江戸時代には風情ある花街として名を馳せた、新宿区荒木町(あらきちょう)。最近は名店で修業を重ねた若き料理人たちが、中華を始め様々なジャンルのお店を次々オープンし、たちまち予約困難の店に成長している。今や、食通がこぞって訪れるスポットになっているのだ。
今回は、そのなかでも都内の中華を語るうえで欠かせない、荒木町の注目中華レストランを3店厳選してご紹介。
定番メニューに新しい感性のエッセンスを加えた絶品「中華」と、抜群に合うお酒を、大人の風情あふれる荒木町でじっくりご堪能あれ。
独創的な料理が食通を魅了する『南三』、目玉はウイグルソーセージ
2018年5月に荒木町にオープンした『南方中華料理 南三(みなみ)』は、マニアックな食材やスパイスを使いながらも、日本人の味覚に寄り添った料理が評判で、早くも人気店の仲間入りをしている新星だ。
オーナーシェフは独創的な中華料理で有名な『黒猫夜(くろねこよる)銀座店』で店長を務めたこともある水岡孝和さん。水岡さんの感性が光る料理が8~9品味わえるコースの目玉は、「中華シャルキトリー」。なかでも台湾とヨーロッパの食文化が融合したメニュー「ウイグルソーセージ」はぜひ味わいたい。
お酒は中華料理によく合う青島(チンタオ)ビールや紹興酒のほか、ワインも取り揃えている。
南方中華料理 南三
- 電話番号
- 03-5361-8363
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
日本人が作り出す魅惑の中国料理『の弥七』、コースの〆はパンチの効いた麻婆豆腐
『の弥七』は、「日本人が作り、日本の方に提供する中国料理」がコンセプトの人気店。
和の数寄屋造りを意識した店内では、店主のおもてなしの心がこもった室礼(しつらい)や器を堪能しながら、日本と中華の「いいとこ取り」と称される、ここでしか味わえない料理の数々をコースで楽しめる。
季節の食材を使った鍋料理は通年提供。コースの〆にはガツンと来る味わいの土鍋入り「麻婆豆腐」と炊きたての釜炊きご飯を、グツグツという音とともに頬張ろう。
の弥七
- 電話番号
- 050-5487-3956
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 昼食 11:30~14:30
夕食 17:30~23:00
最終入店時間 21:00
- 定休日
- 日曜日
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ビールが進むスペアリブ炒め! 絶品「鉄板中華」が味わえる『遊猿』
東京メトロ四谷三丁目駅から徒歩5分の『遊猿 you-en(ゆうえん)』は、「鉄板中華」で名高い『青山シャンウェイ』で10年修行したオーナーシェフ大内誠也さんが腕を振るう注目店。
高級中華と大衆中華の中間に位置するカジュアルチャイニーズを楽しめると、多くの食通に愛されている。
客席の前にある大きな鉄板で仕上げられた「スペアリブ鉄板豆豉炒め」は、ビールや紹興酒が進む人気メニュー。鉄板から立ちのぼる香りもごちそうだ。乾杯におすすめな「前菜盛り」や、絶品オリジナル料理も必食。
遊猿(ユウエン)
- 電話番号
- 050-3374-3725
- 営業時間
- 月~金 ランチ:11:30~14:00(L.O.13:30)
- 定休日
- 毎週土・日曜日 祝日
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※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。