2020年、冬の風物詩「鍋」の楽しみ方に変化が!
鍋料理といえば、大きな鍋をみんなで囲って、ワイワイと楽しむのが醍醐味。でも、2020年は新型コロナウイルスの影響もあり、大人数で楽しむのが難しい状況に。
そこで注目されているのが、2020年の「トレンド鍋®」にも選ばれた「みんなでこなべ™」。1人用の小鍋で調理して、各々でお好みの味を楽しむ、新しい鍋の楽しみ方だ。
【1】酸味と辛味で食べる手が止まらない! ふるふるの豆腐がとろける「サンラータン鍋」
見た目は本格中華のような仕上がりだが、作り方はいたってシンプル。豚バラ、にんじん、白菜、しいたけなどを細切りにして、調味料とともに煮込むだけ。
煮込んでとろけた具材を豆腐とともにいただくとまた格別。酸味と辛味がクセになるひと品だ。
〆は中華麺を入れて、サンラータン麺風にするのがおすすめ。
▼材料(1人分)
・アサヒコ「やわらか鍋豆腐」 … 1/2丁
・豚バラ薄切り肉 … 50g
・にんじん … 1/4本
・白菜 … 1枚
・しいたけ … 1本
・A しょうゆ … 小さじ2
・A 鶏ガラスープの素 … 小さじ1
・A 酢 … 大さじ2
・A 水 … 250ml
・A こしょう … 少々
・A ゴマ油 … 小さじ1
・片栗粉 … 小さじ1と1/2
・卵 … 1個
・ラー油 … 適量
▼材料選びのポイント
アサヒコ「やわらか鍋豆腐」は味染みがよく、やわらかでなめらかな口当たりを楽しめる。辛いものが苦手な人や、子どもが食べる時はラー油をゴマ油に置き換えると、辛味だけを除いて香りを楽しむことができるのでおすすめ。
▼作り方(調理時間:20分)
① 豚バラ薄切り肉、にんじん、白菜は細切りに、しいたけは薄切りにする。
② 鍋にAを入れ、①の具材をすべて加えたら、弱めの中火にかける。
③ 煮立ったら一旦火を止め、同量の水で溶いた片栗粉を加えてとろみが付くまで混ぜる。
④ 再び煮立たせたら、卵を溶いて加えて混ぜる。
⑤ 弱火にし、豆腐を半分に切って加え、蓋をして5分ほど煮たら、ラー油をかける。
【2】豚と鶏のダブルの旨み! 白菜が主役のコクうま鍋「ピェンロー」
クタクタにやわらかく煮た白菜を、豚肉と鶏肉とともにいただくのが中国の鍋料理「ピェンロー」。今回のレシピでは煮込み時間を最短にするために、白菜の白い部分を細切りにする。
中国料理らしく、油をたっぷり使うのも特徴。ゴマ油は熱で香りが飛ばないよう、仕上げにかけるのがコツだ。
鶏のスープを吸った白菜を、豚バラで挟んでいただく瞬間はまさに至福!
▼材料(1人分)
・白菜 … 1/8玉(約200g)
・A 味の素「鍋キューブ」鶏だし・うま塩 … 2つ
・A 水 … 250ml
・A 酒 … 大さじ2
・鶏もも肉 … 50g
・豚バラ薄切り肉 … 80g
・ゴマ油 … 大さじ1
・一味唐辛子 … 適量
▼材料選びのポイント
ピェンローは本来、干ししいたけなどでしっかりとダシを取る必要があるのだが、ダシの効いた「鍋キューブ」鶏だし・うま塩を使うことで時短調理することができる。
▼作り方(調理時間:18分)
① 白菜は葉の白い部分と緑色の部分を切り分ける。白い部分は細切りに、緑の部分はざく切りにする。鶏もも肉、豚バラ薄切り肉は食べやすい大きさに切る。
② 鍋にA、白菜の白い部分を入れて蓋をし、弱火で5分ほど煮る。
③ 鶏もも肉を入れ、白菜の緑色の部分をのせたら蓋をし、弱火で7〜8分煮る。
④ 豚バラ薄切り肉を広げて加え、火が通るまで裏返しながら煮たら、ゴマ油をかけ、一味唐辛子を振る。
【3】ゴマとラー油が食欲そそる! 旨みがぎゅっと詰まった「きのこのうま鍋」
きのこのダシと相性がよいのが、坦々風の味付け。きのこには旨み成分であるグルタミン酸が多く含まれ、ゴマやラー油の芳ばしい香りと合わさることで、食欲を刺激する一品に。
さらに、きのこ類は種類を複数組み合わせることで、より旨みを感じやすくなるとされている。今回はぶなしめじとえのきの2種類だが、お好みで他のきのこに変えたり、足したりしてもOK。最低でも2種類は使うようにしよう。
▼材料(3〜4人分)
・くばら「きのこのうま鍋」 … 1パック
・ぶなしめじ … 1株(100g程度)
・えのき … 1株(150g程度)
・ニラ … 1束(100g程度)
