人気パティシエが手がけるフランス発のパティスリー『ミシャラク 表参道』
フランス・パリ発のパティスリー『MICHALAK PARIS(ミシャラク パリ)』が本日10月5日、初のフランス国外店舗として東京・表参道に『MICHALAK OMOTESANDO(ミシャラク 表参道)』をオープンした。
手がけるのは、フランスを代表するパティシエのクリストフ・ミシャラクさん。ミシャラクさんはフランス国内のホテルなどを中心にキャリアを積み、26歳の若さでパリの名門ホテル『プラザ・アテネ』のシェフ・パティシエに就任。在籍中にはパティスリーの世界大会である「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」に、フランス代表のキャプテンとして出場し、チームを優勝に導いた。
2013年には、お菓子教室を併設したパティスリー『ミシャラク・マスタークラス/ミシャラク・テイクアウェイ』をパリにオープン。現在は、パリに4店舗のパティスリーを構える。その他にも、テレビ出演をしたりレシピ本を出版したりするなど、フランス国内では絶大な人気を誇るパティシエだ。
そんなミシャラクさんは、世界初出店の地に日本・表参道を選んだ。その理由は、日本はパリと並ぶパティスリー大国であるからだ。「コンクールでもパリと日本で競い合うことが多く、日本のパティシエはレベルが高くて強敵だと感じていた」とミシャラクさんは話す。
またミシャラクさんは、1997年~1998年に兵庫県神戸市にある『パティスリー グレゴリー・コレ』でパティシエをしていた経歴も持つ。そしてこの時、東京に来る度に必ず立ち寄っていたのが、表参道だった。表参道は自分の感覚と合う、お気に入りの街だという。
「ロック&ラグジュアリー」を体現した、体にやさしいスイーツを提供
ブランドのテーマは「ロック&ラグジュアリー」。
「かつてのフランス菓子は油脂と糖分が多く、胃もたれする重いものであった」とミシャラクさん。そこで、より現代の感覚とライフスタイルに近づけるために、食べても胃もたれしにくい身体にやさしいフランス菓子を作りあげた。糖分を少なめにし、なるべく小麦粉を使わないことで消化をよくし、身体に負担がかからないスイーツになっている。
またチョコレートやピスタチオは産地にこだわっている。その他にも、スイーツの形を整えるためにゼラチンを使用するのが一般的だが、味に影響が出てしまうため、ゼラチンの使用量を少なめにしているという。
このように伝統へ反抗する姿勢が“ロック”であり、材料から最高のクオリティを追い求めて作り上げる姿勢が“ラグジュアリー”なのだ。ちなみに、ミシャラクさんは「柚子の香りは柑橘系の中で、最もすばらしい香り」と称するほど、柚子のフレーバーを好んでいるそうで、柚子を使ったスイーツを多く提供している。
『ミシャラク 表参道』の注目スイーツはこれ! おすすめ3選
表参道店の注目は、『ミシャラク 表参道』のアプリ会員限定であるオーダーメイドスイーツ「MY KOSMIK (マイ コスミック) 」だ。これは5層からなるスイーツの各層をカスタマイズできるもの。ソースやフルーツなどを数種類からお好みのものをチョイスでき、何通りもの味と食感、フレーバーを楽しめ、アイスを使っているのが特徴的。アプリ内で質問に答えると、自分好みの味の組み合わせを診断してもらうこともできる。「マイ コスミック」は日本限定の商品で、パリ本店では「KOSMIK(コスミック)」として販売する人気のスイーツだが、カスタマイズはできない。
そのほか、おすすめのスイーツは以下の3つ。
「ミシャラクモンクール」(写真上)は、“モンクール=私の心”を意味する情熱的な印象のケーキ。ショコラ、パッションフルーツ、柚子の組み合わせは、甘みと酸味が絶妙なバランスだ。
「ルリジューズ」(写真上)は、フランスの伝統菓子を現代風にアレンジしたもの。フォンダンはパートダマンドに変えることで、より甘さを控えめにし、中からほろ苦いキャラメルクリームがとろけだす。大小2つのシュー生地を重ねることで、食べやすさにもこだわったという。見た目、味、利便性、すべてが計算されている『ミシャラク』のお菓子を代表するスイーツだ。
「クラシック(タルトユズシトロン)」(写真上)は、「ロック&ラグジュアリー」のコンセプトを最も体現しているスイーツの1つ。かつてのフランス菓子より軽く、甘さを控えめにし、味わいを豊かに表現した。最初に作ったのは2006年だが、10年の研究を経て2016年に現在のスタイルが完成した。ミシャラクさんが「世界一のタルト」と自負する自信作である。
表参道店には、イートインコーナーを全26席設ける。表参道を散策した際に立ち寄ってもよし、仕事終わりにスイーツで一息つくのもいいだろう。
「日本が大好きなので、これからも日本に関わっていきたいと思います。またパリのお店は、将来自分の子どもが大きくなった時に『パパとママのお店だ!』と言ってもらえるようなお店にしていきたいです」とミシャラクさん。
本日10月5日~10月8日までミシャラクさんも来日し、表参道店にいるという。
【メニュー】
ミシャラクモンクール 810円
ルリジューズ 702円
クラシック(タルトユズシトロン) 810円
※価格は税込
MICHALAK OMOTESANDO(ミシャラク 表参道)
- 電話番号
- 03-5774-6311
- 営業時間
- 11:00~21:00(L.O.20:00)
- 定休日
- 不定休
- 公式サイト
- https://michalak.jp/
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。