土鍋ごはんが最高においしい、東京の「和食店」まとめ
「土鍋ごはん」は炊き立てごはんのおいしさを再認識できる料理。土鍋のふたを開けて、アツアツのごはんをひと口運ぶだけで満足感がみなぎる。そう、主食をお米とする日本人なら大好物に違いない。
今回はこだわりのお米と旬の具材を用いて作られる、美味な「土鍋ごはん」が食べられる、東京の「おすすめ和食店」を5軒紹介しよう。
【1】ローストビーフ、ウニ、イクラ、キャビアなどリッチな具材を使った土鍋ごはん『おこん』
グルメなお店が集まる代々木上原のなかでも特に「渋谷区西原」は食のアンテナが高い大人たちから注目を集めている。そんな西原エリアに店を構えるのが『おこん』だ。
『おこん』のこだわりはズバリ“お米”! 米・食味鑑定士の資格を持つ店主が使うお米は、産地はもちろん、粒にもこだわり、一粒2.5~2.7㎜というとても大きな粒のものだけを選定。有名な米店『亀太商店』(東京・錦糸町)で専用オーダーし、少量ずつ『おこん』の料理に合うかたちで精米してもらっている。
料理はコースが中心だが、自慢のお米は、お通し代わりの「ウェルカムライス」(写真上)で味を確かめてもらうところからコースが始まるから興味深い。
コースの中でも豪華な一品が「土鍋ご飯」(写真上)。チーズを散らした旬のとうもろこしごはんの上にのっているのが輝くばかりのローストビーフ、ウニ、イクラ、そしてキャビア! しゃもじを入れるのがもったいないほど美しいビジュアルだ。とうもろこしご飯だけでも、具と合わせても、お酒にも合う。まさに白米で飲み食いできるほどのおいしさ。
さっそく、友達と一緒に自慢のごはんを食べに訪れてみたい一軒だ。
おこん
- 電話番号
- 050-3374-4213
- 営業時間
- 土・日・祝 15:00~23:00(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)(※土、日曜日(祝日)のみ15時から予約有で営業開始します。) 月・水~金・祝前日 18:00~23:30(L.O.22:30、ドリンクL.O.23:00)
- 定休日
- 毎週火曜日 ※※年末年始
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【2】とうもろこし炊き込みご飯の隠し味はゴボウ。滋味を味わい尽くしたい!『代々木上原 ゆう』
落ち着いた佇まいに、入り口階段下の清楚なロゴと中から外を見ている置き物がふと気になる店、『代々木上原 ゆう』。その日においしい旬の野菜と繊細な日本酒をとことん愉しませてくれる、大人のための小料理屋だ。
使う野菜は露地栽培の旬のもの、化学肥料や農薬をなるべく使わず丁寧に育てられたものばかり。千葉や鹿児島、福岡などからこだわりの野菜を取り寄せる。
こちらは「愛媛産真鯵の炙り 白胡瓜、みょうがだけ、枝豆のサラダ仕立て」(写真上)。香ばしく表面を炙った真アジの下に白キュウリ、みょうがたけ、枝豆が敷かれ、白ポン酢で味がつけられている。白キュウリのシャキッとした食感とみょうがたけの爽やかな味わいが、鯵をさっぱりと食べさせてくれる一皿だ。
美しい土鍋で提供される土鍋ごはんは、コースの〆の一品。取材時は「たっぷり、とうもろこしの土鍋炊き込み御飯」(写真上)。2人前につきトウモロコシ1〜1本半を炊き込んだ、季節の炊き込みごはんだ。ゴボウが一緒に炊き込まれていることで、トウモロコシや枝豆の甘さに奥行きが加わり、なんとも滋味深い。
代々木上原 ゆう
- 電話番号
- 050-5487-0447
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 17:00~24:00
(L.O.23:00)
- 定休日
- 月曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【3】一流の料理人とソムリエが届ける、四季折々の旬を楽しめる土鍋ごはん『乃木坂 しん』
『ミシュランガイド 東京』で二つ星に輝いた『銀座 小十』に務めていた料理長とソムリエのふたりが独立開業したのが『乃木坂 しん』だ。
乃木坂駅から歩くこと約3分、『乃木坂 しん』の引き戸を開けると、そこには予想を上回る素敵な空間が広がっている。都会の喧騒を微塵も感じさせない店内は奥にはカウンター6席、御簾をあげれば8人までの半個室になるテーブル席が2つある。