・もやし … 1袋(200g程度)
・豚バラ薄切り肉 … 220g
・白すりゴマ … 大さじ2
・ラー油 … 適量
※小鍋に1人前ずつ作る場合は、上記材料の1/3ずつ使い、加熱時間を少しずつ少なくしてください。
▼材料選びのポイント
辛味が苦手な人や子どもが食べる場合は、仕上げのラー油はゴマ油に置き換えてもおいしい。豚バラの代わりに、炒めた豚ひき肉を入れて、坦々風にしても◎。
▼作り方(調理時間:15分)
① ぶなしめじ、えのきは石づきを落として、食べやすい大きさに切る。ニラは3〜4cmの長さに切る。豚バラ薄切り肉は食べやすい大きさに切る。
② 鍋にもやしを入れ、豚バラ薄切り肉をなるべく重ならないように広げたら、「きのこのうま鍋」、白すりゴマを加えて中火にかける。
③ フツフツしてきたら、①のきのこを中央がこんもり盛り上がるようにしてのせ、周辺にニラを散らし、蓋をして具材に火が通るまで6〜7分ほど煮て、最後にラー油をかける。
【4】料理酒の力で無水調理! さっぱりおいしい「豚バラ肉のレモン鍋」
水は一切使わず、料理酒と具材からでる水分だけで煮込んで作るレシピ。レモンのさっぱりとした風味に、日の出「料理酒(醇良)」の旨みが抜群の相性を発揮してくれる。レモンの黄色も彩りがよく、食欲をそそる一品だ。
〆はラーメンがおすすめ。レモンの爽やかな風味で、お腹がいっぱいでもさっぱりと食べられること請け合い。
▼材料(1人分)
・白菜 … 大きめの葉1〜2枚(100g)
・豚バラ薄切り肉 … 100g
・えのき… 1/2株
・レモン … 1/2個
・E.V.オリーブオイル … 大さじ2
・A 日の出「料理酒(醇良)」 … 100ml
・A 鶏ガラスープの素 … 小さじ1と1/2
・A 輪切り唐辛子(お好み) … 適量
▼材料選びのポイント
日の出「料理酒(醇良)」は、塩分がほどよく含まれた料理専用の調味料なので、塩味をつけるのは必要最低限でOK。レモンは皮ごと食べるので国産、なるべく無農薬のものを選ぶことをおすすめしたい。
▼作り方(調理時間:16分)
① 白菜は白い部分と緑の部分を切り分け、ざく切りにする。豚バラ薄切り肉は食べやすい大きさに切る。えのきは石づきを落としてほぐす。レモンは薄切りにする。
② 鍋にE.V.オリーブオイルを引き、白菜の白い部分、青い部分の順にのせ、えのき、豚バラ薄切り肉、Aを加えたらレモンをのせ、蓋をして中火で9分ほど熱する。(※お子様と一緒に召し上がる場合は、アルコールが飛ぶまで十分に加熱してください)
【5】トマトと魚介の旨みたっぷり!「あさりとミニトマトのうどん鍋」
鶏もも肉、ミニトマト、あさりの水煮缶、そして冷凍うどんを使って作るトマト鍋。普通サイズのトマトではなく、あえてミニトマトを使うことによって、甘みがしっかりした鍋になる。仕上げに青ねぎを加えれば、栄養バランスも◯。
また、あさりの水煮缶は貝の旨みがたっぷりと詰まっているので、ぜひ汁ごと使ってほしい。具材の味がギュッと詰まったスープとともにすするうどんは格別だ。
▼材料(1人分)
・A 水 … 240ml
・A 酒 … 大さじ4
・A 和風顆粒だし … 小さじ1
・A 塩 … 小さじ1/4
・あさり水煮缶 … 1缶(130g程度)
・ミニトマト … 8〜10個
・テーブルマーク 冷凍「さぬきうどん」 … 1玉
・鶏もも肉 … 1枚
・青ねぎ … お好み
▼材料選びのポイント
テーブルマーク 冷凍「さぬきうどん」は、鍋で煮てもしっかりコシが残り、つるりとしたのど越しを味わうことができる。仕上がりに違いが出るので、ぜひ冷蔵のゆでうどんではなく、冷凍のうどんを使ってほしい。
▼作り方(調理時間:20分)
① ミニトマトは半分に、青ねぎは小口切りに、鶏もも肉は1口大に切る。
② 鍋にAを入れて煮立たせ、鶏もも肉を加えて煮る。
③ 肉に火が通ったら、うどんを入れ、ミニトマト、あさりの水煮缶をのせて蓋をし、ミニトマトがクタッとするまで煮込む。
④ 青ねぎの小口切りをのせる。
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【レシピ制作協力】
ジョーさん。(料理研究家)
Twitter:https://twitter.com/syokojiro