恵比寿は本格パスタの激戦区!? モッチモチパスタが食べられるイタリアン6選
平日ランチやデート、女子会など、シチュエーションを問わず楽しめるのが魅力のパスタ。最近では「自家製パスタ」にこだわる店も多く、誰しも一軒はお気に入りのパスタ店があるのでは?
今回は、東京きってのグルメエリア・恵比寿で「パスタがとびきりおいしい」と評判のイタリアンをピックアップ。ミシュラン星付き店出身のイタリア人シェフが腕を振るう本格イタリアンや、20種以上の手打ちパスタが揃うレストランなど、どの店も技術と個性が光る名店ばかり。さっそく今日のランチに訪れてみてはいかが?
【1】手打ちパスタは20種以上!イタリア現地でも希少な、珍しいパスタが食べられる『マジカメンテ』
イタリアン激戦区の恵比寿に彗星のごとく現れた『Magicamente-マジカメンテ』。一度の移転を経てもなお愛され続けている理由は、なんといっても自家製パスタのクオリティと種類の豊富さだろう。
特にディナータイムには、自家製パスタ20種以上の中から好みのものをチョイスすることができる。イタリア現地でも手がかかりすぎるがゆえに消滅の危機にある手打ちパスタや、ひとつの家系で、今なお継承されている門外不出のレシピでつくるラビオリなど、ここでしか食べることができないパスタがずらり。
例えば、まるで餃子のようなルックスのパスタ「チャルソンス」(写真上)は、イタリアとオーストリアの国境近くのジュリア州という地域で食べられているパスタで、村々で味や形、ソースが違うのが特徴。シェフが学んだのは、発祥の村とも言われているティマウ村のマティス家で、200年以上も受け継がれる門外不出のレシピだ。
また、“ぐるぐるした(カールした)”というスペイン語が由来の「アンダリノス」(写真上)は、北イタリアのウージニという街で食べられるパスタ。“世界一美しいパスタ”と称される一方で、すべて手作業で作るため、その技術を引き継ぐシェフが少なくなってきている希少なパスタでもある。
普段食べ慣れているパスタとは一線を画す“レアなパスタ”が食べられる『マジカメンテ』は、グルメな友人を誘うのにもぴったりの一軒だ。
『マジカメンテ』の詳しい記事はこちら
マジカメンテ(MAGICAMENTE)
- 電話番号
- 050-5487-7400
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- ディナー 18:00~22:00
(L.O.19:00)
同時刻一斉スタートのお任せコースとなります。
・18時~・19時~ からお選び頂けます。
- 定休日
- 月曜日
(火)不定休あり
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【2】イタリア現地そのもの!郷土料理が絶品のイタリアン『イル バロンドーロ』
恵比寿の名イタリアン『イル ボッカローネ』のシェフが独立、裏道に小さなトラットリアをオープンした。それが郷土料理が絶品のイタリアン『イル バロンドーロ』だ。シェフは本場のイタリアでも修業。イタリア各地の郷土料理を提供している。
おすすめは「ラルド(豚背脂のハム)と黒トリュフのスパゲッティ」(写真上)。白色ベースのパスタにたっぷりと黒トリュフがかけられている。ラルドの深いうまみと塩気、パルミジャーノとペコリーノという2種類のチーズ、トリュフの芳醇な香りにローズマリーが爽やかさを添える。
「黄金のリゾット」(写真上)もイチ押し。ツヤツヤの黄色い見た目はサフランとパルミジャーノチーズによる色。ルネサンス後期の1,500年代からあるといわれるミラノの名物料理で、濃厚なチーズ風味にワインが止まらなくなるおいしさだ。
そんなイタリアの郷土料理が楽しめる『イル バロンドーロ』はカウンターに加え、2~4名が座れるテーブル席を3つ配置。ひとり客でもグループでも家族づれでも、様々なゲストに使いやすい。ぜひ予約して訪れたい一軒だ。
『イル バロンドーロ』の詳しい記事はこちら
イルバロンドーロ(IL BALLOND’ORO)
- 電話番号
- 03-5422-8977
