フグ業界のパイオニアが手掛ける、フグ料理専門店!
高級食材のフグをとことん味わえるとあって人気を集めているのが、東京・銀座にある『銀座 ふく太郎』。こちらの店ではフグ料理の定番である刺身や鍋から、シュウマイなどのアレンジ料理まで、さまざまな味わい方でフグ料理を楽しめる。
「母体は、1983年日本で初めてフグ料理の宅配を始めた福岡・北九州にある企業です。毒を持つフグを安心して提供できるよう、フグ業界では初となる食品安全管理システム“HACCP(ハサップ)”も導入。
最高品質のフグを、安心してお召し上がりいただける処理・調理で、東京の方をはじめ海外の方々にも楽しんでいただいております」と、女将の大西浩子さんは言う。
和モダンな空間は、接待やデートにも最適
店内は和の趣がある、白木を基調とした造り。少人数から大人数まで対応できる個室が主体で、接待利用やデート利用など、プライベート空間を大事にした設計だ。
また、仕切りのガラス板には、フグ刺しの基本の盛りつけ方である“菊盛り”を模したデザインも。店内にいるだけで、フグを想起させる意匠が散りばめられている。
見た目も味も一級品! 名物「とらふぐ刺身鶴盛り」
フグの本場山口・下関ではフグのことを、縁起を込めて「ふく(福)」と呼ぶ。それにならって、ここからはフグを「ふく」と改め、『銀座 ふく太郎』のふくについて紹介していく。
同店では国産・無漂白のものを使用。「トラフグ」は長崎の契約養殖場で自然に近い状態で育てたものをさらに選別し、「天然のマフグ」は山口で獲れたものを、そして「天然ゴマフグ」は石川や富山など日本海沖で獲れたものをそれぞれ提供する。
こうしたふくを専門に扱う店だからこそ提供できるのが、「とらふぐ刺身鶴盛り」(写真上)だ。
皿が透けるほど薄く丁寧にカットされた身を、鶴のように盛りつけるアーティスティックなひと皿に、目を奪われる。刺身に使う部位は、24時間以上寝かせることでうまみ成分を引き出しているのも特徴。薄身ながらしっかりと深みのある味わいに、驚く人も多いという。
よりおいしくいただくための、薬味やポン酢にもこだわる。
ネギは、ふくに合うよう開発された、ほどよい辛みが特徴の下関産「安岡ねぎ」を、ポン酢には昆布とカツオだしに、旬に採取した福岡産のダイダイ(酸味が強く香りのよいミカンの一種)を加えた「ふくぽんす」を使う。
ふく本来の味わいを引き立てるため、脇役にも気を配った組み合わせは、『ふく太郎』ならではと言えよう。
キラリと光るアレンジ料理にも注目
同店のさらなる魅力、ふくのアレンジ料理も見逃せない。
人気料理の「ふくのから揚げ」(写真上)。
ゴマフグの骨とその周りの身をからりと揚げ、うまみをぎゅっと閉じ込める。ふくとは思えないほどコクのある味わいに、思わず骨までしゃぶりたくなってしまう。
「ゴマフグは油との相性が抜群です。骨の周りはうまみが濃く、揚げ物にすると生食よりもおいしく仕上がるんですよ」と大西さんはおすすめする。
変わり種メニューとしては「紅白とらふくしゅうまい」(写真上)をおすすめしたい。
注文すると、ふたを閉じた陶器の器と、なんと砂時計が提供される。砂時計の砂が落ち切るまで、くれぐれもふたはそのままで。ようやくふたを開けると、香り豊かな湯気に包まれて熱々のシュウマイが顔を出す。
餡にトラフグの身と皮をたっぷりと詰め、皮の周りには細く切った皮をまとわせる。ふわっふわに仕上がったシュウマイは、コラーゲンも豊富に含まれており、女性にもおすすめだ。
誰しもをとりこにする、ふく尽くしのコースも自慢
さらに、白子の刺身やふく刺しの食べ比べなど、専門店だからこそ提供できるラインナップも勢揃い。アラカルト以外にも、お店自慢の料理を集合させた、ふく尽くしのコース料理も豊富にラインナップしている。
さまざまな調理法で楽しませてくれるため、ふく好きの人だけでなく、初めてふくを味わう人にもぜひ『銀座 ふく太郎』をおすすめしたい。
【メニュー】
とらふぐ刺身鶴盛り 5,800円
ふくのから揚げ 1,580円
紅白とらふくしゅうまい 1,080円
龍 天然とらふぐコース 25,000円
祝 鶴盛りコース 10,000円
※すべて税別
銀座 ふく太郎
- 電話番号
- 050-3463-6162
- 営業時間
- 火~土 ランチ:12:00~15:00(L.O.14:00、ドリンクL.O.14:30) 月~土 ディナー:17:00~22:00(L.O.21:30、ドリンクL.O.21:30)
- 定休日
- 毎週日曜日 祝日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。