ふるまわれるのはこちらの店の料理長・石田伸二氏の故郷であり、料理人としてのキャリアが始まった徳島の食材をふんだんに使った会席料理。取材時の「八寸」(写真上)は、天草の天然鰻、丸十(サツマイモを甘く炊いたもの)、新蓮根、タコの小倉煮、佐渡のもずく、鱧の唐揚げと伏見唐辛子のチリ酢、鮑の肝煮、鱧子の卵寄せ、真中がイチジクのゴマクリーム。美しい彩りの「八寸」はバラエティ豊かで、心を高揚させてくれる。
季節で変わる土鍋ごはんも「美味!」のひと言。取材時の「鱧と松茸の土鍋ごはん」(写真上)は蓋をあげると山椒の香りが立ち上る。土鍋でふっくらと炊かれたごはんに照り焼きされた鱧と松茸を合わせたご馳走ごはんだ。素材のうまみを追求し、贅を尽くした味覚に仕上がっている。なお、土鍋ごはんは四季折々の食材を用いられる。季節の移り変わりを「舌」で楽しむのもよいだろう。
乃木坂 しん
- 電話番号
- 050-5486-7551
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 月~土
ディナー 17:30~23:00
(L.O.21:00)
- 定休日
- 日曜日
定休日:毎週日曜日、但し月曜日が祝日の場合は月曜日休み
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【4】カニ・エビ好きから注目されるお店の贅沢すぎる「松葉蟹 炊き込みご飯」、甲殻類専門店『うぶか』
エビ・カニ好きなら必ず訪れたい一軒が、新宿・荒木町にある甲殻類専門店『うぶか』。店主の甲殻類愛が溢れる、バラエティ豊かなエビ・カニ料理の数々が食べられる人気だ。
おすすめは旬の甲殻類の魅力を最大限に引き出す料理とデザート10品前後で構成されるコース。その中から数品を紹介しよう。
「焼き物」(写真上)は相模湾で獲れたイバラガニと白子を国産ライムと柚子で作ったぽん酢でいただく一品。香ばしく焼き上げられたカニとプリプリとした食感の白子は最高のおいしさ!
そして同店のスペシャリテが「松葉蟹 炊き込み」(写真上)だ。お米は山形の無農薬特別栽培米「つや姫」を使用。島根県産の松葉ガニの殻、昆布、塩を加えて炊飯した後、ベストなタイミングで茹でた身とカニ味噌、甲羅を加えた炊き込みごはんは、カニのうまみをギュッと吸い上げ、おかわりを所望したくなるほど。おこげも存分に楽しめる。この炊き込みごはんを目当てにぜひ訪れたい。
うぶか
- 電話番号
- 050-3464-7273
- 営業時間
- 月~土 ディナー:18:00~24:00(L.O.21:00、ドリンクL.O.23:00)
- 定休日
- 毎週日曜日 祝日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【5】蓋を開けた瞬間、歓声が上がる!伊勢エビを豪快に使った炊き込みごはん『麻布十番 お川』
都内屈指の高級住宅街でありながら下町情緒を残した商店街が広がる麻布十番。神楽坂や銀座で腕を振るってきたベテラン料理人による和食店『麻布十番 お川』はこの街に店を構える。
一歩店内に入ると、清々しい木材をあちこちにあしらった空間が迎えてくれる。通りに面した大きな窓にはめ込まれた、すりガラス越しに漏れる街の光が明るく印象的。ひっそりと隠れ家のような佇まいのお店はカウンター8席とテーブル4席とこぢんまりとしている。
メニューはコースがメイン。お腹いっぱい食べてもらいたいと、基本のおまかせコースは8品8,500円と品数多め。お酒と様々な味わいとのマリアージュも楽しめるのもうれしい。
焼き物の「ひらめの雲丹焼き」(写真上)は厚みのあるヒラメを醤油で味付けし、炭火でじっくり焼き、濃厚なウニソースをかけ、イクラや素揚げしたレンコン、銀杏を添えている。火の当たりがやわらかい炭火は魚の身がふっくらと仕上がるという。酒の肴にもってこいの一品だ。
コースの最後に登場するのが「伊勢エビの炊き込みご飯」(写真上・2~3人前)。かつおだしと薄口醤油、みりん、酒で味付けしたごはんに伊勢エビの頭をのせて炊き込んだもの。
かつおだしとエビ味噌がごはんに染みだし、伊勢エビのプリプリの食感とジューシーなうまみが楽しめる。豪快な見た目は鍋の蓋を開いた瞬間、歓声が上がること間違いなし!
季節に応じて旬の味覚がいただける『お川』に出かけてみてはいかがだろうか。
麻布十番 お川
- 電話番号
- 03-5484-5810
- 営業時間
- 月~土 ディナー:17:30~23:00(L.O.22:00)( )
- 定休日
- 毎週日曜日 祝日 ※ご予約にて営業致します
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。