途中下車してでも食べたい! 小田急線沿いの隠れた「名レストラン」9店
小田急線沿線のメジャーなグルメスポットといえば、オシャレなカフェやレストランの多い代々木上原や、カレー激戦区で洋食屋やイタリアンも多い下北沢を思い浮かぶだろう。けれども、この両エリア以外にも、隠れた「名レストラン」がひっそりと佇んでいることをご存知だろうか。
今回は、そんな途中下車してでもわざわざ行く価値のある、小田急線沿線沿いの穴場レストランを紹介。いずれもふらっと立ち寄るお客を歓迎してくれる温かい雰囲気の店ばかりだ。一人でも、友達とのグループ来店でも、気負わずに扉を開けて飛び込んでみてほしい。
【千歳船橋】ウマすぎる! 王道ビストロ料理が楽しめる『ビストロラドレ』
世田谷区・千歳船橋駅から徒歩3分ほど、『ビストロラドレ』は木の温もりが心地よい空間で、王道のビストロ料理が楽しめると近隣で話題のビストロだ。
お客のほとんどが注文するという「こだわり赤卵のウフマヨネーズ」(写真上)は、青森県産の赤卵を半熟に茹で、ねっとりとした黄身とトマト風味のマヨネーズソースが絶妙にマッチ。
またフレンチならではの濃厚ソースでいただく「フランス産うずらのファルシー」も丁寧な仕事が施された一品だ。名脇役の自家製パンとともにゆっくりと味わいたい。
BISTROT L’adret(ビストロラドレ)
- 電話番号
- 050-5488-0834
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 18:00~22:00
(L.O.19:30、ドリンクL.O.21:30)
5名様以上のご予約は2,3週間前にお問い合わせください。
月~土
ランチ 12:00~14:30
ランチは完全予約制の1組の貸し切り営業です。
2名様から、お一人様10,000円のコースで承ります。乳幼児のお子様連れも可です。
- 定休日
- 不定休日あり
営業日についてはSNSをご確認ください。
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【下北沢】熟成肉と自然派ワインをリーズナブルに味わう『下北沢熟成室』
グルメ激戦区・下北沢で長年愛され続けるビストロ『下北沢熟成室』。その名のとおり「熟成料理」にこだわる肉系ビストロだ。熟成肉がブームになるよりも前から「熟成」という手法に注目し、フレンチをベースにした「熟成料理」と自然派ワインが味わえるとあって地元客から絶大な人気を博している。
ディナーメニューは、野菜の前菜3種と肉の前菜4種で構成される「あとはメインを選ぶだけ。コース」(1人前1,800円)が基本。それにお好みでメイン料理を追加すれば、自分好みのオリジナルコースの完成。リーズナブルでありながら、人気の熟成肉はもちろん、パテやサラミ、ベーコンやリエットなどのシャルキュトリーが味わえる。
写真上の「お肉の前菜」は、10種類の自家製シャルキュトリー(パテやテリーヌなどの食肉加工品の総称)の中から4種類を選ぶことができるメニュー。パテ・ド・カンパーニュ、自家製ベーコン、リエット、イベリコ豚ベジョータのサラミなどはワインとの相性がぴったりだ。
こちらは「継ぎ足し鴨脂でじっくり火を通した 北海道産鴨もも肉のコンフィ 香ばしくぱりっと焼き上げて」(写真上)。鴨もも肉を70℃で長時間コンフィしたのち、さらにオーブンで焼き上げることで、外は香ばしくパリッパリ。中は継ぎ足し鴨脂が染み込みしっとりジューシーで、ホロホロとほどけるほど肉がやわらかい。
ワインは自然派を中心に常時70種類ほどラインナップ。普段使いやデートにおすすめのフレンチビストロだ。
肉ナリ焼クナリ
- 電話番号
- 050-5487-1819
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 月・水~日
ディナー 17:00~23:00
(L.O.22:30)
- 定休日
- 月曜日
※祝日の場合は翌火曜
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
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【豪徳寺】人気ビストロ出身シェフが作る自由なメニューとお酒を楽しむ『ケトク』
豪徳寺駅にある『ketoku(ケトク)』は、東京・三軒茶屋の人気ビストロ出身の松岡シェフが開業した居酒屋風ビストロだ。
メニューはビストロ料理のほか、「イカの塩辛 コブミカンの香り」や「梅味玉子、インカの目覚め、鯖の生ハム」(写真上)など、国籍にとらわれない自由な料理が並んでいる。
松岡さんの出身地・秋田の郷土料理をフランス風にアレンジした「比内地鶏 だまこ鍋風煮込み」には、秋田の日本酒を合わせたい。
