若手料理人の登竜門、コロナ禍での中止を経ていよいよリスタート!
日本最大級の若手料理人コンペティション「RED U-35 2021 Online」が2021年6月8日に開幕した。2020年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により中止となったが、困難な状況下だからこそ「新たな料理人の可能性」を信じ今年は開催を決断。「CHANGE THE WORLD ~若手料理人の情熱と行動力で食の未来を考え、料理界から世界を変える。~」を掲げ、国内外から参加可能となる初のオンライン大会として再始動した。
「RED U-35」 (RYORININ's EMERGING DREAM U-35)とは、夢と野望を抱く、新しい世代の、新しい価値観の料理人(クリエイター)を見いだし、世の中に後押ししていくため、これまでの料理コンテストとはまったく異なる視点で、日本の食業界の総力を挙げて開催している。
対象となるのは新時代を切り開く“食のクリエイター”を目指す36歳以下の料理人たち。(※例年は35歳以下が対象だが、前回中止に伴う特別措置のため2021年度は36歳以下まで対象を広げている)
料理技術のみならず、料理人としての夢や想い、アイデア、センス、将来の展望なども含めさまざまな角度から審査される。1次審査通過で「ブロンズエッグ」、2次審査通過で「シルバーエッグ」、3次審査通過で「ゴールドエッグ」を選出。このファイナリストの中から、最終審査を経てグランプリ「レッドエッグ」が誕生する。
料理業界を代表する料理人や美食家が名を連ねる審査員団にも熱が入る!
RED U-35 ONLINE 開幕ムービーはコチラ
「今年の出場者は、コロナ禍の苦境の中でもがいてもがいて自分の力を試して、どん底まで落ちてその中でよしやろう! と思っている人なので、すごい人がいっぱい出てくるだろうと思います。だから審査員も本気で挑まないと」と語るのは、RED U-35の審査員団の審査員長である『京都吉兆』総料理長の德岡邦夫さん。
さらに「この苦境の中だからこそ、立ち上がって欲しい。自分が愛している人、たくさんの人のために立ち上がって欲しい。世界を変えましょうよ! 世界を変えたいと本気で信じている人、お待ちしております!」と続けて若手料理人たちに向けて熱いエールを贈った。
大会初のオンライン開催、見どころは新時代の料理人のあり方
開幕とともに発表された今年の大会応募テーマは「未来のための一皿」。
出場者たちが各々自由に受け止め、表現する。
応募テーマについてRED U-35 の総合プロデューサー小山薫堂さんは「今の料理人が未来のために何ができるのか? これまでの料理人はお客様に美味しいものを作ることが最大のミッションでしたが、これからはそれに加えて社会のため、人々の未来のために料理人が何を残せるか? どういう未来を示せるか? ということが課題になってくると思います」と語った。
世界的にもあらゆる価値観の変化が生まれ、料理人の存在価値や存在意義もまた問われている中で、どんな食のクリエイターが誕生するのだろうか?
いま料理人ができることを考え、活動を続けた2020年度
そんなRED U-35と歴代の受賞者たちがコロナ禍で取り組んできた活動を一部ご紹介しよう。
2020年のコロナ禍は感染症の問題にとどまらず、人々の意識にさまざまな変化をもたらし、サステナビリティへの意識も高まった。暮らしのさまざまな「当たり前」が変わろうとしている状況は、大きな変化のチャンスと捉え、通常のRED U-35のスピンオフ大会として「食のサステナブルAWARD」を開催。地域ならではの特性である“温泉資源”を活用したレストランや、地元の料理人同士共同で山を借り独自の地産地消に取り組む企画など、全国各地で情熱を持って活動をするチャレンジャーたちによる113もの企画が集まった。どの案も甲乙つけがたく、審査を通じて出場者や審査員間でのポジティブなディスカッションも生まれ、明るい未来を感じさせる大会となった。
食のサステナブルAWARDについてはコチラ
若きシェフがスペシャルなお弁当を子どもたちへお届け!
歴代のRED U-35コンペティションにおいて優秀な成績をおさめた若手料理人と歴代の審査員が集うコミュニティであり、食のクリエイティブ・ラボ 「CLUB RED」のメンバーたちも2020年度大会中止を受け、今だからこそ料理人ができることをオンライン上で集い話し合った。
そこから生まれた企画の1つが「CLUB RED スマイルプレゼント」。
CLUB REDの料理人たちが、学童保育に通う子どもたちへ「食事&食育」を無償提供するプロジェクト。コロナ禍に見舞われた今だからこそ、一流の料理人が手がける美味しくて栄養たっぷりのお弁当や食育の授業を通じて、子どもたちに「食の大切さ」を伝えたいという熱い想いから企画が立ち上がった。
神戸、大阪、東京で各地のCLUB REDシェフたちが立ち上がり、アレルゲンフリーのメニューや、子どもでも美味しく楽しく食べられる野菜を生かしたメニューなど、それぞれの想いを込めたお弁当を届け、オンラインを通じて食育の授業を行った。
CLUB RED スマイルプレゼントについてはコチラ
あなたの目利きが料理人の人生を変える!料理人推薦制度に参加しよう
RED U-35 2021 Onlineでは、若手料理人の参加を促す一般からの推薦を受け付けている。
行きつけのお店/近所のお店/お知り合いのお店などで「この料理人はスゴイ!」と思う36歳以下(※前回中止に伴う特別措置のため)の若手料理人がいたら、ぜひ推薦してほしい、と呼び掛けている。
名前がわからなくても、公式Webサイト上の「推薦エントリーフォーム」に地域や店名、お店のURLやSNSを入力するだけ。推薦を受けた料理人へ、事務局から応募に関する案内をメールやSNSのメッセージで届ける仕組みだ。
みんなで「食のクリエイター」を発掘し、新時代の料理業界を盛り上げていこう。
■RED U-35 2021 Online
本年度の推薦期間
~2021年6月21日
応募期間
2021年6月8日(火)14:00〜2021年7月6日(火)18:00(日本時間)
公式ホームページ
https://www.redu35.jp
ORGANIZERS (主催)
RED U-35 (RYORININ’s EMERGING DREAM U-35) 実行委員会
株式会社 ぐるなび
株式会社オレンジ・アンド・パートナーズ
CO-ORGANIZERS (共催)
株式会社ジェーシービー
PARTNERS
三井不動産株式会社
株式会社オセアグループ
SUPPORTERS
ヤマサ醤油株式会社