数多の食通をうならせ、かつ敏腕料理人が惚れ込んで通う店は、やはり秀逸な店ばかり。今回はそうした東京のお店をリレー形式で紹介する連載「腕利き料理人が通ううまい店」の1~5話に登場した店を一挙に紹介する。
天ぷら屋の店主が通うイタリアンや、フレンチ界の偉才が通う看板のない酒場など、要チェックな「とっておきの一軒」が揃う。
第1回:50種以上のつまみを名物のレモンサワーと。門前仲町の隠れ家『酒肆 一村』
連載のトップバッターは、『シャトーレストラン ジョエル・ロブション』の味を守り続け、2016年に自身の店『Nabeno-Ism(ナベノ-イズム)』を立ち上げたフランス料理の偉才・渡辺雄一郎シェフ(写真上・右)。
門前仲町にある看板のない隠れ家的な酒場、『酒肆 一村(しゅし いっそん)』を紹介する。
看板メニューのレモンサワーは5種類あり、まずは「名代」を注文。
常時50種類がラインナップされているつまみのなかから、渡辺シェフがセレクトした3品をご紹介。それぞれの料理のおいしさを最大限に引き出す、料理人ならではの食べ方にも注目したい。
【店舗情報】
酒肆 一村(しゅし いっそん)
住所:〒135-0033 東京都江東区深川2-1-2 深川岡野ビル2F
電話番号:03-5875-9963
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第2回:銀座一丁目の蕎麦屋『銀座sasuga琳』では、酒に合うプリンが食べられる
酒場好きが高じて料理の道に入ったと言う、『酒肆 一村』のオーナー・大野尚人さん(写真上・左)がプライベートで通うのは、銀座一丁目の『銀座sasuga琳』だ。
研究熱心な店主の新井大琳さんが作るのは、酒と共に楽しめる潔いひやかけそばや、だしのきいたつまみ。さらに卵のおいしさが詰まっていて、ラムやハイボールに合うしっかり系の濃厚プリンなど。多彩なメニューにどの酒を組み合わせるのかも楽しみのひとつ。大野さんの惚れ込んだ組み合わせも紹介する。
【店舗情報】
銀座sasuga琳(ぎんざ さすが りん)
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-19-12 銀座グラスゲートB1
電話番号:050-3466-8070
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第3回:四谷三丁目の『てんぷら荘司』で、天ぷら×白ワインの好相性を実感
連載第3回では、バトンを受け継いだ蕎麦屋『銀座sasuga琳』の店主・新井大琳さん(写真上・右)が「どこかいい店ない?」と尋ねられた時に紹介したくなる、四谷三丁目の天ぷら店『てんぷら荘司』を訪問。
毎朝築地で仕入れる厳選された魚介の天ぷらや、旬の魚を使用した一品料理、締めの炊き込みご飯を贅沢なコースでいただける。この店での定番は、天ぷら×白ワインの組み合わせ。意外に思えるが、相性のよさを語る店主の荘司さんの言葉には説得力があり、思わず納得させられる。
【店舗情報】
てんぷら荘司
住所:〒162-0065 東京都新宿区住吉町2-18 ウィン四谷2F
電話番号:03-5379-3557
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第4回:四谷三丁目『ドゥエ リーニュ』のおすすめは、火入れ絶妙「カイノミの炭火焼き」
続いて第4回でも、四谷三丁目の店舗を紹介。『てんぷら荘司』の主人・荘司俊壹さん(写真上・右)が通うフレンチとイタリアンの店『ドゥエ リーニュ』は、カウンター中心の店内で、洗練された料理の数々を楽しめる名店だ。
なかでも火入れが絶妙な「カイノミの炭火焼き」は外せないと荘司さんは語る。天ぷらとフレンチ、料理のジャンルは違うが、店の空間づくりや素材への真摯な姿勢など共通点も多い。カイノミはコース料理のメインとしてオーダーできるので、来店の際はぜひ味わってみたい。
【店舗情報】
Due Ligne(ドゥエ リーニュ)
住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷3-4-2 鳥重ビル
電話番号:050-3373-9004
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第5回:中野『なかの中華!Sai』、ビールや紹興酒の進む絶品メニュー、小籠包は必食
『ドゥエ リーニュ』オーナーシェフの瀬野景介さん(写真上・左)がプライベートで通う店は、『ミシュランガイド東京 2018』にて「ビブグルマン」に輝いた中華料理店、『なかの中華!Sai』。
オーナーシェフの宮田俊介さんとは旧知の仲で、仕入れから料理まで全て自分の五感で決めるというスタイルが共通していると語る。
蒸し物や点心など幅広いジャンルのメニューは、それぞれビールや紹興酒などのお酒を進ませる力がある。なかでもスープたっぷりの本格小籠包は、瀬野さんが「これを食べないと帰れない」と絶賛するお気に入りメニューだ。
【店舗情報】
なかの中華!Sai
住所:〒165-0027 東京都中野区野方1-6-1
電話番号:050-3312-7094
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