デザートとワインでバー的な利用もOKなので使い勝手もバツグン。ふらっと立ち寄りたい一軒だ。
ketoku(ケトク)
- 電話番号
- 050-5487-7553
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 月~土
17:00~24:00
(L.O.23:30)
- 定休日
- 日曜日
祝日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【祖師ヶ谷大蔵】おいしさの秘密は低温熟成調理! アットホームなビストロ『ヴァンアペロ』
『ヴァンアペロ』は祖師ヶ谷大蔵にある家族経営のアットホームなビストロ。同店の特徴は何といっても、“50℃のお湯で洗い70℃で蒸す”という「低温熟成調理」と呼ばれる調理法を多くの料理に施している点だろう。
その低温熟成調理を施したスペシャリテ「骨付き仔羊肉の黒胡椒ロースト」(写真上)は素材のうまみが増幅され、冷めてもやわらかい。
また同じく低温熟成された「エスカルゴのブルゴーニュ風」(写真上)も人気の前菜だ。
野菜の甘みを存分に引き出したオムレツやタルトなどのつめみメニューも豊富で、心も身体も喜ぶこと間違いなしの名ビストロだ。
Vin apero (ヴァン アペロ)
- 電話番号
- 050-3461-8567
- 営業時間
- 月・水~日 ディナー:18:00~24:00(L.O.23:00、ドリンクL.O.23:30) 金~日・祝日 ランチ:12:00~15:00(L.O.14:00)(※8月9月のみ)
- 定休日
- 毎週火曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【祖師ヶ谷大蔵】地元ファン急増!食べ疲れないビストロ『春風駘蕩』
祖師ヶ谷大蔵の隠れ家ビストロ『春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)』は、フレンチからスパニッシュまで、ジャンルにとらわれない欧風ビストロ料理を供するお店。その料理の数々についつい通ってしまうと地元で人気上昇中だ。
人気はおつまみ系の「鶏せせりの串焼き」(写真上)で、スペイン・カルターニャ地方の名物ロメスコソースを塗って炙っている。お酒との相性も抜群だ。
手打ちの郷土パスタやロゼ一歩手前まで火入れされた牛肉のグリルなど、どの料理にもシェフの気配りが溢れている。ワイン好きのオーナー夫妻が、自ら仕入れをしている料理との相性が抜群のワインとともに味わいたい。
春風駘蕩(シュンプウタイトウ)
- 電話番号
- 050-5488-0979
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 月・水~土
18:00~24:00
(L.O.23:00)
日・祝日
18:00~22:00
(L.O.22:00)
- 定休日
- 火曜日
定休日以外でお休みを頂くこともございます。当店ホームページが最新の情報となりますのでご確認頂きますようお願い申し上げます。
https://shunpu-taitou.info/
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
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【代々木上原】瀬戸内の海鮮と自然派ワインがおいしい『アトリエフジタ』
代々木上原の『アトリエフジタ』は、瀬戸内のおいしい海鮮を使ったおいしい料理と自然派ワイン・日本酒居が楽しめる居酒屋風のビストロ。もともとは、低温調理でじっくり素材のうまみを引き出したノルディックフレンチスタイルを主としていたが、今ではそこに、日本の良い食材、醤油やだしといった調味を掛け合わせている。
海鮮系の食材は、瀬戸内の魚屋からおすすめを取り寄せ、熟成をかけることでさらなる魅力を引き出す。野菜も、ビニールハウス等を使わない露地栽培のものや地元に近い西日本方面のものを多く使用している。写真上は「刺身の盛合せ」。この日は、手前から時計回りにシマアジ・金目鯛・タイ・マナガツオ・サワラ。いずれも瀬戸内産。皮目を炙ったり湯引きしたりするひと手間によって、いずれも少しずつ趣向が異なり、食べ比べを楽しみながらぺろりと平らげてしまう。
「タコのコンフィ」(写真上)は、荘厳で優雅な見た目にうっとりする一品。コンフィにしたタコの頭と足を、アリゴ風ポテトの上に鎮座させている。タコのコンフィは2~3時間火入れし、その後オリーブオイルでソテー。その弾力と濃いうまみという魅力を引き出すために、しっかりと火入れし、繊維感が出た身に味を染みこませている。
ワインはイタリアやフランスの自然派ワインを中心に、地元・岡山のワイナリー『domaine tetta(ドメーヌ テッタ)』を始めとする国産ワインも幅広くラインナップ。
