年間2億本の大人気シリーズ「Q・B・Bベビーチーズ」に、居酒屋テイストの3種が新登場!
四角い包みが縦に4つ入った細長の「ベビーチーズ」は、今や誰もが知る存在。
自宅の冷蔵庫に常備している人も多いのでは。パクッと食べられる一口サイズは手頃で、子どものおやつやカルシウム補給に、大人の宅飲みおつまみにと幅広く親しまれています。
その歴史は古く、誕生は1972年。
プレーンやアーモンド入り、カマンベール入りをはじめ、期間限定やプレミアムシリーズなど多彩なラインナップで人気を博し、年間2億本以上売れているというからスゴい。
2021年春、ベビーチーズに「おうちDE居酒屋」シリーズが新登場!
その名の通り、お酒のおともにぴったりの味が揃いぶみ。まろやかでなめらかな口どけの「燻製カマンベール味」、ガツンとガーリックが香る「焦がしにんにく&ねぎ油風味」、スモークベーコンとペッパーがアクセント「カルボナーラ味」の3種類。まさに在宅ワークとともに増えた宅飲みの強い味方です!
今回は、それら新ベビーチーズをさらに超簡単アレンジ。フレンチ、イタリアン、中国料理の人気シェフが、今日から使えるレシピを紹介します!!
ホームパーティーにも!「燻製カマンベール味」の風味を生かした相原シェフの超時短レシピ2品
トップバッターは、「Simplicité (サンプリシテ)」オーナーシェフの相原薫さん。爽やかな笑顔の奥に、食材への真摯な姿勢と熱い想いが垣間見え、期待に満ちたゲストが毎夜訪れるのがわかります。
「燻製カマンベール味」を食べた感想を聞くと「燻製感が強すぎず、クリーミーでやさしい味。そのままで十分おいしいので、アレンジレシピはシンプルにしました。お酒のおともにはもちろん、小腹が空いたときにもおすすめ。ホームパーティーにもいいのでは」とのこと。では早速、レシピの紹介です!
【レシピ①】ホクホクじゃがいもと燻製味ベビーチーズ
バターでじっくり焼いたじゃがいもは、カリッとほっくり。そこに濃厚なチーズが加わって、ビール、白ワイン、ハイボールにも合いそうな……。想像はふくらむばかりです。
「じゃがいも、バター、チーズは鉄板の組み合わせ。じゃがいもは燻製の香りにも合うので、『燻製カマンベール味』と相性抜群。ローズマリーの香りをプラスして、風味を引き立てます。じゃがいもは冷凍のフライドポテトでもいいし、ハーブをタイムに、赤パプリカをミニトマトにしても」とさらなるアレンジも語ってくれる相原シェフ。
チーズと生ハムに塩気があるので、味つけは極力少なめ。でも味はしっかり。ブラックペッパーとケイパーがアクセントになっています。
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【レシピ②】おうちでおいしい燻製味チーズサンド
2品目は火を使わず、切って挟むだけ! 超超簡単なサンドイッチですね。
「ベビーチーズの燻製感を味わってほしくて、あえて調味料を使わず、食材を組み合わせました。チーズと相性のよいマッシュルーム、クリーミーな味に合うスモークサーモン、みずみずしいトマトときゅうり、それをバター感の強いクロワッサンに挟みます。チーズで味がまとまるのでドレッシングやマヨネーズは必要なし」。
簡単なのにおしゃれで、いろいろな食感が楽しい一品。パンをバゲットやクラッカーにすればおつまみ感がアップ。具はツナやドライトマト、ハム、玉ねぎもいいそうです。
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お酒との相性抜群!「焦がしにんにく&ねぎ油風味」を吉田シェフが本格中国料理に簡単アレンジ
二番手は「吉田風中国家庭料理 ジーテン」オーナーシェフの吉田勝彦さん。化学調味料を極力使わず、素材本来の味を余すところなく引き出していくシェフの料理は、体にやさしいと長年愛されています。丁寧に穏やかに食材を扱う姿が印象的。ご自宅ではベビーチーズを楽しまれているそう。
「ブラックペッパー入りが好きですね。ビリッと刺激があって、食材の特徴を捉えています。『焦がしにんにく&ねぎ油風味』もネーミング通り、ガツンとにんにくの香りがきて、ねぎ油の風味もしっかり。ねぎ油は作るのに手間がかかるので、この味が手軽に味わえるのはすばらしい」と吉田シェフ。この味をいかし、あえてにんにくやねぎ油を使わずに考案したという中国レシピ2品です!
【レシピ③】焦がしにんにく&ねぎ油風味ベビーチーズ入り揚げ餃子
中国でもポピュラーな揚げ餃子をベビーチーズでアレンジ。豚バラを合わせたガッツリ系おつまみです。
ビール必須!
「火を入れても溶けずに形が残るベビーチーズの特徴をいかし、皮を折って包むのではなく2枚をくっつけて、1/2にカットしたチーズがそのまま入る円盤型にしました。ベビーチーズのガーリックが香り、ねぎ油でコクも出るので味つけは必要なし。豆板醤の辛味だけ添えて、お酒に合う一品に」と吉田シェフ。
たしかに盛り付けたときの切り口がきれいで、香菜もアクセントになっています。豚バラをえびにしてもよいそう。
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【レシピ④】焦がしにんにく塩ラーメン ねぎ油風味
ふたつ目は、〆にもなる一品。塩ラーメンとはさすが、呑み手のハートを掴みますね。
「にんにくとねぎ油の味がいちばん引き立ちます。いつもなら最初ににんにくを炒める工程が入りますが、チーズのガーリック風味があるので、そこはカット。調理時間が短縮できます。チーズは最後にトッピングして絡めながら食べてください」。
やさしいチキンスープとコシのある麺、シャキシャキの具、そこに「焦がしにんにく&ねぎ油風味」が重なって、口の中で味が完成します。チーズが麺にまったりと絡んで、うまみは最高潮! お腹が空いているときは、塩ラーメンとビールで決まり! いや、焼酎や紹興酒も合いそう!
