「しびれ料理」が何かと話題になった平成の終わり。その潮流は新元号の令和になってもまだまだ熱気を帯びている。
このしびれ料理、単に辛さを追求したいわゆる激辛料理ではない、というのは周知の通り。中国由来の花椒(ホアジャオ)によって生み出される、しびれるような刺激と爽やかな香りが特色で、ガツンとくるうまさにハマる人が続出しているのだとか。
そんなしびれ系が国民食のラーメンと合体して、「しびれ系ラーメン」としてお目見えしたらどうだろう? ラーメン好き、刺激好きなら熱狂的ファンになること間違いなしだ! 今回は編集部が厳選する絶品「しびれ系ラーメン」をピックアップ。ぜひ毎日食べたい“お気に入り”に追加してみてはいかがだろう。
1.山椒が主役のしびれ系「麻婆麺」にやられる!『SHIBIRE NOODLES 蝋燭屋』
まず1店目は、山椒独自の風味を追求した刺激系ラーメン店『SHIBIRE NOODLES 蝋燭屋(ろうそくや)』。ひと口食べたら、刺激回路に電気が走る「麻婆麺」がこちらの店の看板メニューだ。中国料理一筋20年、国内外の香辛料を試すにつれ“しびれ”の世界観に魅了されたという店主がもてなす“しびれ麺”は本格派。
ほとんどの料理に使う山椒は、種類によって味も香りも変わるからと四川や和歌山などから取り寄せた数種類を、麺は『三河屋製麺』の中太麺/細麺の2タイプを使い分ける。自家製ラー油や漢源山椒と呼ばれる上質な四川産の花椒(ホアジャオ)で香り高く仕上げた「麻婆豆腐」は絶対食べたい一品だ。
【店舗情報】
SHIBIRE NOODLES 蝋燭屋
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座3-5-16 第1島田ビル1F
電話番号:03-6263-2970
2.しびれるからうまい! 大人気しびれラーメン店『175°DENO坦坦麺』
中国・四川から買い付ける山椒の“しびれる”快感で人々をトリコにしている『175°DENO担担麺』。本店は北海道・札幌にのれんを掲げ、ラーメン好き、担坦麺好きに好評を博している。そんな『175°DENO担担麺』が東京に進出したとあって話題沸騰中。
人気は「担担麺(汁なし)(すごくシビれる)」(写真上)。麺は生パスタのように弾力があり、もっちりと食べごたえがある。挽き肉や山椒が全体に絡まるよう、よく混ぜて食べたい。
しびれの秘訣は華やかな味わいのある四川山椒(写真上)を使用していること。山椒は半年に一度、店主が現地に出向いて購入。いくつかの種類をブレンドし、理想のバランスに仕上げているという。
【店舗情報】
175°DENO坦坦麺 GINZa
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座2-6-16 銀座第二吉田ビルB1
電話番号:03-6264-4044
3.本格中国料理店『漁見(ユジェン)』!ランチ限定10食のしびれラーメン
「日本人がまだ知らない中国料理」。そんなコンセプトを掲げて2018年12月にオープンした中国料理店が『漁見(ユジェン)』だ。こちらの店は中国の広東省東莞(とうかん)市にある中国料理レストラン。掲載店はその日本第1号店で、日本風にアレンジすることなく、現地の味付けをそのままに提供している。
オススメはランチ10食限定の「酸菜鱼麺(サンツァイユメン)」(写真上)。白身魚と高菜を煮込んだ本格・郷土料理をラーメン風に仕上げた一品で、酸っぱさと辛みを感じたあとに、花椒由来のしびれがやってくる味わいの変化に、食欲が刺激される。
しびれのポイントはたっぷりの赤トウガラシと花椒(ホアジャオ)、酢漬けのトウガラシを加えている点。こちらのラーメンのほか、ランチタイムは酸菜鱼をご飯にのせた『酸菜鱼飯(サンツァイユハン)』も食べられる。
【店舗情報】
漁見-yujian- 浅草蔵前本店
住所:〒111-0051 東京都台東区蔵前3-13-14
電話番号:03-5829-9288