一人用サイズ土鍋が大活躍!「茶碗蒸し」や「焼きカレー」などたっぷり楽しむ簡単おかずレシピ3選

2019年01月16日
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レシピ・キッチン
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一人用サイズ土鍋が大活躍!「茶碗蒸し」や「焼きカレー」などたっぷり楽しむ簡単おかずレシピ3選
Summary
1.蒸し器がなくても大丈夫! 土鍋ひとつで作れる「とろとろ茶碗蒸し」
2.市販のカレールーに○○を加えるのが正解!「スパイシー焼きカレー」
3.面倒な工程ゼロ! ありそうでなかった「包まない蒸し餃子」

あると便利な一人用サイズの土鍋。
いつもの料理も、土鍋で作れば、見栄えがするうえに洗い物も少なく済む。また「ひとりでガッツリ食べたい!」というときにもぴったりだ。

そこで今回は、一人用サイズの土鍋を使ったレシピを紹介する。
蒸し器を使わずに作れるとろとろ茶碗蒸し、スパイシー焼きカレー、包まない蒸し餃子など、同じ土鍋でもバリエーションは実に豊か。今まで、鍋料理や土鍋ご飯など、土鍋の使い道が限られていた人にこそ、ぜひトライしてほしい。

それではさっそく、レシピを見ていこう。

■蒸し器が要らない「とろとろ茶碗蒸し」

茶碗蒸しというと、ミニサイズの器で少量ずつ作るのが定番だが、土鍋を使えば蒸さずに火にかけるだけで一度にたくさん作ることができる。

なめらかな口あたりに仕上げるポイントは、とろ火で蒸すこと。火が強いと“す”が入ってしまい、食感が悪くなってしまう。蒸しあがる良い香りを楽しみながら、焦らずじっくり完成を待とう。

食べるときは、ぜひ大きめのスプーンを使ってほしい。ひとくちほお張れば、だしのうまみが口いっぱいに広がり、風味のよさを存分に楽しめる。

■材料(直径15cmの土鍋1鍋分)

・シイタケ … 2枚
・三つ葉 … 適量
・むきエビ … 6尾
・鶏ササミ … 1本
・塩 … 適量
・酒 … 適量
・溶き卵(Mサイズ) … 2個分(約100g)
・だし汁 … 250ml
・Aみりん … 小さじ1/2
・A醤油 … 小さじ1/2
・A塩 … 小さじ1/4

■作り方(調理時間:35分)

① シイタケは石づきをとり、そぎ切りで縦に4等分にする。三つ葉は3cmの長さに切る。鶏ササミはひと口大のそぎ切りにし、ボウルに入れて塩ひとつまみと酒少々を加えて揉み込む。


② むきエビは洗ってキッチンペーパーで水気を取り、ボウルに入れて塩ひとつまみと酒少々を加えて揉み込み下味をつける。

③ ボウルに溶き卵を入れ、泡立てないようにしっかりと混ぜ、だし汁とAを加えて混ぜる。

④ 別のボウルの上にザルを置き、③を3回漉す。卵液を漉すことで、仕上がりがなめらかになる。

⑤ 土鍋にむきエビ、鶏のササミとシイタケを入れる。泡が立たないよう気をつけながら、④をゆっくりと加えて蓋をし、とろ火にかけて15分加熱する。三つ葉を加え、さらに2分加熱する。

⑥ ⑤の火を止めて、土鍋の蓋の空気穴にアルミホイルを詰め、土鍋の中の温度を下げないようにして10分置く。

■市販のカレールーでOK!「スパイシー焼きカレー」

定番のカレーも土鍋で作るとダイナミックな仕上がりに。とろ〜りチーズや卵黄をトッピングすると、ごちそう感が出て満足感がアップする。

スパイシーに仕上げるポイントは、市販されている辛口のカレールーにクミンシードを加えること。
クミンシードは油で炒めることで芳ばしさが出て、香りよく仕上がる。

卵黄をほぐしながら食べると、徐々にまろやかな味に変化してまた違ったおいしさを楽しめる。

■材料(直径15cmの土鍋1鍋分)

