インスタ映えバツグン! しかもおいしい「モクテル」が続々と登場
2013年頃にロンドンで生まれたモクテル。「mock(モック=真似た)」と「cocktail=カクテル」を組み合わせた造語で、ジュースをカクテルのようにミックスしたノンアルコールドリンクのことを言う。
このモクテル、ジュースを混ぜただけ……と思うなかれ! いま個性的で華やかなモクテルが続々と登場しはじめている。そのフォトジェニックな見た目と、これまでに味わったことのないユニークでおいしい味わいは、まさに新しいドリンクのお目見えだ! 今や日本でも大人気を集めており、モクテルを提供するレストランがどんどん急増している。
今回は、バリエーション豊富なモクテルの中でも、オリジナリティあふれるモクテルが楽しめる大阪のカフェレストラン3店をご紹介しよう。
アロハスピリッツたっぷりの『MuuMuuDiner Fine Hawaiian Cuisine』で乾杯
大阪・阪急梅田駅から徒歩5分、ファッションビル『NU茶屋町プラス』の3階に構える『MuuMuuDiner(ムウムウダイナー) Fine Hawaiian Cuisine ~NU茶屋町プラス~』。店に入ると広がるのは、まさにそこはハワイのリゾート空間。
ウッド調の家具で統一されたインテリアや、アロハシャツを着こなしておもてなしをするスタッフ、ハワイアンミュージックのBGMなど、繁華街にありながら南国を感じるカフェレストランだ。
「紅茶花伝 クラフティー」に果実をふんだんに使った「プレミアムモクテル」
同店で10月末に新登場したメニューが「プレミアムモクテル」。元々ハワイではプランテーションアイスティーという“ロコ”が愛するドリンクがある。アイスティーにパイナップルなどのフルーツを混ぜるスタイルで、普段の食事に合わせて楽しまれているという。
そのプランテーションアイスティーをヒントに、新登場したのが日本コカ・コーラ社の「紅茶花伝 クラフティー」を使用したモクテル。甘さが控えめな「紅茶花伝 クラフティー」にはどんなフルーツが合うだろうかとマネージャーの前田創一さんをはじめとするスタッフが試作を重ね、完成したのがこの3種だ。
まずは「プレミアムモクテル 贅沢しぼりオレンジキウイティー」(写真上)。キウイのフローズンツリーはくぎ付けになる美しさ! 「紅茶花伝 クラフティー」のオレンジティーの中にたっぷりとフローズンキウイが入っている。「そのまま飲んでいただくのはもちろん、フルーツをつぶして楽しむのもおすすめです」と前田さん。まずはそのまま飲んでみると、オレンジティーの爽やかな風味の後に、さわやかなキウイの酸味が訪れて爽やか。キウイをつぶしてみると、キウイの甘みが強くなり、粒々感が心地よい一杯へと変化する。
「プレミアムモクテル 贅沢しぼりアップルパインティー」(写真上)も、とびきりフォトジェニックな一品。大きくカットされたパイナップルがグラスに飾られていて南国ムード満点。鼻を近づけると、リンゴやパイナップルの甘い香りにうっとり。味わいはパイナップルの甘みを堪能しながらも、後味は「紅茶花伝 クラフティー」のアップルティーでさっぱりだ。食べ頃のジューシーなパイナップルをすくってたっぷり食べられる贅沢感もうれしい。
オレンジをらせん状にデコレーションした「プレミアムモクテル 贅沢しぼりピーチオレンジティー」(写真上)は、「紅茶花伝 クラフティー」のピーチティーを使用。ピーチの甘みに、オレンジの酸味が絶妙にマッチした飲みやすい一杯となっている。こちらはそのままいただくほか、マドラーでかき混ぜてオレンジの果汁をしっかり抽出して味の変化を楽しもう。
さっぱり味のモクテルは、甘~いパンケーキと相性抜群!
