札幌シメパフェの新聖地『佐々木』! 宝石のようなパフェだけじゃない、人々を魅了し続ける秘密とは?

2018年11月30日
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札幌シメパフェの新聖地『佐々木』! 宝石のようなパフェだけじゃない、人々を魅了し続ける秘密とは?
Summary
1.独創的な色づかいのパフェが美しい、札幌のシメパフェ人気店『佐々木』
2.自家製にこだわり、素材のおいしさとバランスを追求した極上パフェ
3.珈琲や酒、肴とともにパフェを味わうのが通のたしなみ

札幌のシメパフェ文化をけん引する人気店『佐々木』

札幌では古くから食事や飲み会の後はパフェなどのスイーツでシメるという食文化がある。近年は「シメパフェ」と呼ばれて札幌市内に続々とシメパフェのお店がオープンし、今では首都圏などにも飛び火して夜にパフェを楽しめるお店ができている。

そんな札幌のシメパフェ文化をけん引する人気店の一つが『パフェ、珈琲、酒、佐々木』(以下、『佐々木』)。開店したのは2018年1月。開店当初から噂を聞きつけパフェを目当てにやってくる人が多く、常に行列の絶えない店である。

お店は札幌の市街地にあり、繁華街・すすきのから徒歩5分程度。まさに飲んだ後のシメに訪れやすい立地である。アクセスは、札幌市営地下鉄の南北線・東西線・東豊(とうほう)線「大通駅」または東豊線「豊水すすきの駅」から徒歩約5分。

『佐々木』は、札幌のシメパフェで一二を争う人気行列店『パフェ、珈琲、酒、佐藤』(以下、『佐藤』)の姉妹店。『佐藤』で培った製法と味、雰囲気や空間作りを踏襲しつつ、クオリティをより進化させるべく店内に製造室を設けてアイスの自家製造をしている。

ちなみに『佐藤』は『佐々木』の至近に立地し、両店の間は歩いて1分足らず。片方の店が満席ならもう片方の店をのぞいてみる、ということも可能な距離感だ。

扉を開けると目の前にはカウンター席がずらりと並び、洗練された上品な雰囲気が圧巻である。1~2名はもちろん、奥には小あがり席もあるので、3~4人で訪れるお客も多い。

見て美しく食べておいしい、宝石のような極上パフェ

『佐々木』が提供するパフェは、『佐藤』のそれとは異なるがエッセンスは同じ。独創的な色づかいと美しく写真映えするビジュアル、素材の濃厚な風味と口どけのよさが特筆すべき点である。

パフェが提供されると、どのテーブルでもほぼ間違いなくプチ撮影会が始まる。パフェの美しさを競うかのごとく、皆スマートフォンやカメラを向けるのだ。いざ食べ始めると、スプーンがスーっと入るアイスの滑らかさに驚き、そして甘すぎず素材感のある上品な味わいに感嘆する。

一番人気、ジュレやムースのコントラストが美しい「塩キャラメルとピスタチオ」(写真上)。塩キャラメルとピスタチオの濃厚な風味を感じるアイスに、酸味のあるカシスムースが絶妙に合う。

こちらも人気の「ショコラ~岩塩とオレンジの香り~」(写真上)。チョコレートのソフトクリームとホワイトチョコレートのアイスクリーム、ブロンドチョコレート(ビスケットとキャラメルを合わせたような芳ばしいチョコレート)を使用。濃厚で芳醇なショコラにオレンジピールのゼリーがよいアクセントに。

パフェは基本的に、アイスクリームやソルベが2種類使われている。これらは単体で食べてももちろんおいしいのだか、一緒に食べると絶妙なバランスで混ざり合い、新たなハーモニーが生まれる。

また添えられたお菓子やチョコなどと一緒に食べてもしかり。甘さとともに、酸味や渋み、塩気などさまざまな味わいと、滑らかさやサクサク感などさまざまな食感が気持ちよく交錯する。

