生地が激ウマで人気急上昇!名店『聖林館』で研鑽したシェフがオープン 不動前『ピッツァ・チェック』

2019年03月10日
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生地が激ウマで人気急上昇!名店『聖林館』で研鑽したシェフがオープン 不動前『ピッツァ・チェック』
Summary
1.名店『聖林館』出身、生地にこだわり抜く絶品ピッツァが食べられる店が不動前に誕生
2.フチまでペロリと完食できる、食べ飽きさせず重くない長熟生地が自慢
3.内面を投影した「自分だけのピッツァ」を追求、具材と生地との究極の一体感を目指す

東急目黒線・不動前駅近く、山手通り沿いにひときわ目立つピッツェリアが誕生

1995年。ナポリピッツァの店『中目黒SAVOY(サヴォイ)』がオープンした。まだイタリアもアメリカも、ナポリもローマもニューヨークもシカゴも、「ピザ」といえば日本では全部同じものだと認識されていたころのことだ。

『中目黒サヴォイ』のピッツァの評判は瞬く間に広がり人気店に。2007年に『聖林館』としてリニューアルオープン。生地にこだわったピッツァ、スタイリッシュな内装と選び抜かれた音楽の良質さも手伝い人気が沸騰、有無を言わせぬピッツァの聖地となった。

その『聖林館』で6年間の修業を積んだ齊藤哲平さんが独立し、2018年11月、東急目黒線・不動前駅のほど近くに『PIZZA CHECK(ピッツァ・チェック)』をオープンさせた。

山手通りと脇道に挟まれた三角地帯の狭小物件をうまく利用した視認性の高い建物で、正面には『PIZZA CHECK(ピッツァ・チェック)』のポップなロゴが付いている。

2階と3階はガラス張りの明るいイートイン席がある。1階の厨房の大半は大きな薪窯が占め、店内に入るとピッツァの焼ける香ばしい匂いがする。

店内にはアナログレコードや書籍がいたるところに置かれ、BGMはアナログで流す。ジャズやソウル、忌野清志郎や高田渡など、齊藤さんが良いと思ったものは何でもプレイする。

内装は『聖林館』を思わせるらせん階段や、鉄を目立たせたインダストリアルでカジュアルなイメージに統一。そんなおしゃれさ、気軽さが、30代から中高年という幅広い客層を虜にしている。

窯の中で焼きあがるピッツァが魅力的に見え、転身を決意

「もともとイタリア料理をやっていました。その時期に色々なレストランを食べ歩いていたのですが、清澄白河駅近くのピッツェリア『ベッラ・ナポリ』で窯の中で焼かれているピッツァを見たとき、とても不思議に、魅力的に感じたんです。純粋に、ピッツァはおもしろそうだなと思いました。」その後、齊藤さんは生地の達人である『聖林館』柿沼進シェフの影響を大きく受けた。『聖林館』は生地のおいしさを際立たせるため、ピッツァメニューは2種類のみ。「マルゲリータ」「マリナーラ」しかない。

齊藤さんも、おいしさを左右する要素の95%は生地にあるという。国産小麦と天然酵母を使い、手ごねした生地をゆっくりゆっくり、時間をかけ発酵させる。もっちりとしながらも、食べ疲れのしない生地が自慢だ。

ピッツァは、薪を燃料とする約500℃の窯で、1分で焼き上げる。窯に入れてから3度ほどピッツァの向きを変え、薪の位置も変え、予断を許さない緊張の1分。窯から出されたピッツァはふつふつと波打ち、生きているかのようだ。

自慢のピッツァは生地と具材の一体感を大切に

「マルゲリータ」(写真上)などに使われるモッツァレラチーズは、イタリア『カセイフィーチョ ポンティコルボ』社のもの。なんと生のままイタリアから毎週3回空輸されているそう。

乳の甘み、うまみを感じられる絶品モッツァレラチーズが贅沢に使われ、生地と一体となる。

看板メニュー「ピッツァ・チェック」(写真上)には、徳島県阿南市『たむらのタマゴ』の卵を使用。黄身の味わいが濃く深い力強さのある卵は、このピッツァの主役だ。ジャガイモ(インカのめざめ)、モルタデッラハム(ボローニャソーセージ)など他の具材をすべて包み込んでしまう、卵の真価を味わえるオリジナル・ピッツァ。

「しらす」(写真上)は、生地にふんだんに盛られた大量のしらすに、しらすが見えなくなるほどの青ネギがのる。しらすと青ネギの食感が心地よく、噛めば噛むほどジワジワ出てくる磯の香りがくせになりそう。

一品料理も揃う。「タコの冷菜」(写真上)は、プリッとしたタコとアンディーブをシンプルに塩・コショウ、レモンドレッシングで和える。具材の力を引き出したシンプルな料理たちは、ピッツァのうまさを間接的に引き立ててくれる。

ピッツァは自分の内面を投影するキャンバスのようなもの

「もっと生地も突き詰めたいし、ピッツァのバリエーションも増やしたいですね。生地と具材が一体となるようなピッツァが理想です」と齊藤さんは話す。「僕は音楽や映画が大好きなんです。自分の好きなものを突き詰め、内面を見つめ、そこから得たインスピレーションを、ピッツァに落とし込んでいきたいと思っています。」

名店『聖林館』を卒業し、新たな舞台に立った齊藤さん。ピッツァというキャンバスにどんな絵を描いてくれるのか、定点観測したくなる魅力的な店だ。

【メニュー】
マリナーラ 1,000円
マルゲリータ 1,200円
しらす 1,500円
ブルーチーズ 1,600円
ピッツァ・チェック 1,600円
タコの冷菜 1,000円
ブロッコリーのペペロンチーノ 1,100円
サラミ盛り合わせ 1,200円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税込です。

PIZZA CHECK(ピッツァ・チェック)

住所
〒141-0031 東京都品川区西五反田4-2-3
電話番号
03-6431-9996
営業時間
ランチ11:30~14:30(L.O.14:00)、ディナー17:30~22:30(L.O.21:30)
定休日
平日月曜ディナー(祝日の場合は営業)
公式サイト
https://www.instagram.com/pizza_check/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。

PIZZA CHECK

住所
〒141-0031 東京都品川区西五反田4-2-3
電話番号
03-6431-9996
営業時間
月~日 ランチ:11:30~14:30(L.O.14:00) 月~日 ディナー:17:30~22:30(L.O.21:30)
定休日
平日月曜ディナー(祝日の場合は営業)
ぐるなび
https://r.gnavi.co.jp/6g3hav1x0000/
公式サイト
https://www.instagram.com/pizza_check/

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。