中華の名店の「担担麺」&「火鍋」をおうちで味わう「お取り寄せ」まとめ
多種多様な香辛料を合わせた“旨辛中華”。刺激的な香りと辛さに食欲がそそられ、やみつきになるおいしさに満ち溢れている。それが、レストランの本格的な味であれば、もう何度でも食べたくなる。
時短営業が続くいまのご時世、なかなかレストランに足を運べていない人でも、お取り寄せなら気軽に楽しめるはず。そこで本稿では、中華料理の名店の味をお取り寄せできる「旨辛中華」を厳選。なかでもステイホームのひと時を刺激的に彩る「担担麺」と「火鍋」を集めた。辛さの奥に潜むうまみに魅せられること間違いなしだ。
【1】『中國菜 老四川 飄香』(ラオシセン ピャオシャン) <麻布十番>
麻布十番に本店を構える四川料理レストラン『中國菜・老四川 飄香(ラオシセン ピャオシャン)』。「よだれ鶏」を初めて日本に広めたという井桁(イゲタ)良樹オーナーシェフは、四川省・成都にある老舗『松雲澤(ソンユンゼア)』に弟子入りを許された、まさに“四川料理の伝道師”だ。
同店では、本場でも伝承者が少ないという「伝統的な四川料理(老四川)」に現代的なエッセンスをプラス。辛いだけじゃない四川料理の奥深い世界を伝えている。
お取り寄せは、レストランでも大人気の「正宗担担麺(成都タンタン麺)」(写真上、2人前)。“正宗”とは正統という意味で、本場四川にならい、“汁なし”のスタイルだ。レストランと同じように味や香りを楽しんでもらおうと冷凍パックで届けられる。
調理はパックを温めるだけだが、タレと肉味噌は別々にパックされており、それぞれの異なる香りや味わいが混ざらないような工夫がされている。
タレは封を開けると、フワッと複雑で奥行きのある香りが漂ってくる。本場にしかない味と香りにこだわり、四川省で買い付けてきた10種類以上のスパイスをブレンドしたラー油を使ったタレは、その香りの高さに圧倒される。
肉味噌は、パックを温めるだけとは思えないほど、カリカリと香ばしく、粗く砕いたピーナッツや松の実のトッピングもたっぷりで食欲をそそる。
タレと肉味噌、ナッツに麺を思いっきり絡ませると、さらに香りが強く立ち上がってくる。甘辛く濃厚な味わいの肉味噌やゴマのコク、うまみの向こうから、ピリリとした唐辛子と山椒のシビレが湧いてくる。うまみと辛みのパンチに箸が止まらなくなるおいしさだ。
卵白を含んだというオリジナル麺も、コシがあり、モチッとした食感がお店で食べる麺を彷彿とさせる。
■お取り寄せ商品名
【汁なし】正宗担担麺(成都タンタン麺)2食入り 2,592円(税込み、送料別)
■オンラインショップ
http://www.piao-xiang.jp/
※店舗の定休日や営業時間につきましては、店舗にご確認ください。
中國菜 老四川 飄香 麻布十番本店
- 電話番号
- 050-5487-7777
- 営業時間
- ランチ:11:30~15:00(L.O.14:00)、ディナー:18:00~23:00(L.O.21:30)
- 定休日
- 毎週月曜日 第1火曜日 第3火曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【2】『Wakiya 一笑美茶樓』(ワキヤ イチエミチャロウ) <赤坂>
TVや雑誌など多数のメディアに出演し、日本の中国料理界屈指の名料理人、脇屋友詞シェフ。フランス料理のように一つの皿に美しく盛り付けた中国料理、ヌーベルシノワの先駆者としても知られる。その料理は、美しいだけではなく、上海料理の伝統をベースに、旬の素材をふんだんに使った洗練された味わいで、多くの人を魅了している。
そんな名シェフの味を堪能できる料理をお取り寄せできるのが、『Wakiyaオンラインストア』だ。その中から人気ナンバーワン「担々麺食べくらべセット」を紹介しよう。
担々麺は、レストランでも大人気メニュー。お取り寄せでは、「白胡麻担々麺」と「豆乳担々麺」、「辣香担々麺」の3種類を食べ比べられるという、なんとも贅沢な内容。
セットされているのはスープと麺。どちらもレストランの味そのままを閉じ込めた冷凍パックで届けられる。スープには、味付けされた挽き肉も含まれているため、麺を茹で、温めたスープをかけるだけですぐにいただける。
「白胡麻担々麺」(写真上)は、江戸時代から続くゴマ油の老舗メーカー『竹本油脂』の練りゴマとゴマ油をたっぷり使い、ゴマの芳醇な香りとコクのあるクリーミーな味わいを楽しむメニュー。3種類の中では、いちばん辛味がマイルドで、辛いものが苦手な人にもオススメだ。
ひと口食べれば、細麺に絡まった濃厚なゴマの香りと味わいが口いっぱいに広がる。このゴマの品の良いまろやかな香りと味わいに名店のこだわりを感じる。
豆乳クリームを使い、まろやかな味わいの中にピリッとした辛味を効かせた「豆乳担々麺」(写真上)。味のアクセントになっているのが、中国伝統の漬物と発酵唐辛子を合わせた奥深いうまみを持つ肉味噌。マイルドで口当たりの良いスープの中から、ピリッと顔を出すスパイシーさとのバランスが絶妙で、担々麺好きにはぜひ味わってほしい。