丁寧につくられた料理だけでなく、お客の目に触れるあらゆるものへのこだわりまでをも堪能したい。
アトリエ フジタ
- 電話番号
- 050-5487-0697
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 17:30~24:00
- 定休日
- 不定休日あり
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【下北沢】胃袋に直球で届くおいしさ! 人気店『下北沢熟成室』の姉妹店
下北沢の人気店『下北沢熟成室』や行列の絶えないカレー店『カレーの惑星』を営む『株式会社 ヒネル」が3店舗目として開いたビストロが『胃袋にズキュン』。このキャッチ―なネーミングは「胃袋に直球で届く、食べてすぐにおいしい!と感じてもらえるような料理を提供したい」との想いからつけられたもの。
そのひとつが同店おすすめの「とってもズキュンな3種盛り」(写真上)。こちらは「下北沢熟成室からの伝統 豚肉とレバーの濃厚パテ」と「白レバーと生クリームのなめらかムース バターたっぷり!」、「よい感じで熟成させた 首肉の生ハム」の3種類。しっとりと濃厚なパテや、滑らかな舌触りのムース、うまみたっぷりの生ハムに、おのずとワインが進む。
居酒屋感覚で気軽にサク飲みができる『胃袋ズキュン』。女性一人でも入りやすいアットホームな雰囲気の中で、がっつり胃袋を掴まれたい。
胃袋にズキュン
- 電話番号
- 03-6804-9885
- 営業時間
- 平日 〈ランチ〉12:00~15:00、〈ディナー〉18:00~24:00、土・日・祝 〈ランチ〉11:30~15:00、〈カフェ&ビール〉15:00~17:00、〈ディナー〉17:00~24:00
- 定休日
- 火曜、水曜のランチ
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【経堂】圧倒の品揃え! ドイツワイン愛にあふれるワインショップ&バー『カシエル』
ドイツ在住経験のある店主の森彩さんが、ワインを食事と一緒に「体験」することにこだわって作ったドイツワインショップ&バーが、経堂の『CASSIEL(カシエル)』。
グラスワインは50ml、100ml、150mlからチョイスでき、100ml以上を頼んだお客には1杯に1皿の小さなおつまみがついてくるという嬉しいサービスがある。
ベルリン発祥の名物屋台料理で、焼いたソーセージをケチャップとカレー粉とともに食べる「カリーヴルスト」(写真上)や、フランスとドイツの国境近くで食べられるというピザのような「フラムクーヘン」など、こだわりの料理も存分に楽しみたい。
ワインはドイツ国内の有名な産地から希少なものまで豊富にそろえており、ワインの購入のみの来店もOK。ドイツワインの魅力に気軽に触れられる、貴重なお店だ。
ドイツワイン専門 ショップ&バー カシエル
- 電話番号
- 03-6413-7990
- 営業時間
- 17:00~23:00
- 定休日
- 毎週火曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【下北沢】好みの「自然派ワイン」に出逢える! ワインスナック『DAMIAN』
まるで迷路のように路地が入り組む下北沢の街路。だがその路地裏には隠された宝物のように、個性的・マニアックでディープな味わいの店が点在している。『DAMIAN -Wine Snack-』(ダミアン ワインスナック)はまさに、そんな下北沢らしいお店。店内はカウンター席のみでワインバーのようだが、ママさんと、男女各1名の若い“チーママ”が店に立つスナックスタイルのお店だ。
ワインは常時、12種類以上がグラスで楽しめる。ワインリストはなく、その日のおすすめワインのボトルをカウンター上のボードに、赤・白・泡、そしてママのおすすめと、それぞれ軽い味わいからしっかりした味わいの順番に分かりやすく並べられている。フードはチーズを中心におつまみから軽食までそろう。
チーズは、世田谷区のチーズ専門店『LAMMAS(ランマス)』から仕入れている。
「チーズ おまかせ3種盛り」(写真上)は、左から青カビタイプ「1924~ミル ヌッフソン ヴァンキャトル」、白カビタイプ「ブリー・ド・モー・ア・ラ・トリュフ」、ハードタイプ「ラクレット」。熟成加減が完璧なのはもちろんだが、塩味の強さの組みあわせが絶妙で、ワインがぐんぐん進む。
ふらっと立ち寄るのに打ってつけのワインバーである。
Damian -Wine Snack-
- 電話番号
- 03-6805-2775
- 営業時間
- 19:00~翌3:00
- 定休日
- 火曜
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。