東急東横線沿線の人気ビストロまとめ
渋谷と横浜をつなぐ東急東横線沿線には、おいしい店、おしゃれなレストランがたくさん。一人飲みにぴったりな店からデートにうってつけな店まで、魅力的なレストランがさまざまにそろっている。
なかでも「ビストロ」は外せないジャンルのひとつ。そこで本稿では、東急東横線沿いにある人気のビストロ5店を厳選して紹介。自由が丘、中目黒、学芸大学、祐天寺などの人気の街のビストロもチョイスしているので、街の散策がてら食事を楽しむというコースもおすすめだ。
【1】ディナーコースは3,700円~、ハウスワイン飲み放題は1,800円! 最強コスパのビストロ『シェ・ソーマ都立大学』(都立大学)
都立大学エリアの一角に店を構える『シェ・ソーマ都立大学』は、このエリアの中でもお手頃な価格でフレンチが味わえる人気のフレンチビストロだ。
ディナーコースは3種類で、なんと、一番安いコースは3,700円と東京のフレンチとは思えない高コスパを実現している。そしてハウスワインに至っては、2時間1,800円で飲み放題!
まさにリーズナブルこの上ないレストランだ。
もちろん料理は本格的で美味な逸品ばかり。シェフが丁寧に作った料理のおいしさに舌鼓を打つこと必至だ。
たとえば、スペシャルコースの中のオードブル「魚介類とトマトのムース・ジュレのハーモニー」(写真上)は、15時間かけてトマトを濾過して作った透明なジュレの真ん中に、ズッキーニ、トマトのムース、パルメザンチーズ、新鮮なウニが鎮座する一皿。周囲に散りばめられているハーブ類は、福岡県の『久保田農園』から取り寄せたもので、崩すのがもったいなく感じられるほどのアーティスティックな料理だ。
こちらはメインの「牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニ風」(写真上)。同店の定番人気メニューで、火を入れた牛フィレ肉にフォアグラを乗せ、マデラワイン、フォンドボー、トリュフの特製ソースをかけて丁寧に作られた一皿。ひと口食べると本当にやわらかく、中はとてもジューシー。赤身なのにとろけるような食感とうまみが口の中いっぱいに広がっていく。
もちろんデザートもすべて手づくり。抹茶のテリーヌ、キャラメルムース、ブラックベリーのシャーベット、パイナップルのコンポートの盛り合わせ(写真上)と、鮮やかな見た目に心が躍り、最後まで高揚感いっぱいに過ごせそう。
『シェ・ソーマ都立大学』なら普段使いの利用のほか、家族での食事、友達との会食、記念日などシーンを問わずリラックスして食事が楽しめるはず。ぜひ押さえておきたい一軒だ。
シェ・ソーマ 都立大学
- 電話番号
- 050-5487-6904
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 11:30~15:00
(L.O.13:30)
17:30~22:00
(L.O.20:00)
- 定休日
- 火曜日・水曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【2】ビブグルマン獲得店の絶品リゾットがやみつきになる『デトレゾン』(自由が丘)
『ミシュランガイド東京』で、2019年から2年連続でビブグルマンを獲得しているフレンチレストラン『デトレゾン』。カウンター席とテーブル席3卓で構成される店内は、広々として居心地抜群だ。
シェフを務めるのは、三田幸輔さん。フレンチの名店『レ・ザンジュ』(現在は閉店)、『ラブレー 』(代官山)、『オー バカナール』(赤坂・現在は閉店)を経て、『レストランFEU (フウ)』(乃木坂)ではスーシェフを、『ランベリーBis(ビス)』(現在は閉店)ではシェフを務めた実力派だ。
メニューの約半分は、オールシーズン提供している定番料理、残り半分が旬の素材を使った料理。クラシックのフレンチをベースに、日本人がホッとする味わいのフレンチを提供している。
