唯一無二のカレーがズラリ! 名店の「お取り寄せカレー」5選
かぐわしく食欲をそそるスパイスの香り、うまみの中からあふれる刺激的な辛さ。多彩なスパイスを自在に配合して作る本格カレーは、レストランでしか味わえない料理のひとつ。
あの香りと辛さを家でも味わいたい! そんな時にオススメしたいのが、東京を代表するカレーの名店のお取り寄せ。創業以来変わらぬ味を作り続ける老舗から、大使館ご用達の本場の味まで。ステイホームの時間を刺激的に彩る本格カレーのお取り寄せを楽しんでみてはいかがだろう。
【1】アジャンタ<麹町>
1957年創業、本格インド料理の草分け的存在の『AJANTA(アジャンタ)』。まだ本場のインドカレーが広く知られていなかった時代から、日本に本場の味を届けてきた老舗だ。南インドの純粋な料理を味わってほしいと、日本人向けのアレンジはいっさいなし。南インドらしく辛味の効いた、スパイスの豊かな香りに満ちたカレーは、今も多くの人を惹きつけている。
ご紹介するお取り寄せは、『AJANTA』を代表するムールティ家の三大カレーとナンがセットになった「欲張りカレーセット」(写真上)。本格インド料理ディナーが、家庭でも楽しめるセットになっている。
カレーは電子レンジで、またナンはオーブントースターで温めるだけ。カレー容器は、そのまま電子レンジに入れてチンしてもOK。
カレーは、創業時から作り続けてきた定番、「チキンカレー」「マトンカレー」「キーマカレー」の3種類。ムールティ家とは創業者の一族で、その家の家庭料理をベースにしているだけあって、シンプルだが食べ飽きないおいしさが魅力だ。
「チキンカレー」は、ゴロッと大きな肉の塊に驚く。よく煮込んである鶏肉は、ホロホロ崩れるほどやわらかい。南インド風にココナッツミルクとヨーグルトを加えたカレーは、サラッとしたクリーミーさの中にガツンとした辛味が潜んでいる。
「マトンカレー」(写真上)はビーフカレーのような色合い。やわらかく煮込んだマトンの塊肉がジューシーで、絶妙なスパイスの配合で臭みはまったく感じられない。刺激的な辛さと肉のうまさの余韻を強く感じるカレーだ。
日本で初めて「キーマカレー」を紹介したのは、『AJANTA』なのだとか。水分を飛ばしスパイスの味と鶏の挽き肉の味を凝縮させたカレーは、スパイシーさの中にも肉のうまみがしっかり感じられる。そぼろのように熱々のご飯にたっぷりかけて食べるのもおすすめだ。
■お取り寄せ商品名
欲張りカレーセット 1,728円(税込み、送料別)
■オンラインショップ
https://www.ajanta.com/f/ec
※店舗の定休日や営業時間につきましては、店舗にご確認ください
AJANTA
- 電話番号
- 050-5484-9012
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 月~土
10:00~22:30
(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:00)
日・祝日
10:00~21:30
(L.O.21:00、ドリンクL.O.21:00)
- 定休日
- 年中無休
【臨時休業のお知らせ】
厨房改修のため、11月25日(月)は、臨時休業いたします。
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【2】HARE GINZA <銀座>
スパイス香るカレーといえば、インドだけではない。アジアにも個性豊かなカレーがそろっている。1991年、銀座にオープンした『HARE GINZA(ハレ ギンザ)』は、当初、創作料理を楽しむ居酒屋としてスタートしたが、ランチに始めたアジアンカレーが評判となり、たちまち人気カレー店になった。
通信販売は、そのおいしさにトリコになった常連客が、転勤先でも「HAREのカレーが食べたい!」という希望から始まったとか。そのお取り寄せラインナップから、同店自慢の4種類のカレーを食べ比べできる「贈り物にお薦め4種セット」をご紹介。いずれも店で食べる味そのままを冷凍して、届けてくれる。
『HARE GINZA』のカレーは、タイやマレーシアなど東南アジアの食材を多く使ったアジアンカレーをベースにしながらも、日本人の味覚に寄り添った毎日食べても飽きない味わい。そのため、家庭にある惣菜や食材との相性も抜群。自由にトッピングして楽しむのが同店のスタイルだという。
開業当時からの定番メニューが「スペシャルカレー」(写真上)。茹で卵とサラダチキン、ゆで野菜などをトッピングしてみた。サラサラとしたスープ状のカレーは、アジアン・エスニックな香りが漂い、ココナッツミルクのまろやかさの後から、ピリリとした辛さがじんわりくる。スパイシーな味わいの中にも、日本人好みの甘みやうまみが感じられ、トッピングした素材の味を引き立ててくれる。ご飯とカレー、トッピングをかき込むスプーンが止まらなくなるおいしさだ。