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 18:00~翌2:00
最終入店:翌1:00
- 定休日
- 水曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【3】このモチモチ感、クセになる! 陽気なイタリア人シェフが営む『Mamma Luisa’s Table(マンマ ルイザズ テーブル)』
渋谷と恵比寿の中間、明治通りから少し入ったところにあるのが『Mamma Luisa’s Table(マンマ ルイザズ テーブル)』。扉を開けるとまず目に飛び込んでくるのは、8人掛けの大きなテーブル。まるで“イタリアのおばあちゃんの家”のような家庭的な雰囲気。同店にはこの長テーブルの他、カウンター席が8つ、2人用のテーブル席が5卓ある。
シェフのピエトロ・アンドロゾーニさんはイタリア・フィレンツェ出身。イタリアの家庭料理をベースにしながらも、日本の旬食材や各国のスパイスを巧みに使うスタイルだ。とはいえ、奇をてらった感はなく、あくまで “伝統を踏まえた新しさ”という立ち位置を維持している。
例えば、ある日のパスタメニュー「ラビオリ アッラ カルボナーラ」(写真上)は、真っ黒なイカスミでアクセントを加えたラビオリにリコッタチーズを詰め、芳醇なパンチェッタの香りをまとったカルボナーラソースを合わせたもの。削りたてのパルミジャーノチーズが塩気をプラスし、チーズ好きにはたまらない濃厚な一皿に仕上がっている。
このほかにも、タリアテッレ、ニョッキ、オレッキエッテなどまざまな種類のパスタが作られていく。「何種類作れるか自分でもわからないよ」と、いたずらっぽく笑うシェフの気さくな人柄も、この店が愛される理由のひとつだろう。
イタリア本土には約500種類以上ものパスタがあるといわれるが、『マンマ ルイザズ テーブル』に来れば、その奥深さの一端が十分に満喫できそうだ。
『マンマ ルイザズ テーブル』の詳しい記事はこちら
マンマ ルイザズ テーブル
- 電話番号
- 03-6805-1337
- 営業時間
- 11:30~L.O.14:00、17:30~L.O.22:00
- 定休日
- 日曜
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【4】パスタが食べたいけどカロリーが気になる…!そんな人でも安心のメニューが揃う『ノック恵比寿店』
2011年12月に六本木にオープンするやいなや「パスタがおいしい」と話題になり、今もなおファンが絶えないイタリアン『KNOCK(ノック)』。同店が3店舗目として選んだのが、ここ恵比寿だった。
そんな『KNOCK恵比寿店』、“自家製パスタがおいしい店”であることは間違いないのだが、恵比寿店オープンをきっかけにパスタの種類を拡充。
通常のスパゲッティーニに加え、「もちもち太麺」、「グルテンフリー麺」、「生麺タリアテッレ」、「生麺フジッリ」、「ニョッキ」、「野菜麺」が、プラス100~300円で変更できるようになった。
写真上は「大塚さんの“あやめ雪カブ”と鹿ラグーのスパゲッティーニ」を「グルテンフリー麺」にチェンジしたもの。小麦の代わりにトウモロコシ麺を使用しているが、麺の味わいは小麦のパスタとほとんど変わりがなく、そのクオリティの高さに驚かされる。
さらにヘルシーを求めるのであれば、「野菜麺」をチョイスしよう。
野菜麺と聞くと「野菜を練り込んだパスタ」を想像する人が多いと思うが、なんと正体は“野菜100%”の麺。大根、キュウリ、ニンジンを細く長く切り、麺に見立てているのだ。夜遅くに食べても罪悪感がなく、ダイエット中の人にとっては強い味方になるはず。
パスタをガッツリ食べたい人、健康を気遣っている人、お酒を飲みながら〆のパスタまで楽しみたい人など、目的が異なる人同士でも存分に楽しむことができるのが『KNOCK恵比寿店』の魅力。このお店なら、食の好みが違う人を誘っても喜ばれるに違いない。
『ノック恵比寿店』の詳しい記事はこちら
KNOCK 恵比寿店
- 電話番号
- 050-2018-2787
- 営業時間
