『ティム・ホー・ワン』NY2店舗目がオープン!
香港の点心の名店『添好運(Tim Ho Wan/ティム・ホー・ワン)』がマンハッタンのイーストビレッジ地区にニューヨーク1号店をオープンしたのは、2016年12月。以来、いつも大勢のお客が入り口で待っている光景が見られるほど、人気が高い。その『ティム・ホー・ワン』が2018年11月19日、マンハッタンのミッドタウンウエストとも呼ばれるヘルズキッチン地区に2店舗目をグランドオープンした。
ヘルズキッチン店は64席で、60席のイーストビレッジ店よりやや広い。クリーンで明るいイメージだ。
どこの店舗でも人気なのは、やはり「ベイクドBBQポークバンズ」(写真下)。外側はメロンパンのようなサクサクのクッキー生地で少し甘く、中にはトロ~とやわらかなチャーシュー餡がたっぷり入った『ティム・ホー・ワン』を代表する逸品だ。
もちろんヘルズキッチン店でも王道メニューのひとつとして提供される。
ヘルズキッチン店限定のメニューとカクテルも
ヘルズキッチン店のみで出しているメニューは2品あり、そのうちの1つは「ホット&サワー・ワンタンスープ」(写真下)。酸っぱいだけでなく、辛みもしっかり効いている。ワンタンの中身は豚挽き肉とエビ。とろみのあるスープは、ニューヨークの寒い冬にはうってつけだ。
もう1つの限定メニューは、「ラヴァ・カスタード・セサミボール」(写真下)。外側に白いゴマがびっしりついていて、中には黄色いカスタードクリームが入っている。甘さが控えめでサイズが小さいため、甘いものが苦手な人でも食べやすい。
同店限定のドリンクに、ロゼワインとライチシロップをミックスしたカクテルがある。将来的に他の店でも出していく可能性はあるそうだが、現在はヘルズキッチン店のみで提供している。ライチの味がしっかり出ていて、中国料理にピッタリ。ビールとワインの品揃えも、ヘルズキッチン店とイーストビレッジ店で少し変えているという。
"食材の鮮度"がグローバルな成功の秘訣
オープン初日は報道陣を招待した試食会を開催し、創業者兼シェフのMak Kwai Pui(マックワイファイ)氏とLeung Fai Keung(レンファイブン)氏が、餃子の包み方と名物の「ベイクドBBQポークバンズ」のつくり方をデモンストレーションしてみせた(写真下)。
ファイ氏に日本で連日行列の『ティム・ホー・ワン 有楽町店』の大盛況をどう思っているかを聞くと、「接客から食材、料理のディテールまで、細部にこだわっているからだと思う」との答えが返ってきた。
日本では2019年に、新宿に日本2号店を出店することも明らかにしてくれた。アメリカではワイキキにも出店し、カリフォルニア州アーバイン、ネヴァダ州ラスベガスでも店をつくっている最中で、さらに全米に出店していく計画だという。
そんな快進撃を続ける同店を率いるファイ氏に、あちこちに出店しながら人気を保つ秘訣を尋ねると、「新鮮な食材と調味料を使っているからだ」と"鮮度の良さ"を強調。店舗限定メニューもごく一部存在するが、グランドメニューは世界各国どの店舗も同じ。お客はどこの『ティム・ホー・ワン』に行っても同じものを頼みたがり、それがないとガッカリするからというのが理由だ。
アメリカで、日本人の口に合うおいしい中国料理レストランに出逢うことは意外に少ない。『ティム・ホー・ワン』がアメリカ全土に増え、他のどの都市に行っても安心して食べられるおいしい点心があることは喜ばしいことだ。
【メニュー】
Baked BBQ Pork Buns(ベイクドBBQポークバンズ) $6.00
Hot & Sour Wonton Soup(ホット&サワー・ワンタンスープ) $5.80
Lava Custard Sesame Ball(ラヴァ・カスタード・セサミボール) $5.50
添好運(Tim Ho Wan/ティム・ホー・ワン) ヘルズキッチン店
- 電話番号
- 212-228-2802
- 営業時間
- 日曜~木曜10:00~22:00 、金曜・土曜10:00~23:00
- 定休日
- 無休
- 公式サイト
- http://timhowanusa.com/
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。