スープを器に注ぐと、唐辛子と花椒(ホアジャオ)の刺激的な香りが鼻腔をくすぐる「辣香担々麺」(写真上)。何度も試作を重ねて生まれたという鶏と豚をベースにしたうまみたっぷりのスープに、自家製の香り高いラー油と花椒で辛みを効かせている。
赤い色合いが辛そうに見えるが、辛みをガツンと効かせているわけではないため、食べ進めるとスープのうまみが際立ち、どんどん食べ進めたくなる。
いずれの麺もポーションが小さいため、食事のシメや、夜食など様々なシーンで楽しめそう。また、残ったスープにご飯を入れて、雑炊にするのも、家庭ならではの楽しみ方。お取り寄せならではの自由なスタイルで楽しみたい。
■お取り寄せ商品名
担々麺食べくらべセット(6食入り) 4,212円(税込み、送料別)
■オンラインショップ
https://www.wakiya-onlineshop.co.jp/
※店舗の定休日や営業時間につきましては、店舗にご確認ください。
Wakiya 一笑美茶樓
- 電話番号
- 050-5484-1626
(ご予約の際ぐるなびを見たというとスムーズです。 )
- 営業時間
- 11:30~15:00
(L.O.14:00)
17:00~21:00
(L.O.20:00)
- 定休日
- 年中無休
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
【3】『ファイヤーホール4000』 <五反田>
最後に紹介する旨辛中華メニューは、寒い冬にぴったりの『ファイヤーホール4000』の火鍋だ。
『ファイヤーホール4000』は、四川料理のカリスマ、菰田欣也(こもだきんや)シェフが2017年にオープンした火鍋専門店。菰田シェフは、“中華の鉄人”陳建一氏の右腕として長年活躍し、いまや各種メディアに引っ張りだこの人気シェフ。その菰田シェフが、本場中国の火鍋を日本人が楽しめる鍋にしようと作ったのがこちらの火鍋。ゴクゴクと飲みたくなるようなスープが絶品と評判だ。
オンラインショップで購入できるのは、フカヒレや和牛サーロインがセットされた「スペシャル火鍋セット」など5種類ほど用意されている。本記事では、一番スタンダートな「特製火鍋スープ2種」(写真下)をご紹介。
こちらは「旨辛麻辣スープ」と「美肌薬膳スープ」の2種類のスープと、群馬県産のブランド豚「くちどけ加藤ポーク」、「フワフワ肉団子」、新鮮野菜。とくに具材を買い足さなくてもこれだけで火鍋が楽しめる内容だ。
何と言っても、秘伝のスープが絶品。「旨辛麻辣スープ」は、数種類の唐辛子や花椒がブレンドされ、刺激的な辛さの奥にコクのあるうまみが潜んでいる。もう一つの「美肌薬膳スープ」は、数種類の生薬を配合しつつも、漢方特有の味わいを和らげ、滋味深い味わい。
スープには別添えで、唐辛子や干しナツメ、クコの実といった薬味も添えられているので、家庭でも本格的な火鍋ならではの豊かな香りが楽しめる。
まずは、スープに野菜や「フワフワ肉団子」といった具材を入れて、ひと煮立ち。野菜は、石川県能登にある「高農園」の赤土で栽培された“赤土野菜”。彩り豊かな野菜が鍋を華やかにしてくれる。
煮たってきたら、「くちどけ加藤ポーク」をしゃぶしゃぶしていただく。生産者が餌にまでこだわって育てた豚肉は、とろけるようにやわらかく、脂身まで甘い。
「フワフワ肉団子」は、レストランでも人気の具材。フンワリした食べ心地の肉団子は、刻んだクワイの食感や、香り高いクミンがアクセントになっている。
具材のうまみが溶け出したスープは絶品のおいしさ。〆の麺などを用意して最後までおいしく食べられる逸品である。
■お取り寄せ商品名
特製火鍋(2人前)スープ2種(加藤ポーク豚肉、フワフワ肉団子、新鮮野菜、きのこ付き) 5,000円(税込み、送料別)
■オンラインショップ
https://omakase.in/ja/r/st959596
※店舗の定休日や営業時間につきましては、店舗にご確認ください。
ファイヤーホール4000
- 電話番号
- 050-5486-7800
(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
- 営業時間
- ランチ 11:30~14:30
(L.O.14:00、ドリンクL.O.14:00)
火~日
ディナー 17:00~22:00
(L.O.21:30、ドリンクL.O.21:30)
お席は全て2時間制、30分前に飲食共にラストオーダーです。但し、店舗の最終ラストオーダーは21:30、閉店時間は22:00ですので、20:00以降のご予約のお客様はご注意ください。
- 定休日
- 月曜日
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
ひとくちに“旨辛中華”と言っても、香りや辛さは多彩。また、うまみと辛さ、甘み、酸味、塩味などのバランスも3者3様の個性がある。名店ならではの、トリコになるようなおいしさにお腹も心も満足すること請け合い。
いつもの食卓に、ピリッとしたアクセントを添える“旨辛中華”を楽しんでみてはいかがだろうか。