「プレミアムモクテル」と合わせてみたいのが同店オリジナルの「MuuMuu's パンケーキ」(写真上)。生地はバターミルクのコクやしっとりした食感。その上にラズベリー、ブルーベリー、イチゴ、グラノーラやクランブルなどをたっぷりとトッピング。口に運ぶたびにサクサクやジューシーといった異なる食感を感じられるのが面白い。
パンケーキの甘さを堪能した後に、プレミアムモクテルを飲むと甘酸っぱさとともに口の中がさっぱり。パンケーキをいくらでも食べられそうな気がしてくる。
「アルコールが飲めない人でも、お酒を飲んでいる人と一緒に気分が盛り上がれる魅力いっぱいのドリンクです」と話すのはスタッフの多田沙知子さん(写真上)。フォトジェニックなルックスはパーティーの盛り上げ役としてもひと役買うこと間違いなし。南国ムード満点の空間で「プレミアムモクテル」をかたむけるリゾート時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
▼メニュー
プレミアムモクテル 贅沢しぼりオレンジキウイティー 650円
プレミアムモクテル 贅沢しぼりアップルパインティー 650円
プレミアムモクテル 贅沢しぼりピーチオレンジティー 650円
サーロインステーキ ロコモコ 100g 平日ランチ 980円、土日祝ランチ 1,280円(土日祝はデザートビュッフェ付き)、ディナー 1,150円
MuuMuu's パンケーキ 1,480円
※※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格は税別です
MuuMuuDiner Fine Hawaiian Cuisine ~NU茶屋町プラス~
- 電話番号
- 050-3467-8788
- 営業時間
- 月~日11:00~23:00(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
- 定休日
- 不定休 ※NU茶屋町プラスに準ずる
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
ラグジュアリーなインテリアに非日常感が漂う『ロビーカフェ ファシーノ』
「髙島屋 大阪店」のなんばダイニングメゾン7Fにある『ロビーカフェ ファシーノ』は、ホテルのラウンジを思わせるラグジュアリー空間。白と黒を基調にコーディネートされ、ふかふかのチェアや、ゆったりと座れるソファー席が優雅な時間を演出してくれる。
名物は全国から旬の果物を厳選し贅沢に使ったタルト。エントランスのショーケースにズラリと並ぶのは、イチゴやキウイなど6種以上のフルーツをちりばめたフルーツタルトのほか、今話題のシャインマスカットを敷き詰めたタルト、長野県産のブドウを使ったナガノパープルのタルトなど。どれも色鮮やかで、艶々と輝く様はまるで宝石のよう!
スパークリンググラスでノンアルコールを味わう新しい楽しみ方
そんな同店で、ノンアルコールのさらなる楽しみ方を提案したいと10月中旬から販売開始されたのが「こぼれ枡カッシュ」(写真上)。国産のブランドイチゴがゴロゴロと入ったグラスには枡がそえられてテーブルへ。そこへカナダドライ クラブソーダを自分で注ぎ入れると、忍ばされたイチゴシロップがグラスの中でふわりと広がり色鮮やかなスパークリングドリンクが完成する。
日本酒の楽しみ方として、グラスになみなみとお酒を注ぎ入れる「もっきり」というスタイルがあるが、「こぼれ枡カッシュ」はそれをおしゃれなカクテルスタイルで表現。「『自分で注ぎ入れるのが楽しい』と言ってくださるお客さまも多いですね」(同店マネージャー・石丸優里さん)。
口に含むとシュワシュワッとした炭酸が弾けて、イチゴの甘酸っぱさが口いっぱいに広がる。一粒一粒のイチゴは、大きくしっかりした果肉で、噛むごとに豊かな甘みと香りを感じられてとっても贅沢だ。
タルトにショコラ…… 宝石のように輝くスイーツとのペアリングを!
スイーツの代わりに、ちょっと甘いものを口にしたい時にも喜ばれている「こぼれ枡カッシュ」だが、もちろんスイーツや食事とのペアリングもおすすめ。
例えば、ジュエリーのようなチョコレートはいかが? 写真上奥は左から洋梨の甘い香りのミルクチョコレート「洋梨」、ルビーロマンピューレを使用した「ルビーロマン(ぶどう)、甘酸っぱい「ラズベリー」、キャラメル風味の「パッションフルーツ」、ライムの酸味をホワイトチョコレートで優しく仕上げた「ライム」。一粒口に運んで、「こぼれ枡カッシュ」を飲むと、甘い余韻が続いてなんとも言えない幸福感に包まれる。また季節の食材とたっぷりの卵を焼き上げたキッシュ(写真上中央)はボリュームもあり人気の一皿。コクのある味わいと「こぼれ枡カッシュ」の発泡感は最高に相性がいい。
「今後はイチゴ以外に、季節のプレミアムフルーツを使った『こぼれ枡カッシュ』が登場する予定です」とスタッフの和田愛美さん(写真上・左)と、調理スタッフの角野朋代さん(同・右)。たまには自分へのご褒美に、ラグジュアリーなカフェと「こぼれ枡カッシュ」で、非日常なカフェタイムを過ごしてみてはいかがだろう。