そのほか、牛粗挽き肉をトマトソースで煮込んだマイルドなカレー「アースカレー」(写真・左下)や、ゴボウとオリーブオイルを使った「グリーンカレー」(同・上)、ショウガの味わいを効かせた「マサマンカレー」(同・右下)など、『HARE GINZA』ならではの個性豊かなカレーがセットされている。
セットに含まれるのは、カレールーのみ。トッピングはカレーの味を生かすために薄味がおすすめだそう。辛味や酸味、甘みの絶妙なバランスのカレーを、家庭で自由に楽しんでみたい。
■お取り寄せ商品名
贈り物にお薦め4種セット 2,160円(税込み、送料別)
■オンラインショップ
https://hare-ginza.shop-pro.jp/
※店舗の定休日や営業時間につきましては、店舗にご確認ください。
HARE GINZA
- 電話番号
- 050-5486-8151
- 営業時間
- 月~金 ランチ:11:30~15:00(L.O.14:30) 月~金 ディナー:18:00~23:00(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:00)(営業時間短縮のお知らせ 12月18日~1月11日は22時閉店とさせていただきます。(ラストオーダー21時))
- 定休日
- 毎週土・日曜日 祝日 ※定休日に貸切パーティーをご希望の場合、電話にてご相談くださいませ。
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【3】ナイルレストラン <銀座>
日本初の本格インド料理店として名高い『ナイルレストラン』。歴史あるレストランにふさわしく親子3代で通っている人もいるほどの銀座の名カレー店だ。創業以来受け継がれてきた本格的なインドスパイスを効かせたカレーは、食べ飽きることがなく、無性に食べたくなると評判。とくに、骨付きチキンを煮込んだカレーとキャベツなどの温野菜、マッシュポテト、イエローライスがワンプレートに盛られた「ムルギーランチ」が有名だ。
『ナイルレストラン』のお取り寄せは、手軽に保存ができ、好きなときに食べられるのがうれしいレトルトタイプ。「チキンカレー」と「ビーフカレー」、「キーマカレー」と3種類ある中から、「キーマカレー」を紹介しよう。
淡い色合いのサラッとしたソースの中には、レトルトとは思えないほど、挽き肉がたっぷり。この肉は、牛肉と豚肉、鶏肉と3種類をブレンドし、味に深みを出したのだとか。野菜もたっぷり使われ、マイルドな甘さの後に、ピリリとスパイシーな辛さが効いてくる。辛さは中程度と辛すぎず、家庭で家族そろって食べるのにもちょうどいい。
辛さと香りを調整できる「ナイルさんの秘伝のスパイス」が、別添えで付いてくる。このスパイスをかければ、レトルトとは思えないほど、本格的な味わいを楽しむことができる。
このほか、定番「ムルギーランチ」を思わせる、煮込んだ鶏肉がゴロッと入った「チキンカレー」や、“おうちカレー”を本場のような味わいに変身させる香辛料などもお取り寄せできる。
■お取り寄せ商品名
キーマカレー 529円(税込み、送料別)
チキンカレー 529円(税込み、送料別)
■オンラインショップ
https://gurusuguri.com/shop/nair/
※店舗の定休日や営業時間につきましては、店舗にご確認ください。
ナイル レストラン
- 電話番号
- 050-5486-6936
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- 月・水~土
11:30~21:30
日・祝日
11:30~20:30
- 定休日
- 火曜日
第1水曜日、第3水曜日
夏季休業・年末年始休み
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【4】デリー <上野、銀座、六本木>
1956年に上野に誕生したカレー料理店『デリー』。東京を代表する老舗カレーの名店だ。商社マンだった創業者が、インド駐在中に知った本場のカレーのおいしさを日本に伝えようと、研究を重ねてインドの味を再現し、『デリー』を開業。その唯一無二の味を求めて、創業当時は、VIPや芸能人、文化人も多数列を成したという。
『デリー』のカレーは、本場インドの味を追求しながらも、和のテイストを加えた“ご飯に合う”カレーだ。オンラインショップのコンセプトは、「レストランの味をご家庭で」。具材はなく、カレーソースのみを低温調理することで、香りを損なわず、レストランに近い味わいを楽しむことができる。紹介するのは、同店を代表する創業以来の伝統カレー「カシミールカレー」だ。
