ビストロ激戦区・中目黒の注目のビストロ6店まとめ
ビストロ激戦区として知られる中目黒には、グルメ通に人気のビストロから知る人ぞ知る隠れ家まで、たくさんのビストロが軒を連ねる。今回はその中でもとくに大注目の6店を紹介しよう。
どのレストランの料理も、シェフの想いが詰まった逸品ばかり。またワインを存分に楽しめるのもビストロの醍醐味だろう。
フランスやイタリア産、日本ワインを扱う店もあるので、ぜひ料理とワインを楽しんでほしい。絶対に外さないお店ばかりなので、コロナが落ち着いたら6店とも制覇するのもいいかも!
【1】ひとりでも少人数でも気軽に手頃に! 大注目の『ビストロ オーズ』
ハンガリーで修業経験がある大島力さんがオーナーシェフを務める『ビストロ オーズ』。ひとりでも気軽に食事を楽しめるカウンター席のほか、デートにもぴったりな2人用のワイン樽テーブル席、そしてグループでわいわい楽しめるテーブル席などもそろっている、いま大注目のビストロだ。
料理は一品一品とても手の込んだ品が並ぶが、まず注文したいのは「旬の野菜を使った前菜4種盛り合わせ」(写真上)。6種類ある前菜の中からお客自ら4品目を選べるのでぜひお好みのものをチョイスしてみて。単品での注文、1人分の注文など、要望にきめ細やかに応じてもらえるのもうれしい限り。
スペシャリテは「A5ランク和牛の薫り高い赤ワイン煮込み」(写真上・左)。4~5時間煮込んだ和牛に、溶かしバター、フォン・ド・ボーのソースを合わせた豊潤な一品。
「ハンガリー産フォラグラのポワレ 旬の野菜とその日のソース」(写真上・右)も人気で、マデラソース、ポルトソース、コンソメソース、プルーンソースなど、シェフがその日に応じてソースを決めるので、通うたびに新しい味と出逢えるのも楽しみのひとつだ。
そんな料理はワインとの相性も抜群。同店には、フランス産、イタリア産のほかに、大島さんの修業先であったハンガリーのワインも豊富にそろっているので、ぜひともおいしい肉料理をさらにおいしくいただいてほしい。
ビストロ オーズ
- 電話番号
- 050-3460-8828
- 営業時間
- 月・火・木~土 ランチ:11:30~14:30(L.O.14:00) 月~木 ディナー:17:00~22:30(L.O.21:30) 金・土 ディナー:17:00~23:00(L.O.22:00)
- 定休日
- 毎週日曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【2】カジュアル価格でボリューミー! 人気のビストロ『TATSUMI(タツミ)』
中目黒のビストロのなかでも人気のビストロが『TATSUIMI』。縦に長い店内の手前にはテーブル席、奥にはカウンター席が配されており、ひとりでも仲間とでも楽しめる雰囲気が漂う。
店内の黒板には、定番メニューのほか、「本日入荷食材」が記されているので、どちらも楽しみたいなら、まずは「定番のものを盛り合わせた前菜」(写真上)のオーダーをどうぞ。この日の盛り付けは、「パテドカンパーニュ」「アバジュレ」「ズッキーノとベーコンのキッシュ」「アンディーブとブルーチーズムースサラダ」「生ハム」「キャロットラペ」「千葉県産の真ダコ」「フルーツトマト」と満載。こちらの前菜だけでもワインをおかわりしてしまいそうだ。
看板メニューは「肉の盛り合わせ」(写真上)。ラムチョップ、和牛ハラミ、仔牛のタンを調理法もさまざまに仕上げたボリューミーな一品。豪快すぎてテーブルにお皿が登場すると皆が驚くほどだとか。もちろん味も◎。赤ワインをボトルで頼みたくなること間違いなしだ。
ちなみに、ワインはグラスで7種類常備。手軽に楽しめる価格帯のものも用意があるので、普段使いにもどうぞ。
Tatsumi
- 電話番号
- 050-5487-3305
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 月・水~日・祝前日・祝日
ランチ 11:30~14:00
ディナー 18:00~22:00
不定休あり
- 定休日
- 日曜日