- 月〜金11:30〜15:00(L.O.14:00)、17:00〜24:00(L.O.23:00) 土日祝11:30〜15:00(L.O.14:30)、17:00〜24:00(L.O.22:00) 定休日 年末年始
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【5】「塩」にこだわるイタリアン『セルサルサーレ』
「塩」をコンセプトにしたイタリアン『selsalsale(セルサルサーレ)』。シェフの濱口昌大さんは、都内のイタリアンなどで研鑽。2010年にはイタリア・プーリア州をはじめ、フランスやスペインなど欧州を渡り歩き、現地の食文化や流通を学んだ実力派だ。
料理はイタリアンやフレンチの技法を使って「日本だからこそできる料理」を表現。セル(フランス語)サル(スペイン語)サーレ(イタリア語)はすべて「塩」という意味を持ち、食材を引き立てる調理法、味付けで我々をあっと言わせる料理を生み出し続けている。
たとえば、前菜の「鮮魚の冷製カッペリーニ」(写真上)。こちらはフォークにまかれたパスタは鮨のようにひと口でいただくスタイル。味付けは塩とオリーブオイルのみとシンプルだが、1週間熟成させた鯛から出るうまみの深さに驚く。
余計な飾りは極力減らし、素材のおいしさを引き出すという濱口シェフの料理に対する信念をストレートに感じる逸品だ。
そのほか、塩にこだわる料理は前菜、魚料理、肉料理、ドルチェまで多種多様。もちろんワインも豊富にラインナップ。おまかせコースは5,500円とリーズナブルなのもうれしい。
ぜひ『セルサルサーレ』でしか食べられない料理を食べに行ってみてはいかがだろうか。
『セルサルサーレ』の詳しい記事はこちら
セルサルサーレ
- 電話番号
- 050-5486-9473
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 火~日
ディナー 17:30~23:00
(L.O.20:30)
- 定休日
- 月曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【6】魚に魅せられたシェフが手掛ける注目店『S(エッセ)』
魚料理がおいしいと評判の千駄ヶ谷『マンジャペッシェ』出身シェフが腕を振るう『S(エッセ)』は、”魚好きのための隠れ家イタリアン”として恵比寿で話題を呼んでいる。
店内は、コの字型カウンターの中にキッチンが配置されたオープンなデザイン。フルオープンキッチンであるため、調理過程をすべて見ることができ、お客は臨場感や安心感を存分に味わうことができる。
当然、「鮮魚のカルパッチョ」(写真上)には旬の魚がたくさん。取材時は富山湾で獲れたホタルイカ、千葉県産のイワシ、神経締めして放血処理を施した石巻産アイナメ、タケノコメバル、サクラマスと、産地もさまざまに季節の魚介がプレートに並ぶ。
そしてパスタにも魚を盛り込む。こちらは肉料理、魚料理の前に供される「トルテッリ・イン・ブロード」(写真上)。トルテッリとは、イタリア北部が発祥と言われる、詰め物をしたパスタのこと。柵の真ん中部分をカルパッチョで使ったサクラマスの端材をミンチ状にしたものと燻製リコッタチーズをパスタ生地で巻き込んでいる。これを、サクラマスのアラで取っただしをブレンドしたスープとともに食べると、後を引くおいしさ。
ランチでもディナーでも特別な時間を楽しみたいという人はぜひ訪れてみて。魚の魅力にはまる人も増えるはず。
『S(エッセ)』の詳しい記事はこちら
S
- 電話番号
- 050-3313-9371
- 営業時間
- ランチ:11:30~14:30(L.O.13:00)(Pranzo A 3,800円(税込み)、Pranzo B 5,300円(税込み)の2コースをご用意しております。)、ディナー:18:00~23:00(L.O.21:00)(旬の食材をふんだんに使った魚介中心のおまかせコースをお楽しみいただきます。 お苦手な食材等ございましたら、ご予約時にお申し付けください。)
- 定休日
- 毎週水・日曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。