黒くシャバシャバのビジュアルがインパクト大の「カシミールカレー」(写真上)は、『デリー』が発祥。より辛いカレーを求める常連客の声に応えるため、辛いだけじゃない、味わいを深めたカレーを作ろうと工夫を重ね、今の形となった。
具材は家庭で用意するスタイル。オンラインショップでは、基本のレシピやアレンジメニューが紹介されている。基本のチキンとジャガイモを使って、調理してみよう。
滑らかな黒いソースは、絶妙に配合されたスパイスの香り高さにうっとり。サラリとしたソースは、ご飯一粒ずつにまとわりつくようで、コクのある辛さがご飯によく合う。スパイスの香りと辛さに誘われ、やみつきになるおいしさだ。
辛さが苦手な人には、1人前に1.5個の玉ねぎが使われ、限界まで炒めることで甘みとうまみを引き出したという「コルマカレー」(写真上・左)がおすすめ。このほか、レストランでも使用されている秘伝の味、すでに具材も入っている「ドライカレーペースト」(同・右)など、家庭でも気軽に本格インド料理が楽しめる商品がそろっている。
■お取り寄せ商品名
カシミールカレー 350g(2人前) 710円(税込み、送料別)
コルマカレー 350g(2人前) 830円(税込み、送料別)
ドライカレーペースト 140g 610円(税込み、送料別)
■オンラインショップ
https://shop.delhi.co.jp/
※店舗の定休日や営業時間につきましては、店舗にご確認ください。
デリー 銀座店
- 電話番号
- 03-3571-7895
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【5】ムンバイ <九段、丸の内、四谷、銀座など>
北インドのカレーをベースにインド人シェフが作る本場の味が人気のインド料理店『ムンバイ』。インド大使館スタッフもお墨付きの本格的な味わいは、創業以来、たちまち人気を呼び、現在、都内を中心に17店舗展開している。
『ムンバイ』のカレーは、シェフが手間暇かけ、素材の持つ水分量や香りも計算しながら、季節ごとにスパイスを調合。辛味や酸味、うまみのバランスを考え、絶妙なハーモニーを奏でるインドスパイスの繊細な風味が、多くの人の心を掴んでいる。
お取り寄せの「クールムンバイ」は、常連客の希望でスタート。できたてのおいしさにこだわる同店らしく、カレーは、オーダーを受けてから手作りし、冷凍パックにして届けられる。紹介するお取り寄せは、カレー2種とナン、インド菓子2種がセットされた「お試しセット」だ。
「チキンキーマ」(写真上・左)は、食欲をそそるスパイシーな香りと、タマネギとトマトの甘み、鶏挽き肉のうまみのバランスがとれたマイルドな辛みのカレー。ご飯の上に、カレーと共にチーズや卵をのせて、オーブントースターで焼きカレーにするなど、アレンジしても楽しめる。
「ほうれん草とマッシュルーム」(同・右)は、クリーミーなほうれん草の味わいにスパイシーなガラムマサラの香りが絡む。別添えでガラムマサラのスパイスが付いてくる。
どちらのカレーも、北インドらしいコクを感じさせながらも、素材のうまさをしっかり感じさせてくれる一品の料理のようなカレーだ。
特筆したいのは、ナンのおいしさ。小麦粉からこだわり、タンドール窯で香ばしく焼いたナンは、内側はモチッと外側はカリッと仕上がり、ナンピザなどにアレンジしてもおいしくいただける。
インド出身の菓子職人が作る伝統のインド菓子もセットに含まれる。保存料や着色料不使用にこだわる『ムンバイ』らしく自然な甘みのスイーツは、刺激的なカレーを食べた後に、ホッと心和むデザートだ。
■お取り寄せ商品名
【お試しセット】カレー2種&ナン&インド菓子2種 ¥3,800(税込み、送料別)
■オンラインショップ
https://coolmumbai.stores.jp/
※店舗の定休日や営業時間につきましては、店舗にご確認ください。
ムンバイ 銀座店
- 電話番号
- 03-5159-4455
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
5つの名店のカレーを取り寄せし、食べ比べたが、いうまでもなく、いずれの店のカレーも一つとして同じ香り、味のカレーはない。ひと口にスパイスの効いた本格カレーと言っても、スパイスの香り方、甘味や辛味、酸味のバランスなどいずれも店ごとにまったく個性が異なり、カレーの奥深さを実感。
ぜひ、各レストランの創意工夫あふれるカレーのお取り寄せで、こもりがちな時期の食卓をカラフルに彩ってほしい。