▼メニュー
こぼれ枡カッシュ 1,300円
フルーツタルト 870円
シャインマスカットのタルト 1,840円
長野県産ナガノパープルのタルト 1,530円
キッシュ 1,020円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格は税込です
ロビーカフェ ファシーノ
- 電話番号
- 06-6633-1153
- 営業時間
- 10:00~23:00 (L.O.22:00)
- 定休日
- なんばダイニングメゾンに準ずる
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
大阪の観光名所・新世界にオープンした『CREAM KITCHEN新世界店』
大阪を代表する観光スポットの一つ「通天閣」。通天閣周辺の新世界と呼ばれるエリアは、大阪名物の串カツ屋が多く立ち並び、毎日串カツを食べに来る多くの観光客で賑わいを見せている。
ここで紹介する『CREAM KITCHEN新世界店』は、大阪の下町感が色濃く残る新世界のなかで異彩を放つおしゃれなクレープ店。店内はシンプルなインテリアに、木のテーブルがぬくもりを添えるナチュラルモダンな一軒だ。
思わず写真を撮りたくなるフォトジェニックなモクテル
同店のメニューは、とってもフォトジェニックなクレープに加え、思わず写真を撮りたくなる色鮮やかなモクテルが充実している。現在モクテルは全16種をラインナップするが、中でも人気の3品がこちら。
「バージンブルーハワイ」(写真上・右)は、ブルーキュラソーが作り出す鮮やかな青い色がハワイの美しい海を思わせるモクテル。スプライトの爽快な味わいに、レモンのキリッと感が加わって気分もすっきりとリフレッシュできそう。
緑色の美しいモクテル「メロンスプモーニ」(写真上)は、メロンシロップとカナダドライ トニックウォーターの組み合わせ。メロンシロップの甘みに、トニックのほろ苦さがバランスよくミックスされている。
「カシスバレンシア」(写真上・左)は、ミニッツメイドオレンジジュース100%とカシスシロップを混ぜた一杯。カシスの酸味とオレンジの風味をミックスしたフルーティーな味わいがおいしい。ミックスベリーがたっぷりと入っているので、大人のスイーツを味わうような気分にさせてくれる。
家に連れて帰りたい! とってもキュートなクマボトルも
SNSで話題になっているのが、かわいらしいくまのボトル入りのモクテル「タピオカメープルラテ」(写真右)と「タピオカミルクティー」(写真左)だ。
「タピオカメープルラテ」は、ジョージア猿田彦監修のコーヒーベースに牛乳とメープルを組み合わせたドリンク。「タピオカミルクティー」は「紅茶花伝 ロイヤルミルクティ」と無糖のアイスティー、キャラメルシロップの組み合わせ。
「どちらももちもち食感のタピオカ入りで、テイクアウトするのにもぴったりですよ」とスタッフの大窪こころさん(写真上・左)と檀上一美さん(同・右)。
絶品クレープと共に甘い時間を過ごそう
モクテルと合わせて楽しみたいクレープは「苺のシャルロット」(写真上・手前)。注文を受けてから焼き上げる生地はとびきりもちもち。フレッシュなイチゴの爽やかな酸味が、自家製のイチゴのジャム、エスプーマホイップの優しい甘みがマッチした一品。
「ブリュレティラミス」(同・奥)は、カスタードクリームやブラウニー、コーヒーを染み込ませたレーズンやナッツの上に自家製のティラミスを重ねていて、濃厚な甘みがたまらない。
モクテルもクレープもおいしいばかりではなく、見た目もバツグン! 一度訪れてカシャリと一枚、写真におさめておきたい。
▼メニュー
バージンブルーハワイ 580円
メロンスプモーニ 580円
カシスバレンシア 580円
※価格は税抜き
タピオカメープルラテ 700円
タピオカミルクティー 700円
※価格は税込み
苺のシャルロット ビリケンクッキー付き 1,080円
ブリュレティラミス ビリケンクッキー付き 980円
※※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格は税別です
CREAM KITCHEN新世界店
- 電話番号
- 06-6599-8825
- 営業時間
- 9:00~21:00
- 定休日
- 無休
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
見た目よし、味よし、相性よしの「モクテル」
各店が趣向を凝らした個性的なモクテルはいかがだっただろうか。どれもフォトジェニックなので思わず写真に収めたくなるものばかり。そしてこれまで出逢ったことのない新しい味わいを楽しめるのも面白い。
もちろん食事やスイーツとの相性も抜群だ。さまざまなモクテルを飲み比べて自分好みの一杯を発見してみてはいかがだろう。