第3月曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【3】全5皿+デザートorチーズのシェアコースは5,000円! デートにも女子会にもぴったりの『ビストロ ボレロ』
古民家を改装してオープンした『ビストロボレロ』は、デートにも女子会にもぴったりなアットホームな雰囲気のレストラン。フレンチをベースにしながらも、スパイスのきいた独創的なメニューをとりどりにそろえている。
イチオシは「スモークサーモンのコンフィ 季節のサラダ添え」(写真上・左)。1日かけてマリネしたサーモンにスモークをかけ、オイルとともに真空パックして火を通して、やさしい口当たりに仕上げている。
塩とグランマニエでマリネしたテリーヌが主役の「フォアグラのテリーヌ ドライイチジクのコンポートと黒イチジクのコンチチュール」(写真上・右)も定番人気。シナモン、八角、ラム酒で作ったシロップに浸したドライイチジクのコンポート、フレッシュな生イチジクで作ったコンフィチュールが添えられているので、イチジクとのマリアージュ、2種のイチジクの食べ比べも楽しい。
肉料理からは、「スパイスと蜂蜜でマリネしたフランス産仔鴨のポワレ」(写真上)を紹介。シナモン、クローブ、ジンジャー、ナツメグなどのスパイスや蜂蜜とともに丸1日漬け込んだ肉を、オーブンとフライパンを行き来させながらゆっくり火入れして完成させる一皿だ。
ワインは、赤、白ともに3種類のグラスワインを用意。ボトルワインも種類豊富にそろっているので、ゆっくりとコースを楽しみたい夜にもぴったり。全5皿+デザートまたはチーズのシェアコースは5,000円とリーズナブルなので、お腹も心も思う存分満たせそう。
中目黒 Bistro Bolero
- 電話番号
- 050-3461-0750
- 営業時間
- 土・日・祝 ランチ:11:30~14:30(最終入店13:00) 火~土 ディナー:18:00~23:30(L.O.22:30、ドリンクL.O.23:00)(最終入店21:00) 日・祝日 ディナー:18:00~22:00(L.O.21:00)(最終入店20:00)
- 定休日
- 毎週月曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【4】5品+アミューズでひとり5,000円のおまかせコースがうれしい『グルドボワ』
中目黒の隠れ家的な存在の『グルドボワ』は、友だちの家に招かれたかのように気軽な気分で食事を楽しめるビストロだ。「特別な日に食べるもの」といったイメージを持つフランス料理を、もっと気軽に日常的に味わってほしいとの想いから、オーナーシェフ自身がアットホームな雰囲気を心がけているのだという。
ちなみに、5品+アミューズで5,000円の「シェフのおまかせコース」は、ひとりでも利用OKだ。
「アミューズ」(写真上・左)のひとつ、菜の花とホタルイカのハニーマスタード和えをパンにのせた一皿は日本料理の先付を思わせるような繊細な造り。
前菜の「兵庫県産真牡蠣の冷製 生クリームと焼きのり 海藻とシャンパンビネガー」(写真上・右)は、愛らしいことこの上ない見た目。クリーミーな大粒の牡蠣、シャンパンビネガー、海藻の風味などが重なり合い、口の中で豊かなハーモニーを響かせてくれる。
肉料理からは、「滋賀県『木下牧場』産近江牛クリミのロースト」(写真上)を紹介。国産の飼料を70%以上使って育てた健康的な牛を、210℃のオーブンで5分火入れしたら5分休ませる。仕上げに直火で炙り焼きして香ばしさを引き立てることで、脂がスーッとキレイに消える絶妙な口当たりを実現。ゴボウを使ったソースとマデラ酒のソースとの相乗効果で豊かな風味が広がっていくのも楽しい。
なお、扱うワインは、100%ヴァンナチュール。身体にやさしいワインとともに、ゆっくりとリフレッシュする一夜をご堪能あれ。
La gueule de bois(グルドボワ)
- 電話番号
- 050-3469-8652
- 営業時間
- 18:00~翌2:00((お食事L.O. 翌1:00))
