酒のみの心をくすぐる九州グルメ
世界は90カ国、日本国内は全都道府県を旅した筆者ですが、景色や出会いはもちろん、食事が美味しかったエリアはより鮮明に脳裏に刻まれ、その後の再訪につながる傾向にある。そう考えると九州は年に3回以上は足を運んでおり、食事も酒飲みが好むものばかりで、生粋の酒好きである筆者にとっても好都合だ。
九州の酒といえば焼酎。鹿児島の芋焼酎は言わずと知れた九州の名物酒であるが、長崎県壱岐を発祥とする麦焼酎、宮崎県の高千穂では本州ではあまり見かけないそば焼酎、さらには、熊本の米、奄美の黒糖、そしてタイ米を使用した沖縄の泡盛と、九州がいかに焼酎の聖地的存在かわかる。
居酒屋で「とりあえず生」という言葉をこれほどまで聞かないエリアは他にはなく、お通しはもちろん、アラカルトメニューもほとんどが焼酎に合わせて作られているくらい人気なのだ。
今回はそんな九州グルメらしい、ついつい焼酎が進んでしまう3品と、お酒が飲めない人でも楽しめる九州を代表する人気B級グルメを、全国でお取り寄せ可能なものの中から紹介する。
極上の国産肥育馬肉『熊本馬肉料理専門店 熊本馬肉ダイニング 馬桜』
熊本の食材といえば真っ先に思い浮かべるのは馬肉だろう。今でこそ全国で馬肉が食べられるお店は増えてきたが、それでも都心でない限り、馬肉が食べられるお店はせいぜい街に数店舗がいいところで、一般的には珍味という印象が強い。
しかしここ熊本では馬肉は私たちの想像以上に人々の生活に溶け込んでいる。繁華街の呑み屋には必ずといっていいほど常備してあり、なんとスーパーにまで平然と陳列しているではないか。
そしてどの店も部位が豊富で、定番の「赤身」や「コウネ」(たてがみ)に加えて「フタエゴ刺し」(あばら部分の3層肉)「レバ刺し」「ネッコ刺し」(大動脈)など、牛ホルモン屋顔負けの品揃えに圧倒される。
そんな熊本を象徴する馬肉を扱うお店の中でも、数多くのメディアに出演し、圧倒的な知名度を誇る人気店が『熊本馬肉料理専門店 熊本馬肉ダイニング 馬桜』だ。国産肥育馬肉のみを扱い、長年の経験と技術を持つ馬肉のエキスパートが、温度管理や保存の仕方に徹底的にこだわることで質の高い肉を提供している。
『熊本馬肉料理専門店 熊本馬肉ダイニング 馬桜』では現在、通常よりお得に取り寄せができるクラウドファンディングも実施しているので併せてチェックしてみるといいだろう。
【店舗基本情報】
■店名:熊本馬肉料理専門店 熊本馬肉ダイニング 馬桜
https://r.gnavi.co.jp/jww179bm0000/
■住所: 熊本県熊本市中央区下通1-12-1 光園ビル2F
■電話:096-355-8388
【お取り寄せ情報】
■購入方法:オンラインショップより購入
https://ec.umasakura.com/
焼酎界のレジェンド3Mのアテにも申し分ないナガラメの味噌漬け『味処井元』
先日、屋久島へ行った際、せっかくなので帰りに日帰りで種子島に寄ってから帰ろうと思ったのだが、ここがまた絶品食材の宝庫で、帰りに帰れず気がつくと1週間ほど滞在してしまった。
定番の伊勢海老はもちろん、安納芋を食べて育った安納黒豚や、種子島のみで育つインギー地鶏、草履の形をした高級食材ゾウリエビなど、離島ならではの珍しい食材を目の前にしたら心踊らずにはいられない。
中でも筆者が最も感動を覚えたのがナガラメ(トコブシ)だ。アワビに似ているが、やや柔らかく甘みが強い。5月から8月がシーズンとあって、まさにこれから旬を迎える。地元でもなかなか食べられない高級食材とあって、都心であろうと見つけるのは至難の技だ。
