d9ee45cd32c23d6.jpg)
各種メディアで紹介され、日本でも有名な台湾伝統スイーツ、豆花専門店『騒豆花(サオ ドウ ファ)』の日本1号店が新宿ミロードに登場した。
豆花(トウファ)とは豆乳から作り、豆腐のような食感の砂糖不使用のデザート。シロップをかけ、フルーツなどをトッピングしていただく。大豆イソフラボンがたっぷりで、甘さ控えめなスイーツは、健康と美容に意識の高い女性に大人気だ。
『騒豆花』では、本店同様に手作りにこだわり、主な食材を台湾から直接仕入れ、店内で大豆から豆乳を作るところから始めている。ポイントは台湾製の豆花を作る機械。ふるふるとしていながら、つるんとした食感と、大豆の優しい甘さが生きた豆花は、この機械でなければできないとか。本店の感動をそのままに日本で味わえるのが嬉しい。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/column_5a87fe229da0dba62dd07d65ac23336a.jpg)
一番人気は、豆花に旬のフルーツをトッピングしたもの。「マンゴースイカ豆花」(写真上)は夏の季節限定メニュー。フルーツの下にはマンゴーシャーベットが敷かれている。豆花とシャリシャリと冷たいシャーベット、甘いフルーツの組み合わせは夏にピッタリなスイーツだ。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/column_26e0a320c677f8c2fa2e10fe01dc132b.jpg)
甘さは全体的に控えめ。本店とほとんど同じレシピで作られているが、トッピングするフルーツの味わいが日本と台湾とでは異なるため、甘さは調節しているのだという。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/column_b53a8fb104e1813b2af4350684a13348.jpg)
より台湾らしい味わいを求めるなら「ピーナッツ豆花」がオススメ。できたての豆花が食べられる温かいもの(冬季限定)と、シロップがシャーベット状になった冷たいもの(写真上)の2種類用意されている。
シロップは冬瓜糖と呼ばれる台湾の冬瓜を砂糖漬けにしたものから作る自家製。トッピングの柔らかく煮たピーナッツもほっくりした味わいで、素朴ながら本場台湾で誰からも愛されるおいしさだ。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/column_a27fad449f827cf70b490048852f086b.jpg)
その他、ドリンクでは、定番のタピオカミルクティーのほか、冬瓜糖シロップを使ったタピオカ冬瓜豆乳もある。
ルーロー飯や担々麺など台湾屋台にあるような食事メニューも充実。古木を使用したテーブルや赤いランタンなどは、まるで台湾を旅しているよう。しばし、非日常的な空間で心ゆくまでスイーツを味わいに行ってみよう。
【メニュー】
マンゴースイカ豆花 1,380円
ピーナッツ豆花(冷) 580円
タピオカ 台湾冬瓜糖 ミルク 550円
※価格はすべて税抜
騒豆花(サオ ドウ ファ)
- 電話番号
- 03-3349-5828
- 営業時間
- 11:00~23:00(L.O22:30)
- 定休日
- 不定休(新宿ミロードに準じる)
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/shop_850913ff3bd1c9f31ea2409ea2e73e80.jpg)
3.日本初!オーダーメイドの野菜たっぷりパワーボウルで心も体も美しく
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/column_c24ab13711d97dc7bb552267df80e2f6.jpg)
日本初の新スタイル「コリアンパワーボウル」を提案するのが『VEGEGO(ベジゴー)』。“心身の美しさを想う”をコンセプトに、ご飯か麺を選び、カラフルな野菜のナムルやサラダ、カルビ、ヤンニョムチキン、キヌアなどのスーパーフードを、自由に組み合わせて盛り付けたワンボウルメニューだ。
特注のボウルは、たっぷり盛り付けても余白があるほど大きい。白い縁がフレームのように彩り豊かな料理を引き立てている。インスタ映えもばっちりだ。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/column_c6f9512b1baa0f59dd2d37b3db0edffb.jpg)
健康にこだわったというご飯や麺、惣菜のラインナップには注目したい食材がいっぱい。例えば「禅パスタ」。グルテンフリーの白滝で作られたパスタで、ダイエットに最適と欧米で人気の食材だ。この他、フルーティさが魅力の紅芯大根(コウシンダイコン)のカクテキ、マンゴーに漬け込み柔らかくしたジューシーカルビなど、見た目だけでなく食べておいしい惣菜が揃っている。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/column_5134e704adfd0210a69c741ad8e24308.jpg)
注文方法は、カウンター越しにスタッフに食べたいものをチョイスして伝えていく、オーダーメイドスタイル。ご飯や麺は6種類、メインは3種類、野菜のデリは10種類もあり、迷うこと必至。組み合わせ次第で、いつ来ても、何度来ても違う味を楽しむことができる。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/column_def5cc0687da3dff16d875fe209b73cd.jpg)
ワンボウルながら、しっかりメインとなるおかずもあり、野菜もたっぷりでボリューム満点。栄養バランスで選ぶなら『ベジゴー』で決まりだ。
【メニュー】
コリアンパワーボウル 1,380円~
※価格はすべて税込
VEGEGO(ベジゴー)
- 電話番号
- 03-3349-5857
- 営業時間
- 11:00~23:00(L.O22:30)
- 定休日
- 不定休(新宿ミロードに準じる)
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
![](https://rimage.gnst.jp/www.gnavi.co.jp/dressing/image/article/73/21773/shop_4a35fffaf42e33659cb673016e9e2e25.jpg)
文:小田中雅子