代官山駅から徒歩3分で、ハワイの「ベスト・ブレックファスト」が楽しめる!
ハワイ・ワイキキの人気レストラン『HEAVENLY Island Lifestyle(ヘブンリー アイランド ライフスタイル)』が、2020年7月、東京・代官山に上陸した。
ワイキキに『HEAVENLY Island Lifestyle』本店がオープンしたのは、2014年9月のこと。
「オーガニック・ローカル・ヘルシー」をコンセプトに、オーガニックな食材を優先的に取り入れ、ワイキキ近郊の魚介や畜産物をふんだんに使った料理で人気を集めている。なかでもハイクオリティな朝食は、世界最大級の口コミサイト『Yelp』ワイキキ版の『ベスト・ブレックファスト』でも常に高評価だ。
代官山駅から徒歩3分。八幡通り沿いの白いビルの2階に、居心地のよさそうなオープンエアのテラス席と、木製の看板が見える。
席数はテラス席を含め100席あるが、一番人気は座り心地のいいソファがたくさん置かれている、屋内の窓際席(写真上)。
木の温かみを活かした開放的な雰囲気のホール(写真上)は、朝7時30分のオープンから夜23時のクローズまで、いつも賑わいを見せている。ネイビーブルーのテーマカラーが、ハワイの海を感じさせる。
3名~6名で利用できるハンギングチェア付きの個室「PRIVATE ROOM」(写真上)は、子ども連れやグループでの食事にぴったり(室料1,500円/1時間)。
「ハワイ料理の最大の魅力は、決まりがない自由さ」
ハワイ料理歴10年以上というベテランシェフの西山真太郎さんは、ハワイの『HEAVENLY Island Lifestyle』本店でレクチャーを受け、本場の味を忠実に再現している。
西山さんが感じるハワイ料理の魅力は、一言で言うと「自由さ」と「多彩な国際色」。
多国籍文化なので、フレンチ、イタリアン、メキシカン、アメリカン、日本料理など、さまざまな食文化が融合している。だから「こうでなければ」という堅苦しい決まりはないし、どの国の人が食べても、どこか懐かしさや親しみやすさを感じられるのだという。
「ボリュームが多く、がっつり食べられる満足感が高いのもハワイ料理のいいところですが、最近はそれに加えて、体にいい食材を積極的にとりいれる傾向が強くなっています。『HEAVENLY Island Lifestyle』のレシピはその代表ではないでしょうか」(西山さん)
エッグベネディクトの隠し味は、ハワイから取り寄せている「リリコイバター」
同店が特に力を入れているのが朝食メニュー。
中でもおすすめは、4種類から選べる「ヘブンリーズ エッグベネディクト」。いずれも、紫芋の大学芋とケールサラダが添えられている。
「カルアピック(豚のハワイ風蒸し焼き)」「オーガニックトマト&フレッシュアボカド」「ポークベリー(豚バラ)」「サーモン&有機ほうれん草」から、今回は「オーガニックトマト&フレッシュアボカド」(写真上)をチョイス。
「ヘブンリーズ エッグベネディクト」の自家製オランデーズソースには、ハワイから取り寄せているリリコイ(パッションフルーツ)バターを隠し味に使用。濃厚なコクの中に爽やかな酸味とほどよい甘さがあり、豚肉やサーモンといったボリューミーな具材でもさっぱりと食べられる。もちろん、オーガニックトマトとアボカドとの相性も抜群だ。
ユニークなのが、ダイナミックなカットと色味の「紫芋の大学芋」。
「スペアリブですか? と聞かれることもあります(笑)」(西山さん)
食べてみると大学芋そのもので、日本人なら誰もが好きな、なつかしい味だ。
ボリューミーなのにヘルシー! 日本人好みのソースも嬉しい「ヘブンリーズ・ロコモコ」
だがなんといっても朝食メニューの一番人気は、ボリュームたっぷりの「ヘブンリーズ・ロコモコ」(写真上)。
パテは国産の黒毛和牛のみを使用。肉の食感がしっかり感じられ、うまみたっぷりでジューシー。
同店オリジナルの生姜風味の照り焼きソースも、肉との相性がよく食が進む味だ。ロコモコのソースはグレイビーソース風の味付けが多いが、この生姜風味の照り焼きソースのほうが口に合うという日本人は多そうだ。
ご飯は、白米、赤米、黒米などをミックスした十穀米に、細かく刻んだインゲンを加えている。ひと噛みごとに異なる食感が楽しく、「体にいいものを食べている」と実感できるのも嬉しい。
デザートで一番人気の「オーガニックココナッツとパイナップルのフラパイ(アイスケーキ)」(写真上)は、日本店オリジナルの新メニュー。
パイナップルとココナッツを練り込んだアイスクリームにたっぷりのココナッツクリームをかけ、パッションフルーツのソースを絡ませたパイナップルを添えている。朝食後に食べても罪悪感の少ない、爽やかなデザートだ。
ランチタイムメニューには、日本オリジナルのビビンバやパスタも!
