世界中で愛されているショコラティエ『ジャン−シャルル・ロシュー』が日本初上陸!
多くの有名ショコラティエのブティックが集結している東京・青山に、世界屈指の人気を誇る『JEAN-CHARLES ROCHOUX Chocolatier Tokyo(ジャン−シャルル・ロシュー東京)』が2018年1月にオープンした。
骨董通りから一本入った脇道でひときわ目を引く、ビル全体がアートギャラリーのようなブティックだ。
“空想美術館”をコンセプトに持つその店は、ショコラ、ハイセンスな装飾を設けた内装によって『ジャン−シャルル・ロシュー』の世界観に浸ることができる
世界的ショコラティエであるジャン-シャルル・ロシュ―氏は、ショコラを「人々の本能を呼び覚まし幸福を分け与える最上の食材」と考え、「時に彫刻家として、時に職人として、時に音楽家として、情熱と伝統、美意識と思いやりを持って」チョコレート作りを行っている。
思わず足を止める、店内のショコラアートで“空想美術館”に浸る
ロシュー氏の言葉通り店内のチョコレートはとても美しくアーティスティックだ。
高級感のある店内は「伝統と革新」「都会と自然」と、相反する2つの要素を巧みに交差させた世界観が表現されている。
洗練された空間の中にも、本物違わぬほどに精巧につくられたショコラの芸術作品がいくつも飾られていて、思わず足を止めて眺めてしまう。
▲店内正面のカウンターに鎮座する、ひときわ大きなクロコダイル。
「リビングにあったチョコレートを、ママの目を盗んで部屋まで持ち帰り、一人になってからこっそり口に運ぶ。その様子がクロコダイルの狩りによく似ている」(ロシュー氏)という。
そんな甘く情熱的な記憶から、ショコラに対するピュアな本能を子供のように解放してほしいというロシュー氏の想いが込められている。
ロシュー氏の強い愛着により、ブランドのアイコンにもなっているクロコダイル。ショコラの箱や紙袋にもクロコダイル柄が使われてる。
可愛く寄り添うテディベアにも独自の繊細な技が光る。芸術性が高いだけではなく、言うまでもなくおいしさも兼ね備えている。
愛好家を惹きつけて止まない、逸品の数々
口どけの良いやわらかな舌触りの「トリュフ」(写真上)はカカオのビターパウダーがまぶしてあり、すっきりとした味わいが男性にも好評。ロシュー氏がかつて修行していた『ミッシェル・ショーダン』(現在はメゾン ショーダン)の味を引き継いでいる。冷蔵保存できることから一年を通して楽しむことができる。
『カルーセルショコラ』(写真上)は専用削り機でショコラを薄く削っていただくメニューで、自宅で削りたてのショコラを楽しめる一品。削り機とショコラのセット、詰め替え用のショコラ単品を販売している。
ショコラがくるくると薄く削れていき、ふんわりと空気を含んだショコラのフリルが出来上がる。
そのまま食べて口どけを愉しむのがおすすめだが、カプチーノに浮かべたり、パンにのせてトースターで焼いたり、様々な食感に変化するショコラを贅沢に味わってほしい。手土産などに持っていけば、盛り上がること間違いなし!
パリ本店では即完売する「フルーツタブレット」 青山店でも週に一度の限定販売!
「フルーツタブレット」(写真上)は毎週土曜日、30個の限定で発売される。季節ごとに旬のフルーツを生で使用しているため、賞味期限は短いが、このみずみずしさは他のチョコでは味わえないおいしさだ。
2018年9月1日現在のフレーバーは「シャインマスカット」(写真上)。
糖度が高く、皮ごと食べられるジューシーなシャインマスカットをノワールショコラでコーティング。口に含んだ瞬間、芳醇な香りとジューシーなマスカットの果汁がパリッとした食感のほろ苦いチョコの中から弾け出す。
同店では過去に、イチゴ、キウイ、パイナップルなどの「フルーツタブレット」が登場した。
フルーツはその都度、最高の状態にあるものを使用しているため、内容も時期も完全に不定期。
ロシュー氏のインスピレーションによって、今後日本にしかないフルーツを使ったオリジナル商品が誕生するかもしれない。
素材の良さを感じられる、美しい『ボンボンショコラ』
『ジャン−シャルル・ロシュー』のチョコレートは砂糖を必要以上に使わず、素材の自然な甘みを生かすことで風味豊かに仕上げている。深みがあるのにさっぱりとした味わいのチョコレートは、甘いものが苦手な方からの評価も高い。
ショーケースに美しく並ぶ「ボンボンショコラ」は、どれもそのすっきりとしたおいしさが魅力だ。
その中でも「Maker’s Mark」(バーボンウイスキー)、「LOJA」 (バラ)、「SANSYO」(山椒)はロシュー氏を代表する個性派ショコラ。
「Maker’s Mark」(写真上)はバーボンウィスキー入りのガナッシュ。アルコールが苦手な人でも楽しめる上品なバーボンの香りを感じる大人のチョコレート。
見た目にも可愛いバラのガナッシュ「LOJA」(写真上)。口どけ柔らかなガナッシュの中にふわっと花開くバラの香りは、パリジェンヌにも愛されている本場の味。
ロシュー氏が日本で出会った食材の一つ、山椒を使ったプラリネショコラ「SANSYO」(写真上)。
ナッツのインパクトが強いプラリネ(焙煎したナッツに加熱した砂糖を和えてカラメリゼしたもの)に、山椒のピリリとした風味と香りが押し寄せる。舌をくすぐる刺激が爽やかな印象を残す。
責任者の池畑光士郎(いけはたひこしろう)さん
チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」の出展中、ロシュー氏が休む間も惜しんでファンに向き合う姿に感銘を受けた池畑さん。日本文化を理解しようとするロシュー氏の姿勢は、その真面目で誠実な人柄で、池畑さんをはじめ日本のスタッフの心をも惹きつけている。
「一見、派手でとがった印象のブティックに見えるかもしれませんが、チョコレートは昔ながらの伝統ある製法で味の追求を続けた真摯なショコラティエのお店です。」(池畑さん)
贈り物や自分へのご褒美に。ロシュー氏のショコラへの愛情と情熱が人々を笑顔にしていくことは間違いない。
撮影:Kyoko Maruyama
【メニュー】
・トリュフ
6個 680円
32個 3,300円
55個 5,500円
・カルーセルショコラ
チョコレートと削り機のセット 7,000円
チョコレート単品 2,000円
・フレッシュフルーツの限定タブレット 3,300円~
※毎週土曜日のみ30個限定で店頭販売
・ボンボンショコラ「バーボンウィスキー」「バラ」「山椒」など 各 350円
※価格はすべて税別
JEAN-CHARLES ROCHOUX Chocolatier Tokyo
- 電話番号
- 03-6805-0854
- 営業時間
- 11:00~19:00
- 定休日
- 不定休
- 公式サイト
- http://www.jcrochoux.jp
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。