人々を魅了してやまない味の決め手は、こだわりの自家製アイス

『佐々木』の店内にある製造室には、イタリア製のバッチフリーザー(アイスクリームマシン)とパステライザー(原材料を加熱殺菌し急速に冷やすマシン)を導入している。これらのマシンを使用することで、アイスの中に空気がきめ細かく均一に入るため、アイスにスプーンを入れた時の滑らかさと口どけのよさが向上するという。

現在は『佐々木』のほか『佐藤』で使用する分を含め、約20種類のアイスをここで製造している。

▲カウンターが並ぶ店内の右奥に製造室がある

この自家製アイスが『佐々木』のパフェの真骨頂だ。安定剤などは必要最低限しか使用せず、通常のアイスよりも素材の分量を多く使うことで、風味を前面に押し出している。

また自家製だからこそ、甘さを自在にコントロールでき、2つのアイスを単体で食べても、一緒に食べてもおいしくなるようなバランスに調整できるのだ。

▲店長の佐藤智史(ともふみ)さん。芸術的なパフェは一つひとつ丁寧な手作業で作っている。

パフェとの相性も抜群、珈琲やお酒とともに

『佐々木』はパフェを楽しめるスイーツ店というより、パフェを味わえるカフェバーという感覚のお店。

パフェに合う珈琲は、やはり深煎りかもしれない。『佐々木』では、コク深い苦みを楽しめるイタリアンローストと、その日その時期にベストな豆を焙煎した珈琲をハンドドリップで提供。豆は札幌市内にある大人の隠れ家カフェとして知られる『ローチロースター』で焙煎したものを使用している。

パフェは、珈琲だけでなくお酒にもよく合う。パフェ「ショコラ~岩塩とオレンジの香り~」はウィスキーやブランデーとの相性がよく、「塩キャラメルとピスタチオ」はスパークリングを合わせると爽やかに味わえる。

『佐々木』では、ウィスキーやブランデーだけでもそれぞれ約20銘柄がメニューに並び、そのほかビールやスパークリングワイン、グラスワイン・ボトルワイン、日本酒、梅酒など、さまざまな酒が揃う。スイーツ店にちょっとお酒を置いているというレベルではなく、各種お酒を取り揃えたバーと比べても遜色ない。

スイーツだけじゃない! お酒に合う肴も楽しめる

バーだからこそ、酒に合う肴も楽しめる。ミックスナッツなど定番ものもあれば、生チョコレートなど『佐々木』ならではのつまみも。スモークサーモンや合鴨のパストラミなど、その時々のおつまみ5品の盛り合わせも好評。

極め付きはこちら、『佐々木』の“すべて”を楽しめる「堪能コース」(写真上)。酒、肴、パフェ、珈琲がセットになったコースで、酒とパフェは一部を除いた品から好きなものを選択でき、珈琲も3種類から選べる。単品でオーダーするよりお得であるとともに、このコースのみ席予約が可能なので、行列に関係なく入店できる。

珈琲も酒も肴も、どれもパフェの味わいに不思議なほどしっくりと馴染む。こだわり抜いたパフェそのものの美しさとおいしさはもちろんだが、珈琲、酒、肴などさまざまな旋律との調和が『佐々木』の最大の特色であり、人気の秘訣なのかもしれない。

『佐々木』が奏でるさまざまなハーモニー、自分好みの組み合わせを探すのもまた一興。じっくりとたしなもう。

【メニュー】
塩キャラメルとピスタチオ ~珈琲とカシス、バタフライビー~ 1,100円
ショコラ ~岩塩とオレンジの香り~ 1,350円
堪能コース 2,600円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税別です。

パフェ、珈琲、酒、佐々木

住所
〒060-0062 北海道札幌市中央区南2条西1-8-2 アスカビルB1
電話番号
011-212-1375
営業時間
火~木・日・祝日 18:00~24:00、金・土・祝前日 18:00~翌2:00
定休日
2018年12月までは月曜(月曜祝日の場合は翌火曜)、2019年1月より火曜(火曜祝日の場合は翌水曜)
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/6tumwn0d0000/
公式サイト
http://pf-sasaki.com/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。