昼の11時から夕方17時まで食べられるランチタイムメニューは5種類。
「タヒニ坦々フォー」「ハイナン・チキンライス」「ココナッツ・シュリンプ・グリーンカレー」(各1,350円~1,400円)は本店にもあるメニューだが、以下の2品は日本店にしかない限定メニューだ。
オーガニック野菜や旬野菜、ピリ辛ミンチをたっぷり盛り合わせた「ヘブンリーズ・ビビンバ」(写真上)。
アボカド1/2個分をたっぷりトッピングしたパスタ「フレッシュハーブとアボカドのジェノベーゼ」(写真上)。
「日本人はやはり、お昼にはお米か麺類を食べたいという人が多いので、この2つをメニューに加えました。日本オリジナルですが、『HEAVENLY Island Lifestyle』の料理に対する信念を大事にしています」(西山さん)
クラシックなハワイアンカクテルや、スペシャルなスムージーも充実!
マイタイやブルーハワイなど、ハワイ発のクラシックカクテルを味わえば、さらにハワイ気分は盛り上がる。
イチ押しは、パイナップル型のボトルがキュートな「ピニャコラーダ」(写真下・左)。ラムをベースに、パイナップルジュースとココナッツミルクをクラッシュアイスとともにシェイクして作る、いかにもハワイらしい甘くて爽やかなカクテルだ。
さらには、ノンアルコールメニューも充実。
「ヘブンリー・スペシャル・スムージー」は5種類のフレーバー「ヘルシー」「ビューティー」「エナジー」「デトックス」「ジョイ」からチョイス可能。
今回は「ヘルシー」(写真上・右)を注文。ケール、バナナ、アーモンドミルク、マンゴー、スピルリナ(栄養価に優れた藻の一種)入り。すっきりした甘さだが、ボリュームたっぷりで、これだけでヘルシーな朝食になりそう。
「ハワイに行けない今だからこそ、“リアルハワイ”を伝えたい」
「ハワイに行きたくても行けない今だからこそ、ハワイを旅しているような雰囲気を楽しんでもらいたいんです」と語るのは、店長の藤岡尚人(ふじおか なおと)さん。
当初予定していたオープン時期がコロナによる営業自粛で伸びたが、その余白のおかげで、店舗デザイナーがほぼ店に常駐してデザインを考えられるように。そのためスタッフと親密になり、自然に力を合わせて作業をするようになったという。
店内のテーブルには、スタッフが店舗デザイナーと協力しあってペイントした文字や絵があちこちにある(写真上)。カーテンも、スタッフとデザイナーが自分たちの手で染めたそう。
「そんな風に、みんなで時間と手間と愛情をかけて店を作りあげたので、お店に愛着を抱いているスタッフばかり。少しでもテーブルがずれていると、急いで直しに行くほど(笑)。オープンは遅れましたが、いいチームワークをしっかり築けたと思っています」(藤岡さん)
予想していたよりディナータイムの利用も多いというが、やはり朝食も人気が高い。朝7時30分から営業しているので、出社前に集まってテラス席で朝食を食べるグループ客も多いという。
「朝食を召し上がったらパッと解散して、それぞれ出社されます。夜は集まりにくい雰囲気があったり、時間を合わせるのが難しかったりするけれど、やっぱり集まって顔を見ながらご飯を食べたい、という方に喜ばれているようです。代官山はもともと、飲食店に朝食カルチャーがあったので、ご近所の方が朝食をリピートされることも多いですね」(藤岡さん)
店内で食事を楽しんでいる人たちの表情は、まるでハワイでバカンスを楽しんでいるように輝いている。それは料理だけでなくホスピタリティにも、ハワイのような素朴さと明るさ、温かさがあるからに違いない。
【メニュー】
・ヘブンリーズ エッグベネディクト 1,450円
・ヘブンリーズ・ロコモコ 1,390円
・オーガニックココナッツとパイナップルのフラパイ 750円
・ヘブンリーズ・ビビンバ 1,350円
・フレッシュハーブとアボカドのジェノベーゼ 1,250円
・ヘブンリー・スペシャル・スムージー (ヘルシー)890円
・ピニャコラーダ 830円
撮影: 岡崎慶嗣
(一部店舗提供画像)
HEAVENLY Island Lifestyle 代官山
- 電話番号
- 050-5488-4408
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 土・日・祝
モーニング 9:30~11:00
ランチ 11:00~17:00
ディナー 17:00~22:00
(L.O.21:00)
- 定休日
- 不定休日あり
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。