- 定休日
- 毎週水曜日 ※2019年8月より、定休日が水曜となります
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【5】プレハブ小屋の看板のない、隠れ家ビストロ『nou』
中目黒駅と池尻大橋駅のちょうど中間に店を構えるビストロ『nou』。ご覧のとおり(写真上)、外から見ると、とうていレストランとは思えないプレハブ小屋の様相に、初めて来店する人はきっと驚くはずだ。しかし、扉を開けると、そこは一枚板のダイニングテーブルとオープンキッチンが広がる、瀟洒な空間。まさに、知る人ぞ知る大人の”秘密基地”といったところだ。
シェフは『ミシュランガイド東京』のビブグルマンに掲載されたレストランで研鑽を積んだ実力派。洗練された空間で登場する料理の数々は、丁寧でハイクオリティ、「野菜」をテーマにした独創的な料理が展開されていく。
すべての料理に共通するのが有機野菜を使っていること。たとえば、「クエの酒蒸し」(写真上)には、千葉県東金市にある『みろく農園』の空芯菜とトマト、黒米を使用。和食の要素を組み込んだ、オリジナリティに富んだ一皿に仕立て上げている。
もちろん肉料理も登場するが、同店はジビエをメイン料理にすることが多いという。写真上の「千葉県産イノシシのハンバーグ、クレピネット包み」(写真上)で使い猪肉は、ジビエ界でも有名な『房総いのかジビエセンター』から購入し、肉のうまみがぐんと引き出された一品に仕上がっている。
そんな料理を含んだコース料理は4,500円から用意。リーズナブルな価格のうえ、穴場中の穴場なので友達を連れて訪れたら、きっと喜ばれるはず。もちろんデートや会食などにもぴったりな秘密のレストランだ。
nou
- 電話番号
- 03-6303-0034
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
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【6】本格派なのにリーズナブル! 絶対に外せない『ビストロ イノッチ』
フランスで修業後、『ミシュランガイド東京』掲載常連店『タテルヨシノ』に入り、ビストロ『ラ・トルチュ』でシェフとして活躍した猪口玄洋(いのくち のりひろ)さんがオーナーシェフを務める『ビストロ イノッチ』。ポップな色彩の食器やコンパクトな机が可愛らしい雰囲気で、女性同士の飲みにもうってつけのレストランだ。
スペシャリテは、野菜と穀物を五感で楽しめる「50種の季節野菜と穀物のテリーヌ」(写真上・左)。野菜と穀物、鶏のだし、ゼラチンのみで仕立てた一皿は圧巻の美しさ。普段料理を写真におさめる習慣がない人も、思わずスマホを取り出してしまうのではないだろうか。
猪口シェフの故郷から届く猪肉が主役の「熊本天草産猪肉のパテ・アンクルート」(写真上・右)は、豚トロやピスタチオをアクセントに取り入れた一品。食感が豊かでワインが進むこと請け合いだ。
黒こしょう、クローブ、コリアンダーなどのスパイスがきいた「鴨胸肉のローストスパイス風味」(写真上)も、ワインが進む一品。レンコンの穴にマスタードを詰めた洋風辛子レンコン、ケールの素揚げなどの野菜が、豊かな彩りを添えてくれる。
お酒は、自然派とクラシックタイプ両方のワインが充実。フランス産、イタリア産、チリ産、日本産と幅広くオンリストしているので、一品ごとにいろんな味わいを楽しんでみて。
BISTRO INOCCHI
- 電話番号
- 050-5487-6123
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- ランチ 11:30~15:00
ディナー 18:00~22:00
- 定休日
- 月曜日
2023年6月の定休日は、月曜日ではなく、水曜日と隔週日曜日(18日)です。
2023年7月以降の定休日は、月曜日と隔週日曜日(2日、16日、30日)です。
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