そのひとつ旬の前菜メニュー「朝採りトウモロコシのババロア」(写真上)は、クリーム状にしたトウモロコシとクリームのみで作られており、とろけるような舌触りと凝縮された甘みは誰が食べても「おいしい!」と言うに違いない。
魚料理の人気は、「天使海老とホタテのソテー 7種のスパイスの薫り」(写真上)。クミン、白胡椒、ローズマリー、フェンネルシード、ディル、エストラゴンにカレー粉を加えたオリエンタルな味付けで、新しいフレンチの一皿に出逢った気分になれる。
同店を訪れるお客のほとんどが注文するリゾットは必食! なかでも「岩のりのリゾット ウニ添え」(写真上)は、石川県産のイタリア米「カロナローリ」を天日干ししたものを使用しており、通年提供されている人気メニュー。米のうまみ、チーズとバターのうまみ、鶏のうまみが絡み合い、そこにさらにウニの磯の香りをまとったうまみが加わって、まさにうまみの塊のようだ。
ちなみにリゾットはコースでもアラカルトでも注文できるので、訪れた際は絶対に食べたい一皿だ。
D’etraison(デトレゾン)
- 電話番号
- 050-5487-0983
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- ディナー 18:00~22:00
(L.O.20:00、ドリンクL.O.20:00)
- 定休日
- 月曜日・火曜日
※月曜日が祝日の場合は営業、翌火曜日が振替休日となります
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【3】この機会に行くべき! 心に残るおいしい時間を約束してくれる『ボンシュマン』(祐天寺/学芸大学)
東急東横線「祐天寺」駅からも「学芸大学」駅からも徒歩10分ほどの『ボンシュマン』。駅から少し距離はあるが、わざわざ、どうしても訪ねたくなるフレンチの一軒だ。理由は、料理のおいしさと心温まる店の雰囲気にある。実際、家族の記念日のささやかな祝宴や、大切な人との食事など、心に残るおいしい時間を過ごして帰る人も多いのだとか。
そんな『ボンシュマン』の料理は旬の食材を使った料理をはじめ、野菜をふんだんに盛り込んだ身体にやさしいメニューなど日本人の味にぴったり合うものが豊富にそろっている。
そのひとつが、根菜を中心にさまざまな野菜を煮込んだ具だくさんのスープ(写真上)。根菜を中心に、セロリ、マッシュルーム、白インゲン豆、ニンニクなど野菜がもりだくさん。スプーンですくいながら食べ進めると、野菜の下から、軽くソテーしたイワシが顔を出すところもおもしろい。
また季節の料理「鮎のパテ」(写真上)は、シェフの得意料理のひとつ。マリネした鮎に、マデラ酒、ポルト酒、日本酒を加えてフードプロセッサーにかけて裏ごしを3回ほど繰り返して作っているが、盛り付けの仕上げには稚鮎のフライもあしらった、見た目にも楽しい一皿だ。
ボトルワインは、産地、品種、年代ともにさまざまにそろっているので、「今開栓すべき1本」を教えてもらうのも楽しい。店ではワイン会を開くこともあるとのことなので、興味があるイベントはぜひ参加したいところ。
そんな『ボンシュマン』。一度訪ねたらまた次回もと、お客も再訪を約束したくなり、繰り返し予約する人が多い実力派レストランなのだ。
ボンシュマン
- 電話番号
- 050-5487-0953
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 土・日・祝
ディナー 18:30~23:00
(L.O.20:30)
月・火・木~日・祝日
ランチ 11:30~15:00
(L.O.12:30)
月・火・木・金
ディナー 18:00~23:00
(L.O.20:30)
- 定休日
- 水曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【4】全5皿+デザートorチーズのシェアコースが5,000円! 気軽に楽しむ『ビストロ ボレロ』(中目黒)
古民家を改装して作られた中目黒『ビストロ ボレロ』は、天井が高くゆったりとした空間で、フレンチをベースとした独創的料理の数々を楽しめる一軒だ。
