【代々木上原】一度は行きたい粋な和食店6選
おうちごはんでいつも食べるほっこり和食もいいけれど、外で食べるなら、家ではなかなか作れないこだわりの和食を食べたいと思うもの。
そこで今回は、食材や調理法にこだわりぬいた、代々木上原エリアの和食店6店を紹介。
自分へのご褒美として訪れるもよし、大切な人との特別な時間のために利用するもよしの名店ぞろい。一度行くとリピート必至のお店ばかりで、まわりの友だちにもこっそり教えたくなるはず。
【1】ごはんが大好きならここ! お米の魅力を堪能できる和食店『おこん』
白米への熱すぎる情熱ゆえ、お米をおいしく食べるための数々の料理でお客を迎える“白米系隠れ家和食店”『おこん』。
一粒2.5~2.7mmという大きな粒の米だけを選び、その米を同店の料理に合わせて米店に精米してもらっているほどのこだわりようだ。
しかも、一度に大量に仕入れたほうが手間を省けるにも関わらず、「味が落ちるから」という理由で一度に3kg程度の少量ずつ仕入れていると説明すれば、どれほどおいしいお米がいただけるかご想像いただけるだろう。
お通し代わりの「ウェルカムライス」でその日のお米の味を確かめてもらった後に登場するのは、「アボカドとローストビーフと雲丹ご飯」(写真上)。リッチな食材の共演で、お米のおいしさがじんわりと身体に染み渡っていく。
極めつけは、卵黄代わりに雲丹を組み合わせた「すき焼き」。砂糖と醤油で味付けして火を通した「鹿児島県産・西郷どん牛」に濃厚な雲丹をトッピングするだなんて、ごはんを欲さずにはいられない。
究極のオンザライス「土鍋炊きご飯にすき焼き・雲丹乗せ」(写真上)はため息を漏らさずにいられるものか!
おまかせコースは5,000円~と気軽に利用できるので、普段使いできる店としてもぜひ覚えておいてほしい。
おこん
- 電話番号
- 050-3374-4213
- 営業時間
- 土・日・祝 15:00~23:00(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)(※土、日曜日(祝日)のみ15時から予約有で営業開始します。) 月・水~金・祝前日 18:00~23:30(L.O.22:30、ドリンクL.O.23:00)
- 定休日
- 毎週火曜日 ※※年末年始
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【2】高感度バツグン! 粋な大人の居酒屋『ネクストバッターズサークル』
“昭和モダン”をデザインのベースとした『ネクストバッターズサークル』は、「型なし、枠なし、ジャンルなし」で”おもしろいこと”を提案している大人の居酒屋だ。メニューは、お造りから揚げ物、シメまで居酒屋料理が中心。ただし、手の込みようが半端ではない、見た目にも美しいメニューぞろいである。
たとえば前菜の「シェフの気まぐれあて盛り」(写真上)。常時用意しているアテ(つまみ)から3~4品を盛り合わせたお得な一品だが、「ウニマヨ半熟玉子」から「パクチー入りエスニック風沖縄産もずく酢」まで、一皿で緩急をたっぷり楽しめる。
豆腐の代わりに白子を使った創作中華「白子の麻婆」(写真上・左)は、鶏肉とトマトを炒め、花椒、黒酢などで調味した後、生白子を加えて煮込んだ一品。麻婆の下には、ごま油でソテーした白菜が隠されているので、付け合わせとしていただけばこれ一皿で味のバランスもばっちりだ。
牛モツとトリッパを酒粕で煮込んだ「トリッパ入りもつ煮~酒粕風味~」(写真上・右)は、甘みある味わいでお酒との相性も抜群。
日本酒だけでなく、白ワインやサワーの用意もあるので、至福の夜を心ゆくまで楽しもう。
ネクスト バッターズ サークル
- 電話番号
- 050-3477-1625
- 営業時間
- 17:00~24:00
- 定休日
- 不定休日あり
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【3】おいしい野菜を食べたいときはここ、『代々木上原ゆう』
イタリア料理出身の店主が、創作和食の名店として知られる『銀座KAN』『ぽつらぽつら』での修業を経て独立オープンした『代々木上原ゆう』。
同店の特徴は、野菜を主役に据えた料理を豊富に用意していることだ。使用する野菜は、露地栽培の旬のもの、化学肥料や農薬をなるべく使わず丁寧に育てられたものばかり。「野菜が食べたいときには『ゆう』にくる」というお客も多いというが納得だ。
前菜の4種盛り合わせ「旬の豆皿」(写真上)にも野菜がたっぷり。「チャンバラ貝と冬瓜の旨煮」「アオリイカの揚げ真丈(しんじょ)」「大根のタコそぼろ煮」「ちりめんキャベツ、春菊、青パパイヤ、ヤングコーン、オクラのゼリー寄せ」など、さまざまな食材のパワーが小さな豆皿の中にぎゅっと詰まっている。
コースの〆として登場する土鍋ご飯にも、季節の味わいがぎっしり。2人前につきとうもろこし1~1本半を炊き込んだ「たっぷり、とうもろこしの土鍋炊き込み御飯」は、滋養豊富なゴボウまで一緒に炊き込まれた、スタミナ満点の一品だ。
日本酒は、島根県『王祿酒造』のもののみをオンリスト。「王祿酒造の酒はどの銘柄もすべて料理に寄り添ってくれる」と厚い信頼を寄せているのだ。ひとつの酒蔵の酒でのペアリングというユニークな体験も、ぜひ味わってみてほしい。
