大人の街「神泉・南平台」で非日常なディナーが楽しめるレストラン3選
渋谷から徒歩圏内にある神泉や南平台は、最近話題を集めているエリア「奥渋谷」にも近く、オトナたちが通うフレンチやイタリアンなど、知る人ぞ知る飲食店が軒を連ねる。
今回は、そんなひそかなグルメタウンを形成する神泉・南平台エリアにある、非日常的な空間でおしゃれなディナータイムが過ごせるレストラン3店を紹介しよう。どの店もデートや食事会はもちろん、おいしいものを食べたい時におすすめのレストランだ。
『オステリア ウララ』出身の総料理長によるライブ感満点のイタリアン『LITO』
イタリアンレストラン『Super Trattoria LITO(スーペルトラットリア リト)』がオープンしたのは2018年10月。小さな看板のある階段を上がってドアを開けると、そこにはステージ上から客席を見下ろすようなライブ感あふれる空間が待ち受けている。
はやくも外観とのギャップにノックアウト! そんな個性的なお店は手前のカウンターが調理台兼客席となったテーブル、その奥には6人掛けのテーブル、4人掛けのボックス席が2卓。どの席からも料理人の仕事を見ることかできる。
オーナーシェフの市川大介さん(写真上)は28歳でイタリアに渡り、トスカーナ、ピエモンテ、エミリアロマーニャなど、イタリアでも美食で知られる街で約2年半修業した。帰国後はメニューのないイタリアンとして話題を呼んだ『Osteria Urara(オステリア ウララ)』をはじめとするレストランで総料理長を務めた。
ディナーは5,000円のおまかせコース(通常6~7品)のみ。アラカルトは21時から注文できる。では、10日に1回はメニューを変えるというディナーコースから紹介しよう。
取材時のメインは「オーストラリア産仔羊のロースト スーゴとグリーンマスタード」(写真上)。ジューシーに仕上がったバラ色の仔羊はソースなしでも味わい深い。そして仔羊と野菜を煮詰めて作るスープ「スーゴ」にグリーンマスタードを混ぜ合わせたスパイシーなソースを合わせると、さらに肉のうまみがきわだつ。
「メランツァーネ アッラ パルミジャーナ」(写真上)はイタリアで親しまれているナスとチーズを使ったグラタン。各家庭によって作り方が違い、市川シェフが作るのはイタリアで修業していた時に同僚の家で食べた家庭の味。ナスのとろけるような味わいが存分に楽しめる。
さっそく、オープンキッチンのライブ感あふれるこちらの『LITO』に訪れてみてはいかが?
super trattoria LITO
- 電話番号
- 03-6712-7381
- 営業時間
- 18:00~23:30
- 定休日
- 毎週月曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
コンセプトは「徳島」。レストランで味わった食材もアンテナショップで購入可能『Turn Table』
このお店のある建物は5階建て。ここは徳島県の認知向上を目的にした施設で、食や宿泊を通じて徳島の魅力を発信している。
2階にあるレストラン『Turn Table(ターン テーブル)』もそのコンセプトに沿う形で、徳島の食材をふんだんに使った料理を提供している。同店をプロデュースするのは渋谷神山町のフレンチ『Pignon(ピニョン)』のオーナーシェフ・吉川倫平氏、ヘッドシェフはオーストラリア・シドニー出身のジョーダン・マクラウド氏。ともに徳島の食材をリスペクトし、その日の仕入れからメニューを構成しているという。
こちらの「手打ちパスタとイカとバジルのトマトソース」(写真上)はコース料理の一皿。毎朝手打ちする平打ち麺・タリアテッレを濃厚なトマトソースとバジルで和え、アオリイカ、緑と黄色2種類のズッキーニをトッピングしている。麺の表面積が広いタリアテッレはソースがしっかり絡み、口の中でおいしさのハーモニーを奏でる。
この日のメイン料理は最高ランクの和牛「阿波牛」のモモ肉を使った一品「阿波牛の薪グリルとケールのチュミチュリ、じゃがいものおにぎり添え」(写真上)。徳島から届いた黒毛和牛「阿波牛」のとろけるような食感とキメの細かい肉質を楽しめる一品だ。横には、見た目も愛らしいじゃがいものおにぎりが添えられている。
徳島県は阿波牛、阿波尾鶏や海産物、野菜など食材の宝庫。レストランで味わった食材や調味料などが気に入ったら、1階のマルシェで購入できる。『Turn Table』は食を通じて徳島を体験できる、都内でも貴重なレストランだ。
ターンテーブル ~TurnTable~ 渋谷・道玄坂店
- 電話番号
- 050-5487-8643
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 月~土
ランチ 11:30~15:00
カフェ・ディナー 18:00~23:00
- 定休日
- 日曜日
※12月22日は休まず営業いたします(営業時間:16:00~23:00)
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
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モーニングからディナーまで! ベーカリー、カフェ、ビストロと3つの顔をもつ『セブンクローバー』
『ベーカリーカフェ&ビストロ7clover(セブンクローバー)』はベーカリー、カフェ、ビストロと3つの顔をもつ。
赤色の外壁のパン工房、そしてフランス国旗が目印のこちらのお店。ポップな外観のお店は通りがかりの人の心をワクワクさせる。店名の“セブンクローバー”は「無限の幸せ」を意味する花言葉に由来する。
ディナータイムはアラカルトと数種類のおまかせコース(2,980円~)を用意。中でも2,980円のコースは前菜2品とメイン1品、デザート、ドリンクが付いて、とてもリーズナブルな内容となっている。
こちらの前菜は2,980円のコースのひとつ「タマネギのムースとずわい蟹、塩イクラ」(写真上)。低温調理で甘みを引き出したタマネギをムースに仕上げている。タマネギのうまみを凝縮したなめらかなムースにカニとイクラの塩気が溶けだし、海の幸が口いっぱいに広がる。
メインは「北海道産 鴨肉のコンフィ」(写真上)。北海道産の鴨「スノーホワイトチェリバレー」を2日間マリネした後、90℃の油で5~6時間かけて火を入れ、フランパンで焼き付けてパリパリの皮に仕上げている。こっくりとした脂をまとってホロホロと崩れるほど柔らかい鴨肉のうまみをバルサミコ酢ベースのソースが存分に引き立てる。
併設するベーカリーで一番人気なのは「南平台ブレッド」(写真上)。甘みの強い国産小麦「ゆめちから」と世界自然遺産・白神山地で発見された「白神こだま酵母」で造られるパンは白神山地の水を使用し、北海道産の含蜜糖、醗酵バターを加えて焼き上げられる。リッチな食感のパンはふわふわの食感と小麦本来の力強さを感じさせる。
お店では朝7時30分からモーニングも味わえる。これまで、このエリアに見当たらなかったベーカリーが登場したこともあり、使い勝手のよいお店として注目を集めている。
7clover
- 電話番号
- 03-3770-7777
- 営業時間
- 7:30~22:00
- 定休日
- お盆前後・年末年始を除き無休
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。