今回は種子島で予約の取れない割烹料理屋『味処井元』が店の一番人気「トコブシの味噌漬け」(340g / 3,000円)を取り寄せ対応してくれた。
店主のおすすめは、「うまい芋焼酎と合わせてちびちびつまむこと」だという。「今夜は時間をかけてしんみりやりたい」なんていう日に、鹿児島を代表するプレミア焼酎と合わせて、ナガラメの奥深さを味わってほしい。
【店舗基本情報】
■店名:味処井元
https://r.gnavi.co.jp/gjcz7vxc0000/
■住所:鹿児島県西之表市西町189-1
■電話:0997-22-1218
【お取り寄せ情報】
■購入方法:電話より購入
自宅で国内最高品質かごしま黒豚のしゃぶしゃぶを。『熊襲亭』
鹿児島のおいしい食材といえばやはり「黒豚」だろう。天文館を歩いていると「かごしま黒豚使用」の文字を見つけるのは容易だ。
かごしま黒豚は400年以上の飼育の歴史の中で、国内でも例をみないほどの改良を繰り返し、最高品質のブランドとして確立した。そんな種豚を、鹿児島の温暖な気候のもと、ストレスなく育て、一般的の豚の1.2~1.5倍ほどの飼育期間を経て出荷される。また、肥育後期にはさつまいもを食べさせるのも薩摩地ならでは。
そのような環境で育てられたかごしま黒豚は、うまみ成分といわれるグルタミン酸は通常の白豚と比べて約3.7倍、甘み成分といわれるトレオニンも6.7倍と高い水準を誇る。
そんな黒豚を専門的に扱うこと50年以上。観光客のみならず、地元民からも愛されるしゃぶしゃぶ専門店『正調さつま料理 熊襲亭 』にて、しゃぶしゃぶセットの取り寄せができる。
柔らかな肉質と奥深いコクをもつ鹿児島県産純粋六白黒豚の肩ロースが、『熊襲亭』で使用している自家製ポン酢と共に送られてくるので、お店で食べられるものと同様の味を楽しむことができる。
【店舗基本情報】
■店名:正調さつま料理 熊襲亭
https://r.gnavi.co.jp/gjcz7vxc0000/
■住所:鹿児島県鹿児島市東千石町6-10
■電話:050-3314-1709
【お取り寄せ情報】
■購入方法:オンラインショップより購入
https://www.kumasotei.com/order_list
120時間かけて作られた佐世保の名物バーガー『佐世保バーガーのビッグマン』
九州のご当地B級グルメといえば佐世保バーガーの知名度はひときわ高い。今でこそ観光業との兼ね合いから「ご当地バーガー」などという言葉が生まれたが、佐世保バーガーはその走りの一つであっただろう。
そんな日本を代表するハンバーガーが、まだ「佐世保バーガー」と言われるよりも前の1970年から地域密着でハンバーガーショップを営む店がある。佐世保バーガーのパイオニアともいわれる『ビッグマン』だ。
塩漬けや燻製を合わせて120時間かけてじっくり熟成させたベーコンが『ビッグマン』の代名詞で、佐世保バーガーを名乗る他店のバーガーにベーコンが入っていることが多いのも、『ビッグマン』の「ベーコンエッグバーガー」を手本としている店が多いからだ。
そんな同店で人気の「ベーコンエッグバーガー」で使用するものよりさらに分厚い100gの厚切りベーコンを含んだ元祖の貫禄バーガーセットをオンラインで取り寄せすることができる。
【店舗基本情報】
■店名:佐世保バーガービッグマン京町本店
https://r.gnavi.co.jp/bj9dhsr10000/
■住所:長崎県佐世保市上京町7-10
■電話:0956-24-6382
【お取り寄せ情報】
■購入方法:オンラインショップより購入
https://sasebo-bussan.com/products/detail.php?product_id=70
文・構成:片岡力也