代々木上原 ゆう
- 電話番号
- 050-5487-0447
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 17:00~24:00
(L.O.23:00)
- 定休日
- 月曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【4】開放的な空間でカラリと揚がった旬食材を楽しむ天ぷら『喜わ』
日本料理の真髄が詰まった天ぷらを食べるなら、その道のプロが揚げたものに限る。東京の名店で10年以上修業を積んだ店主が2020年にオープンした『喜わ』なら、開放的なガラス張りの空間で、リラックスして旬の味覚に舌つづみを打つことができる。
メニューは、海の幸・山の幸にさまざまなアプローチを施した「なごみコース」と、さらに魚介の天ぷらを加えた「ゆかしコース」の2種類。食材は店主自ら全国に足を運んで目利きして、100%ごま油で「軽さ」を追求しながら揚げている。長崎県対馬から仕入れた穴子(写真上・左)は、丁寧に開かれて、骨せんべいとともに登場。ふっくらジューシーな身とカリカリに揚がった骨のコントラストが楽しい一皿だ。
海老の天ぷらの裏メニューである「生春巻きバージョン」(写真上)は、もっちり食感のライスペーパーの中に、カラリと上がった海老、大葉の香り高さがぎゅっと詰まった一品。
〆の食事メニューからは、シンプルに車海老のみをトッピングした「天丼」をご紹介。砂糖を使わずに酒、みりん、醤油、カツオ節のみで作ったやさしい味わいのタレは白ごはんと相性抜群で、我を忘れてかきこんでしまうはず。
喜わ
- 電話番号
- 03-5738-7550
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【5】その日採れた野菜満載! 「草鍋」を食べに訪れたい『どろまみれ』
全長5mの重厚な欅(けやき)のカウンターや、オーナーの磯部剛広さんが祖母から譲り受けた古家具に彩られた、心落ち着く空間の『どろまみれ』。店名は、「季節野菜をたくさん食べられる」というコンセプトに由来しており、同店で使用するすべての野菜は、埼玉県にある自家農園でその日採れたものというこだわりようだ。
しかも、種植えや草むしりはスタッフ自ら行っていると聞けば、力の入れようが半端ではないことがおわかりいただけるだろう。
メニューには、「畑の15種野菜盛り」「10種グリーンサラダ」などの前菜にぴったりな一品から炭焼き野菜まで、常時20種類以上の野菜料理がそろうが、中でも人気なのが1人前980円の「草鍋」(2人前~)だ。主役は季節の野菜。丼いっぱいに盛られて登場する野菜を、4時間炊いた比内地鶏のガラ、カツオ節、ムロアジのだしなどを合わせた黄金色のスープでさっと煮立てて堪能できる。
そして、店でさばく比内地鶏の焼鳥も絶対に外せない。地鶏の弾力を楽しめるネギ間はもちろん、白レバーを炭で焼いた「とろレバー」もぜひチャレンジしてほしい。野菜をたっぷり摂取できるメニューぞろいだからこそ、栄養バランスの偏りも気にすることなく、思う存分焼鳥も食べられる。ぜひ、ご堪能あれ。
どろまみれ 代々木上原店
- 電話番号
- 03-6804-9456
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【6】自家製粉で打った十割そばと日本酒を堪能できる『そばと酒 えもり』
日本各地のそばを、のど越し抜群の十割そばで堪能できる『そばと酒 えもり』。店名の通り、厳選した地酒を豊富にラインナップしているのも魅力のひとつだ。
店主の榎森俊司さんは、留学先のカナダの飲食店で働いているうちに料理の仕事に魅力を感じ、現地で料理学校に進学した後、現地のレストランに勤めていた時期もあるという。帰国後は都内の和食店で修業しながら、「将来は故郷・山形に店を構えたい」と山形の特産品について思いを巡らせているうち、“そば道”を究めるに至った。
日本各地の生産者やそば店から直接仕入れたそばのむき実を毎朝自家製粉して、挽き立てのそば粉で打つそばは素材本来の風味を楽しめる十割そば。「せいろそば」には、日によって異なる2種類のブランドそばが半分ずつ盛りつけられており、左右交互に箸を進めてみると味わいの違いがよくわかる。
そばをすする前にお酒のアテとして楽しむ“そば前”にも、山形県産の食材が使われることが多い。こちら(写真上・左)は、そば粉とくず粉を練ったものを素揚げして、山形県産のキクの花や菜の花を入れたあんを絡めた「そば豆腐」。「そば前盛り合わせ」(写真上・左)は「穴子の煮こごり」「うるいの酢味噌和え」など日本酒が進むうまみたっぷりのメニューで構成されている。
日本酒が種類豊富であることはいうまでもない。店内で熟成させたお酒など、ここでしか飲めないものもあるので、日本酒好きの人はドはまりすること間違いなしだ。
そばと酒 えもり
- 電話番号
- 03-3469-7422
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。