絶対に外さない! グルメスポット清澄白河の選りすぐり「レストラン」
清澄白河は近年、おしゃれなグルメスポットとして人気を集めている。振り返れば2015年の2月、サードウェーブコーヒーの先駆けとして『ブルーボトルコーヒー』が日本1号店をオープンし、カフェやコーヒーショップが激増して「コーヒーの聖地」として一躍脚光を浴びたのは記憶に新しい。しかし、それ以降、カフェ以外にもハイセンスなレストランが次々とオープン。今や“グルメの街”としても注目を集めている。
そこで今回は清澄白河をクローズアップ。“ニュー中華”や“フレンチ割烹”などおしゃれで使い勝手のいいレストランを厳選。女子同士でも、デートでも、絶対に外さない選りすぐりのレストランを紹介しているので、ぜひ清澄白河に足を運んでおしゃれなグルメを楽しんでみてはいかがだろうか。
『ミシュランガイド 東京 2020』ビブグルマンに輝いた中華料理店『O2』
中国料理の名店『トゥーランドット 臥龍居 (Turandot 臥龍居 )』で修業を積んだ、オーナーシェフが腕をふるう『O2(オーツー)』。『ミシュランガイド 東京 2020』でビブグルマンにも輝いた新進気鋭の中華料理店だ。
同店のコンセプトは中華とフレンチの融合。中華でありながらフレンチのスタイルで提供する料理は見た目も味もバツグン! シェフが生まれ育った東京・清澄白河(深川)で、地域に愛される中華料理店を目指している。
メニューはコースが中心。名門中華出身のシェフ自慢の一品の数々が堪能できる内容となっている。そのうちのひとつ「季節の食材を使った前菜」(写真下)は、春の風物詩・菜の花をボイルして叩いた後、塩と太白ゴマ油で味付けしたもの。ボイルした水ダコと特製醤油ダレをかけたら、さらに太白ゴマ油と生姜とともに熱したネギをトッピング。プレートいっぱいに散らばっているのは自家製のカラスミだ。菜の花の苦みと水ダコのうまみ、太白ゴマ油の香ばしさが渾然一体となり、噛みしめるたびに深い味わいを楽しめる。
「牛ホホ煮込み」(写真上)は『O2』の定番料理。八角やシナモンで味付けした牛ホホ肉を醤油や砂糖、チキンスープで煮込み、仕上げに豆鼓(トウチ)のアクセントを効かせている。中国料理の調理法を踏襲して作られ、うまみが凝縮された牛肉はしっかりとした食感に仕上がり、ナイフでカットするとよい香りが鼻先をくすぐる。
また、お店のソムリエやシェフの友人であるインポーターが厳選したナチュールをはじめとするワインも豊富にラインナップする。メニューに合わせてワインをチョイスするなど、楽しみ方は人それぞれ。満足度は非常に高い! ぜひ訪れてみてほしい。
O2
- 電話番号
- 03-6458-8988
- 営業時間
- 火~日 18:00~24:00(L.O.23:00)
- 定休日
- 毎週月曜日 ※不定休日あり
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
野菜料理が中心! わずか10席の隠れ家イタリアン『イルトラム』
清澄白河の“隠れ家イタリアン”といえば、地元客に愛され続けている『il tram (イルトラム)』だろう。築50年以上の建物を窓枠と天井だけを残してリノベートした、趣のあるお店では調理からサービスまでを川邊亮祐(かわべりょうすけ)シェフが一手に担う。
野菜が中心で、動物性のブイヨン、バター、生クリームを使わず、シンプルな調理法で素材の味を引き出す料理のファンは多く、常に予約でいっぱい。お店のメニューは5000円のおまかせコースのみ(土日限定のランチタイムには2,800円のおまかせコースもあり)。コースには季節のスープとチーズ、前菜3皿、パスタ、肉料理が登場する。
前菜のひとつ「チコリの1時間ロースト ゴルゴンゾーラ・ピカンテを添えて」(写真上)に用いる大ぶりなチコリは細やかに温度調節をしながら1時間ほどかけて焼き上げる。そこに、ゴルゴンゾーラ・ピカンテ(青カビがしっかりと入っていて、ピリッとした青カビ特有の辛さが味わえるゴルゴンゾーラチーズ)と、少量の黒こしょう、炒った松の実のみが添えられている。見た目はいたってシンプルだが、甘さとほろ苦さを含んだローストされたチコリをゴルゴンゾーラチーズのピリリとした塩味が引き立てる同店のスペシャリテだ。
取材日のパスタは「椎茸 サマートリュフ フェットチーネ」(写真上)。ソースはシイタケをメインにホワイトマッシュルーム、ブラウンマッシュルーム、エノキ2種類、マイタケをミックスしたもの。サマートリュフがたっぷりかけられ、キノコのうまみを凝縮しソースと手打ちされたフェットチーネがしっかり絡まり、風味豊かなキノコが存分に楽しめる。
