カリスマピッツァイオーロが生み出すふたつめのピッツェリアがオープン!
子どもから大人まで大人気のイタリアンメニューがナポリの名物料理“ピッツァ”。
そんなピッツァを作る職人の中でも、技術などにおいてそのクオリティを認められた“本場ナポリピッツァ職人協会認定職人”のピッツァイオーロは日本でも数えるほどしかいないのはご存じだろうか。

2021年6月7日にオープンした『LA STAZIONE DELLA PIZZA(ラ スタツィオーネ デッラ ピッツァ)』は、そんなピッツァイオーロ(ピザ職人)が作るピザ専門店。都立大学のピッツェリア『SOLO NOI sul nuju(ソロ ノイ スヌルジェ)』 の2店舗めとあって、早くも話題を呼んでいる。

場所は自由が丘駅から歩いて2分のところ。まさにピッツァを主役に楽しめそうな外観がひと際目を引く。

店内は黒を貴重にシックで落ち着きのある雰囲気だが、照明やディスプレイなど所々に覗かせる可愛さがすてきなアクセントになっている。

お店に入るとすぐ左手、カウンターの向こう側に鎮座するのはピザ窯。「ここはピッツアを楽しむ店!」と主張しているようで、思わず期待が高まる。
こちらでピッツアを焼き上げるのは、ピッツァイオーロの名取さん(写真下)。

名取さんにこちらで食事を楽しむなら? と聞くと「旬の食材をたっぷり入れ込んだ前菜にパスタ、締めにピッツアを食べるのがおすすめ」とのこと。
さっそく料理を紹介してもらった。
数え切れないほどの食材と旬の味わいをプレートいっぱいに盛り込んだ前菜は日替わりで
まずは「前菜の盛り合わせ」(写真下)から。

運ばれて来て驚くのはこの盛りのよさ! なんとこれで2人前だそう。品数をカウントすると、9種類もの料理が盛られている。
左から、「大麦のサラダ仕立て」「サルシッチャと人参のマリネ」「ソットオーリオ(塩味の炒め物)」「生ハムとモルタデッラハム」「ウイキョウのグリル」「マッシュルームのグリル」「マスカルポーネとグリッシーニ」「カプレーゼとカポナータ」。
メニュー名を書くとシンプルだが、たとえばサラダはオリーブやオレンジなど隠し味をきかせたり、生ハムはスライス仕立てのものを並べたり、カプレーゼには水牛モッツァレラを使用したり……、スタンダードなメニューもひと味工夫を重ねるなどして、盛り合わせているのだ。
もう前菜からお酒が進むこと請け合いだ。
食べても食べてもシーフードがざくざく! メインディッシュ級のパスタ
こちらは「魚介たっぷりのリングイネ 漁師風」(写真下)。

パスタが見えないほどにスカンピ、ムール貝、アサリや殻付きの大帆立などが盛りだくさん。そんな魚介類が盛り付けられた豪快なパスタはまさに“漁師風”。
見た目の豪華さに目を奪われがちだが、しっかり魚介のうまみを入れ込み、じっくりと白ワインで煮込んだというトマトソースは驚くほどうまみが深く、いくら食べても飽きない。
ちなみにピッツァを楽しむために、前菜は野菜系、パスタはシーフード系がおすすめだそう。
高温の窯で焼く本格ナポリピッツァはコルニチョーネ(耳)まで絶品!
さて、〆には絶対に『ラ スタツィオーネ デッラ ピッツァ』のシグネチャーアイテム、ピッツァ「ドン・ペッペ」(写真下)をいただこう。

生地はイタリア『カプート社』のピザ専用の粉を、あえてブレンドしないで使っている。打ち粉はセモリナ粉で。これらを使うことで焼き上がりがパリッとするそうだ。

一般的なピッツァなら約1分半で焼き上がるが、星型のコルニチョーネが特徴的な、こちらの「ドン・ペッペ」はもう少し長めの約2分。高温の窯の中央あたりに置き、一度回転させ、全面をしっかりと焼き上げる。

中央部は水牛モッツァレラのマルゲリータ、コルニチョーネ(耳の部分)は辛いサラミとリコッタチーズを包み込んでいる。スタンダードなピッツァと包み焼きピッツァの味わいを一枚で楽しめるように星型に仕上げているのだ。

カットしたピッツァをかじると、フレッシュなバジルと芳醇なマルゲリータの味が口いっぱいに満たされると同時に、生地の「味」に驚かされる。
こんなにピッツァ生地の「味」を意識できたことがあっただろうか?
一方、コルニチョーネ(耳の部分)はもっちりとした噛みごたえの中から覗かせる、サラミのスパイシーさと、熱が通ってクリーミーになったチーズの組み合わせが絶妙! 交代で味わっていると1枚があっという間に食べ終わってしまう。
お好みのスタイルでこだわりのピッツァを心ゆくまで味わって!
旬の食材を贅沢に使った前菜から、沿岸部ナポリを思わせるメインディッシュ級のパスタ、そしてこだわりのピッツァやイタリア産のビールやワインも楽しめる『ラ スタツィオーネ デッラ ピッツァ』。

ランチタイムからディナー、そしてテイクアウトまで、お好みのシーンで本物のピッツァイオーロが焼き上げるピッツアを楽しんではいかがだろうか。
※お酒の提供については現在、国や自治体の要請に準じています。
【メニュー】
前菜盛り合わせ 1,950円
魚介たっぷりのリングイネ 漁師風 2,800円
ドン・ペッペ 2,530円
ランチメニュー 1,200円~
※本記事に記載された情報は、取材日時点のものです。価格は税込みです。
LA STAZIONE DELLA PIZZA
- 電話番号
- 03-6809-7225
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。