・タマネギ … 1/4個(約60g)
・ニンジン … 1/4本(約50g)
・セロリ … 1/4本(約25g)
・パセリ … 3g
・カレールー(市販品、辛口) … 2皿分
・オリーブオイル … 小さじ1
・クミンシード … 小さじ1
・牛肉(カレー用) … 150g
・水 … 250ml
・ご飯 … 180g
・シュレッドチーズ … 30g
・卵黄 … 1個分

■作り方(調理時間:30分)

① タマネギ、ニンジン、セロリは粗みじん切りにする。パセリはみじん切りにする。カレールーは細かく刻む。

② 土鍋にオリーブオイルとクミンシードを入れて中火で熱し、クミンシードの香りが立ってきたら牛肉を炒める。牛肉の色が変わったら、タマネギ、ニンジン、セロリを加えて、全体に油が回るまで炒める。

③ ②に水を加えて、牛肉と野菜に火が通ったら、火を止めてカレールーを加えて溶かす。カレールーが溶けたら、ご飯を加えて蓋をし、弱火で時々かき混ぜながらしっかりととろみがつくまで5分ほど煮る。

④ 火を止めたら③の蓋を開けてシュレッドチーズを散らして蓋をする。5分ほど置き、余熱でチーズを溶かす。

⑤ チーズが溶けたら、上に卵黄を乗せてパセリを散らす。

■ボウルいらずが嬉しい「包まない蒸し餃子」

ガツンと肉料理が食べたいときは、土鍋で作る蒸し餃子がオススメ。刻んだ野菜と肉だねを土鍋の中で混ぜ合わせれば、ボウルいらずでとっても簡単。
また、土鍋はじっくりと火を通す特性があるので、肉がふっくらジューシーに蒸し上がる。

肉だねは味がしっかりついているのでそのままでも十分おいしいが、お好みで酢醤油を少しかけて食べるのもよい。

■材料(直径15cmの土鍋1鍋分)

・キャベツ … 1/6個(150g)
・ニラ … 6本
・小ネギ … 3本
・豚挽き肉 … 150g
・A醤油 … 小さじ1/2
・A味噌 … 小さじ1
・Aニンニク(すりおろし) … 小さじ1/2
・A塩 … 小さじ1/6
・Aコショウ … 小さじ1/6
・Aゴマ油 … 小さじ1/2
・餃子の皮 … 10枚
・ラー油 … 適量

■作り方(調理時間:30分)

① キャベツはみじん切りにして、ニラは5mm幅に切る。小ネギは小口切りにする。

② 土鍋に豚挽き肉を入れ、Aを加えてよく混ぜる。①のキャベツとニラと小ネギを加えてサッと混ぜ合わせる。

③ 肉だねが混ざったら土鍋を弱火にかけ、蓋をして10分加熱する。

④ 一旦火を消し、蓋を開け、餃子の皮が少し重なるよう、すき間なくぐるりと一周並べる。蓋を少しずらして乗せ、中火で水分を飛ばしながら5分加熱する。仕上げにラー油を回しかける。

あると便利な一人用土鍋を使ったレシピを紹介した。
手間がかかるイメージの蒸し料理も、土鍋があればとっても簡単。ひとりでガッツリ食べたい日や、洗い物を少なくしたい日にも活躍してくれること間違いなしなので、寒さ厳しい今の時期こそ、ぜひ試してみてほしい。

【レシピ制作者プロフィール】
料理研究家/調理師滝野千鶴
東京生まれ。物心ついたときからの料理好きで、料理をする母親をみて調理のコツを学び、独学で調理師の免許を取得。その後、料理教室でフランス料理、イタリア料理などを学ぶ。また、子供が食物アレルギーを持っているため、子供の体質改善を目指して発酵料理についても学ぶ。

「大切な人にほっとしてもらえる料理」をモットーに、現在は食のコンテンツ企画制作会社フードクリエイティブファクトリーでレシピ開発や執筆などを行っている。

【調理・撮影】
フードクリエイティブファクトリー
「あなたとあなたの大切な人との暮らしをもっと穏やかで創造的に」を企業理念とする食のクリエイティブに特化した企画制作チーム。
食の企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、
イベントなどを手がけています。
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