小ぢんまりとしたお店では川邊シェフとの距離が近く、アトホームな雰囲気。『イルトラム』で食事をすると幸福感に包まれる。特別な時間を過ごすために選びたいお店だ。
il tram(イル トラム)
- 電話番号
- 050-5487-8453
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 火~金
18:00~23:00
土・日
12:00~14:30
18:00~23:00
- 定休日
- 月曜日
※祝日の際は翌火曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
和の空間で味わう遊び心たっぷりの創作フレンチ『ほ志の』
2017年11月にオープンしたフレンチ割烹『ほ志の』は、フレンチと和食が融合したハイセンスな料理を気軽に味わえる創作料理店。
店内はカウンター席やテーブル席、宴会ができる小上がりなどがあり、大人同士、一杯飲みながら食事を楽しむもよし、グループや家族連れで賑やかに過ごすもよし、色々な使い方ができる。
メニューはアラカルトとシェフお任せの「名物料理を含むフルコース」を用意。その中でも看板メニューは「名物 和牛レバーの塩辛」(写真上)だ。塩漬けにした和牛のレバーは低温でじっくりと火を入れることで、口の中でまったりととろける食感が生まれる。ネギ、塩、ゴマ油、ワサビでいただく和牛レバーの塩辛はお酒の肴にぴったりだ。
「フォアグラ、鯵の炊き込みご飯」(写真上)は、だしと醤油、昆布でシンプルに炊いたご飯の上にソテーしたフォアグラとこんがりと焼いた鯵がのせられている。和とフレンチのおいしいトコどりのような炊き込みご飯はフォアグラがこっくりとしたバターのような濃厚な味わいがクセになり、お腹いっぱいでも手が伸びてしまう。
「驚きがある居酒屋」をモットーにしたこちらの『ほ志の』を訪れたら、こだわりのあるメニューのファンとなり、常連となる人も多いだろう。
ほ志の
- 電話番号
- 03-6458-8820
- 定休日
- 不定休日あり
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
リバーフロントで本格的なBBQとクラフトビールを!『PITMANS(ピットマンズ)』
クラフトビールのブルワリー『清洲橋醸造場』を併設するバーベキューレストラン『PITMANS(ピットマンズ)』は隅⽥川沿いの水辺に建つ、築28年のリノベーションホテルの2階へと繋がる“かわてらす”にある。
幅44mの “かわてらす”は、都内最大規模の公共オープンスペースで、京都の鴨川沿いに設置される「川床」をイメージして造られている。ウッディなデッキからは隅田川が一望でき、天気が良い日は清洲橋越しにスカイツリーを望むことができる。
『ピットマンズ』では「スロースモークバーベキュー」をテーマにした本格BBQ料理と、豊富な種類のクラフトビールが楽しめる。「“PITMANS”SPECIAL BBQプレート」(写真上)は長時間かけてじっくり仕上げたバーベキュー3種が味わえる一皿。定番のプルドポーク、ハチミツに漬け込んで焼いた甘辛い味わいのスペアリブ、スパイシーな味付けのチョップドビーフは、同店の職人“ピットマスター”がBBQを手がける。
ボリューム満点のお肉と楽しみたいのが2種類のエールビールだ。キレのある苦みと柑橘系の爽やかな香りが特徴の「清澄アンバー」や、フルーティーな香りと柑橘系の甘さが特徴の「中洲ゴールデン」はスモーキーな風味のBBQにマッチする。
店内にはオリジナリティあふれるビールを造る「アウグスビール」のブルワリー『清洲橋醸造場』が併設されており、店内には発酵タンクを設置。朝7時からはモーニング、夜はクラフトビールとバーベキュー料理が楽しめる『ピットマン』は清澄白河の注目スポット。リバーサイドの楽しみを体験できる、都内でも貴重なお店だ。
CLANN BY THE RIVER (旧PITMANS)
- 電話番号
- 050-5492-4537
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 朝食 7:00~10:00
(L.O.9:30)
カフェ 10:00~11:30
昼食 11:30~15:00
(L.O.14:30)
カフェ 15:00~17:00
ディナー 17:00~22:00
(L.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
- 定休日
- 不定休日あり
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。