5,000円の「選べるシェアコース」は、「前菜3皿+メイン2皿+デザートorチーズ+コーヒーor紅茶」または「前菜4皿+メイン1皿+デザートorチーズ+コーヒーor紅茶」という充実の内容。前菜やメインを、その場で選んでシェアすることができるのが楽しく、ワインもどんどん進みそう。
イチオシの定番は、「スモークサーモンのコンフィ 季節のサラダ添え」(写真上)。1日かけてサーモンをマリネしてスモークをかけた後、オイルとともに真空パックしてゆっくりと火入れ。サーモンはしっとりとしたやさしい口当たりで、「美味なる一皿!」と思わず口にしてしまいそうだ。
もうひとつの定番が、「フォアグラのテリーヌ ドライイチジクのコンポートと黒イチジクのコンフィチュール」(写真上)。塩コショウとグランマニエ(オレンジのリキュール)でマリネしたテリーヌは、コンベクションオーブンで45分かけて火入れ。こちらもワインにぴったりの一皿としか言いようがない。
メイン料理は、「千葉産 的鯛のグリル ムール貝と夏野菜のスープ仕立て バジルの香り」(写真上・左)、「スパイスと蜂蜜でマリネしたフランス産仔鴨のポワレ」(写真上・右)など魚、肉ともに充実の内容。野菜の付け合わせはリクエストに応じて変更もしてもらえるので、シェフとコミュニケーションしながら自分好みの食事を楽しんで。
日常的に使っても、非日常的に利用しても、幸せな時間を過ごせるはず。
中目黒 Bistro Bolero
- 電話番号
- 050-3461-0750
- 営業時間
- 土・日・祝 ランチ:11:30~14:30(最終入店13:00) 火~土 ディナー:18:00~23:30(L.O.22:30、ドリンクL.O.23:00)(最終入店21:00) 日・祝日 ディナー:18:00~22:00(L.O.21:00)(最終入店20:00)
- 定休日
- 毎週月曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【5】ワイン一杯からでも気軽に利用OK! 日常使いにぴったりのビストロ『ル モンド グルマン』(自由が丘)
『ル モンド グルマン』の店名は、「食いしん坊の世界へようこそ!」を意味するフランス語。料理はフレンチがベースだが、ラフなスタイルでもふらりと立ち寄ってワイン一杯から楽しめる気さくなレストランだ。
黒板には、その日おすすめのメニューがずらり。旬の食材を使って作るフランスの定番郷土料理は、一品からでも注文OK! クオリティも高く、どれもこれも食べてみたくなるものばかりだ。
シェフは、恵比寿『タイユバン・ロブション』を経て渡仏し、パリや南仏のレストランで修業を重ねたのち、『フォーシーズンズホテル丸の内』や『タテルヨシノ銀座』で腕を磨いた実力派。ホンモノのフレンチを手頃に楽しむのに打ってつけのレストランなのだ。
ちなみに、写真上の「白身魚とマダコのパイ包み焼き」は、パイ生地の中に、白身魚のすり身に包まれたマダゴがたっぷり詰め込まれた一品。ベアルネーズソースと赤ワインソースを絡めるとおいしさが増幅するのが楽しい。
定番人気の「和牛頬肉の赤ワイン煮込み」(写真上)は、しっとりとやわらかく煮込まれた頬肉とマッシュポテトが好相性。赤ワインが欠かせない一皿である。
ワインは、フランス産が主体でシェフ自身がセレクト。また、「葡萄のスパークリングジュース」や「青森県産葉とらずりんごジュース」などのオーガニックドリンクもそろうので、子ども連れで食事を楽しみたい人もぜひお気軽にご利用を。
ル モンド グルマン
- 電話番号
- 050-5486-7885
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- ランチ 11:30~14:15
(L.O.13:00)
ディナー 18:00~22:00
(L.O.20:00)
- 定休日
- 月曜日・火曜日
※祝日の際は営業、翌火曜日休み
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。