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忙しいあなた向け!小倉シェフの超簡単「カルボナーラ味」アレンジレシピ2品
トリを飾るのは「REGALO(レガーロ)」オーナーシェフの小倉知巳さん。気さくな人柄と、チャキチャキッと手早く仕上げていく姿が印象的。家でベビーチーズを食べる機会も多いとか。
「家族が好きで、冷蔵庫にいろいろありますね。アーモンド入りやトリュフ入りが好みかな。『カルボナーラ味』はコクがあって、ベーコンとブラックペッパーの風味があとからくる感じ。今回はこのしっかりした味わいをいかしたレシピにしました」と小倉シェフ。どんなイタリアンアレンジが加わるのでしょうか。楽しみです!
【レシピ⑤】ピエモンテ風玉ねぎグラタン
小ぢんまりしたかわいい姿を見せるのは、まん丸の玉ねぎ。
皮付きのままオーブンでじっくり焼かれたあと、チーズをトッピングしてトースターで焼き上げます。
オーブンの焼成時間はかかりますが、ほったらかしなので手間は少なく、在宅ワーク向きだそう。
「イタリア北西部ピエモンテの郷土料理をアレンジしました。生クリームを使わず、チーズのコクでグラタン風に。トースターで焼く前に玉ねぎの中にハサミで切り込みを入れておくと食べやすいですよ。このレシピ、トリュフ入りベビーチーズでも結構いけます」と小倉シェフ。
おいしいエキスを逃さず焼き上げた玉ねぎは驚きの甘さ。そこにチーズの塩気と濃厚なうまみが加わって、食べごたえがあります。ほんのりブラックペッパーもきいて、あと引く味!
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【レシピ⑥】ローマ風カプレーゼ
イタリアンの定番料理も、小倉シェフの手にかかるとさらにおしゃれな一品に! 見た目に反し、パンチのきいた味がスパークリング系のお酒と合いそうですね。
「ローマ料理のカルボナーラをカプレーゼにアレンジしました。ベーコンとブラックペッパーをあえて加えることで、『カルボナーラ味』の味わいをよりくっきりとさせています。スライス玉ねぎで甘みと香味、シャキシャキ感をプラス。モッツアレラベビーチーズで作ってもおいしいですよ」。
ジューシーなトマト、カリカリのベーコン、クリーミーなチーズ、多彩な食感がおいしさをふくらませます。
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簡単アレンジでうまさ倍増! Q・B・Bベビーチーズ新味3種で、おいしく宅飲み!
シェフたちは「そのままでおいしいチーズだから、味をいかして手軽にできるものを」とみなさん話され、簡単ながらもアイディアいっぱいのメニューを考案してくださいました。チーズの味がしっかりしつつ、組み合わせの素材とも調和していて、さすがです。
在宅ワークなどで家にいる日が続くと「いつもと少し変化が欲しい」と思うもの。仕事終わりや休日のくつろぎタイムに簡単なアレンジメニューがあれば、たとえリモート飲み会でも会話が広がり、気持ちが和みます。
ぜひお酒のおともに「おうちDE居酒屋」シリーズを取り入れて、宅飲みを楽しんでください!
取材協力:「Simplicité(サンプリシテ)」オーナーシェフ 相原 薫
プロフィール紹介:1974年神奈川県生まれ。1994年より神奈川県葉山のレストランで働き始める。2000年よりフランスやスイスで研鑽を重ね、ジュネーブの二つ星レストラン『ドメーヌ・ド・シャトーヴュー』では魚料理を担当するポワソニエを務めた。2003年に帰国。『銀座レカン』、広尾『レヴェランス』、荻窪『ヴァリノール』などでシェフとして活躍し、2017年12月に「Simplicité(サンプリシテ)」を独立開業し、現在に至る。
取材協力:『吉田風中国家庭料理 ジーテン』オーナーシェフ 吉田勝彦
プロフィール紹介:1964年岩手県生まれ。高校卒業後、調理師学校の研修中に中国料理の賄いで夏バテが治った経験から、薬膳の勉強を始め中国料理の道へ。卒業後、埼玉県新座市の『四川飯店』へ入社し、その後23歳で代官山『Linka』へ。25歳で料理長になり6年間勤めた後、香港に渡り野菜中心の家庭料理を学ぶ。代々木上原『正宇治』の料理長を3年勤めた後、1999年代々木上原『吉田風中国家庭料理 ジーテン』をオーナーシェフとしてオープンし現在に至る。
取材協力:「REGALO(レガーロ)」オーナーシェフ 小倉知巳
プロフィール紹介:1977年東京都生まれ。大学時代に調理師免許を取得。卒業後は新橋のイタリアンレストランに1年勤務した後、渡伊。ミラノ近郊、アルプスの麓に位置するベルガモで3カ月のスタージュ(研修)を終え帰国後、神楽坂『DIRITTO(ディリット)』の坂内正宏シェフに師事し修行を重ね、32歳で独立。2008年、富ヶ谷の住宅街に『REGALO dal DIRITTO』をオープンし2014年4月に参宮橋に移転、現在に至る。
文:須永久美
撮影:株式会社バックス