白金高輪はスイーツショップもハイセンス! 一度は訪ねたい白金の洋菓子店3選
東京メトロ南北線・都営三田線の白金高輪駅からほど近くに、何も買わずに通りすぎるのは困難なほど魅力的な洋菓子店が密集している一角があることをご存知だろうか。いずれのスイーツも、そのおいしさと光る個性が注目を浴びている。
今回は2018年にオープンした、不動の人気定番スイーツである「ロールケーキ」「チーズケーキ」の専門店と、ここにしかない「新感覚スイーツ」という、見逃せない3店をピックアップ。
わざわざ行く価値ありの店が、近くに点在しているのもうれしい!さっそく白金高輪を訪れて、話題のスイーツショップをぐるりと巡ってみよう。
1.“ドット”柄がキュートなロールケーキ『ローズ ロール』
この、可愛らしいドット柄やポップな色をした生地のロールケーキを、SNSなどで目にしたことがある人もいるのでは? 最初にご案内するのは『ROSE ROULE(ローズ ロール)』。白金高輪駅3番出口を出て右手、まっすぐ進んだつきあたりの左手にある。わずか徒歩2分ほどで到着だ。
フランスへ渡り数々の有名店で経験を積み腕を磨いた『パッション ドゥ ローズ』オーナーシェフパティシエ・田中貴士さんが、自店のそばにもうひとつオープンさせたロールケーキの専門店。
看板メニューは、店名にもなっているこの「ローズロール」(写真上)。こだわりのふわふわとした淡い口どけの生地に、ローズウォーター入りのクリームがたっぷり入った、上品な一品。
ロールケーキが、なぜこんなキュートな容姿になったのか。それは田中シェフが「ローズとドット柄が好きだから」という実にシンプルな理由だった!
外観と内装はともに赤と白、ショーケース内には色鮮やかなロールケーキや焼き菓子がならび、その明るくポップな雰囲気に心が弾む。イートインスペースがあるので、ロールケーキを一切れだけ食べることも可能だ。
2.実力派シェフが生み出した「フリュレ」が大注目『リーブル』
『ローズ ロール』を出て左手すぐ、同じ通り沿いにあるのが『Libre(リーブル)』。昼はパティスリー、夜はレストランとバーというスタイルのこの店を手がけたのは、パリの三つ星レストラン『ル・サンク』のスーシェフをはじめ名だたる名店で腕を磨き帰国した、シェフの田熊一衛さん。
こちらが、料理人の発想で考案したという「フリュレ」(写真上)。手のひらにコロンと乗るほどの大きさのデザートで、見ただけではどんなデザートなのか想像がつかない。食べる人それぞれの楽しみ方、味わい方で、おいしさが広がる新感覚のデザートなんだとか。
写真上の大理石はカウンター席用のテーブルなのだが、客席の反対側は「調理台」として使用される。かなりの至近距離で調理の様子が楽しめてしまうのも同店のユニークな点である。
「フリュレ」は1個から購入もできる。テイクアウト用容器もおしゃれなので、ちょっとしたプレゼント用にもぴったりだ。「フリュレ」はもちろん、季節のスイーツなど新しい出逢いも楽しみに、店をのぞいてみよう。
3.日本初のバスクチーズケーキ専門店『ガスタ』
『リーブル』を出て左へ進み、最初のT字路を右折してすぐと、次の目的地も目と鼻の先にある。日本初、本場仕込みのバスクチーズケーキ専門店として大きな話題となった『GAZTA(ガスタ)』だ。
こんがりとした焼き色と、濃厚でしっとりトロける食感の「バスクチーズケーキ」(写真上)に魅了されたファンが続出している。
このチーズケーキ、スペインバスク地方にある美食の街・サンセバスチャンで愛され続ける店『ラ・ヴィーニャ』の製法をもとに作られているのだが、同店のシェフパティシエール・勝羅沙織さんの熱い想いが実を結んで弟子入りし、なんと門外不出のレシピを特別に教えてもらったのだという。
「食べる前に冷蔵庫から出し、常温で10~15分ほど置いてから食べる」が、自宅で最高においしい状態でいただく方法。よりチーズの風味を感じられるので、試してみて!